東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介
by cafegent
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日々是日記/日本各地を巡る酒旅本が遂に完成!

リオオリンピックも残すところ数日となったネ。昼間は高校野球、深夜はオリンピックとテレビに向かっている時間が長くなっている。馴染みの酒場も盆休みが明け始めているので、夕暮れからは街へ繰り出しすようになった。

暦では立秋を過ぎているが、東京は毎日暑い日が続いているのだナ。
昨日の午後も突然の豪雨に行く手を阻まれて、商店街の軒下で雨宿りをすることになった。
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酒場まで目と鼻の先なのだが、傘など役に立たないほどの強い雨に足が止まってしまったヨ。だが、5分ほど経った頃にはスーッと雨も上がって雲間が途切れたのだナ。

午後3時、酒場の先輩たちが集う時間帯に合わせて、武蔵小山『牛太郎』の暖簾を潜った。
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店主をグルリと囲むコの字のカウンターには古参のご常連さんが皆それぞれの定位置の席にて酒を愉しんでいる。そう、この日は来週発売になる僕の新しい本のご挨拶に伺った次第でアル。

瓶ビールの大瓶を頂き、先ずは乾いた喉を潤すのだナ。クゥーッ、旨い!一気に飲んだら、こめかみがズキンと痛くなった。おぉ、この痛みも快感なのだナ。雨が上がったら、少し涼しい風が吹いてきた。冷房の無い「牛太郎」の店内では、団扇や扇子が必須アイテムだが、雨上がりの風が暖簾の隙間から流れ込み、皆の団扇を扇ぐ手が止まったのだネ。

ビールを飲み終えた頃に、店を手伝う高橋さんから日本酒を戴いた。店のご常連さんが熊本に帰省した際に土産に持参した地酒とのことだった。安酒だから銘柄なんてイイよ、と云いながら高橋さんに手渡していた酒だったが、一人で呑むより、みんなで呑もうよ、と僕らにも振舞ってくれたのだナ。
お二人に感謝しながら、旨い酒を堪能した。
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あぁ、ハイサワー・ハイッピーも旨いナァ!地元で飲む地元の酒のなんと美味いことか。

さて、そんな訳で、ちょいと宣伝を!

僕の新しい本が、来週23日頃から書店に並び始めるのだヨ。前回の本は日本各地の漁港を巡り、地魚を食べ歩いた旅行記だったが、今回は日本各地の酒場をハシゴして歩いた酒場探訪記でアル。
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足かけ3年を費やして北海道から沖縄まで全国32都市の酒場を巡り、お店の方々やお客さんたちとの一期一会を綴った酒場探訪は、皆さんに『旅呑み』の醍醐味を味わって戴けるものと思っております。
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今回は挿絵も多く、すべてを自分で手描きしました。
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店主やお客さんたちとの出会いを描いたので、こちらも楽しんでみてくださいナ。
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日本の街角酒場で呑み語らう―いい酒と人情ふれあい―
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今回は前回よりも100ページも多く、とても読み応えのある内容で、毎晩ナイトキャップを飲みながら「旅呑み」を愉しむも良し、出張や旅行の列車の中で、その街の章を読んでも楽しいひと時を味わえることでしょう。

今回、新作の発売を記念して、僕の地元武蔵小山にてささやかなお披露目会を催すことになりました。ムサコを代表する老舗居酒屋『牛太郎』の場所をお借りして、新作本の販売会を致します。

今度の本は1冊1,728円(本体価格1,600円)ですが、この日に限り税抜きの1,600円にてご提供いたしますので、この機会に是非!

この日はムサコの酒場『長平』と『豚星』のお料理と地元・博水社のハイサワー及びハイサワー・ハイッピーをご用意いたします。

グラスを片手に本を手に取って頂けたら幸いです。また、夕方からは地元の祭りの神輿がムサコの街を威勢良く回ります。ムサコは日曜日も開いている酒場も多数あるので、お披露目会の後にハシゴ酒を楽しんでくださいナ。
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      日時:2016年9月4日(日)14時〜17時
    
      場所:武蔵小山『牛太郎』 品川区小山4-3-13

※当日は、立ち飲み形式になりますので、軽装にてお越し下さい。
尚、準備の関係からご参加頂ける方は、お手数ですが、ご一報頂けると有り難く存じます。

小西メール cafegent524@gmail.com
または、Facebook Line 及び Twitter までお願いします。

では、皆さん、お会いできることを楽しみにしております!CHAO!
# by cafegent | 2016-08-19 12:21 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)

日々是日記/三角州の中、萩の夜をハシゴ酒

梅雨が明ける少し前、暦が大暑を迎えた時季、新幹線で新山口まで旅に出た。缶ビールと缶酎ハイを買い込み、朝8時30分発ののぞみを東京駅で待つ。平日は自由席でも十分座れるし、快適な「居酒屋新幹線」のスタートだ。

旅に出掛ける時は、全国各地の駅弁を買い求めるが、今回は東京の味で愉しもう。東京駅改札内のグランスタに在るすき焼きの名店『浅草今半』は、エキナカなのに店内の厨房で出来立てホヤホヤのお弁当を提供してくれるのが嬉しい。
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創業明治28年の老舗のお弁当は、甘辛く煮た牛肉が温かいご飯に染みて実に美味い。
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焼き豆腐と紅生姜、そしてグリーンピースもなんだか懐かしい。

読みかけの文庫本を数冊カバンに入れてきたので、4時間ちょっとの列車も苦にならない。缶酎ハイで少し酔いが廻ったのか、うたた寝をしているうちに新山口に到着した。
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皆さんは旅支度に何を持って行くのかな。今ならスマートフォンが有れば、音楽もゲームも小説だって読めるから、何も要らないかもしれないネ。

この日は真夏の陽気で、駅前で東萩行きのバスが到着するまで散策したら汗をかいた。さぁ、バスが来た。
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乗客は僕一人だった。連絡バスで約1時間40分で東萩駅だ。

中国自動車道を進み、バスは山間の農地を走り抜ける。
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途中、雄大に空を泳ぐ季節外れの鯉のぼりを見かけた。こんな長閑な風景は、東京よりも映えるのだナ。

三角州の中で栄えた萩の街は、萩駅よりも東萩駅が中心部と言える。
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しかし、風情で言えば萩駅の方が魅力的だ。今は無人駅なのだが、駅舎がそのまま鉄道博物館になっており、是非立ち寄って欲しいナァ。

東萩駅の隣りに在る萩ロイヤルインテリジェントホテルにチェックインして、酒場巡りの前に荷物を降ろした。このホテルは、フロント脇にパソコンが三台設置してあり、無料で使う事が出来るのだネ。これで萩の地図を確認し、歩く道をチェックした。

午後5時半、東萩駅前から松本川を渡り東萩中学校を曲がり、「高札場跡」へ。
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高札場とは、江戸時代に幕府からの御触れを記した「高札」を提示する処で、全国の宿場町などに設けられたのだ。

悪事を働いた者を磔(はりつけ)や処刑し庶民に見せしめる晒場(さらしば)も設けられ、発掘調査により見つかり、復元されたそうだ。ちょっと、怖い気もするネ。

高札場跡の脇を抜けるとアーケード街「ジョイフルたまち」に出る。
このアーケード周辺が、所謂(いわゆる)繁華街なのだ。繁華街と云っても新宿歌舞伎町や札幌のススキノを想像してはいけない。お寺が多いエリアの中にポツンポツンと飲み屋街が在るのだナ。
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スナックや寿司屋、居酒屋が軒を連ねる下五間町を歩き、おそらく大衆酒場であろう『紫』を見つけた。
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窓も無く中が見えず、ただ白壁に「紫」の灯りが出ているだけなので、入るのを躊躇しそうな雰囲気が滲み出ているのだ。だが、永年の酒場嗅覚には自信がある。

エイッとドアを開けてみると、笑顔が素敵な女将さんが迎えてくれた。初めての店で中が見えないと皆さんもきっと躊躇うよネ。でも、勇気を出して入ってみるとパラダイスだったりするのだナ。

此処は大衆酒場だが、店内の雰囲気は完全にスナックでアル。
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店主の平野律子さんが45年程前に開いた酒場で、高度成長と共に店は流行り15年前までは若い女性を雇っていたそうだ。

先ずは生ビールを戴いた。長旅の疲れを癒すのは、矢張りビールかナ。皆もそう思わないかい。

「萩に来たら、これを食べてごらん」と出してくれたのは「ごぼう巻」だった。
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蒲鉾の主原料であるエソの使わない皮の部分を甘いタレに漬け込んで、牛蒡に巻いて焼き上げたもの。元々は捨てられるエソの皮の再利用から生まれた食べ物で、今では立派な萩の名物になったと伺った。これ、ビールのアテに最高だ。牛蒡の歯ごたえと香ばしい皮の甘味に酒がススむススむ。

東京から呑みに来たと伝えると、「ウチはヨソから来ても値段は一緒やから安心してネ!」と笑う。二杯目の生ビールを飲み干し、焼酎白波に切り替えた。

女将さん、「ごぼう巻が気に入ってくれたんで、秘密のカマボコ出してやるネ」と冷蔵庫から出してくれたのは、「板魚」(いたうお)と云う名の蒲鉾だ。
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「板魚」とは萩出身の日本画家、松林桂月(まつばやしけいげつ)が命名し、包みの題字も書いたらしい。

女将さん、大胆に一本まるごと切ってくれて皿に盛りつけてくれた。
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これが、実に美味かった。ふわふわな食感の蒲鉾は風味も良く焼酎にも合うナァ。
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「板魚」は大草章弘商店が製造販売している萩の名物だが、口の達者な女将さん「これが萩で一番美味しい蒲鉾だけんど、社長が少し天狗になっているから本当は買いたくないのヨ!」と一刀両断だ。腹を抱えて笑ってしまった。

この酒場の最高齢のご常連さんは、今年90歳のおばあちゃんだそうだ。この日は残念ながら来られないと伺ったが、次回は是非お会いして一献賜りたいものでアル。
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最後に40度もあるむぎ焼酎「天盃 宝壺」をご馳走になった。
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原価で9,000円もする高級焼酎を、常連さんのだからイイのよとオン・ザ・ロックで出してくれた。
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これだから旅の酒場巡りはヤメられない。散々呑んでお会計3,700円なのだから、大衆酒場『紫』恐るべし。
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律子ママ、ご馳走様でした!

お次は板長が『紫』のお客さんだと云う、割烹『千代』にお邪魔した。
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雰囲気の良いモダンなインテリアの割烹料理店で広い和室も用意されているが、僕は檜の一枚板のカウンター席へ。
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燗酒は山口の地酒「長門峡上撰」だ。うん、これは刺身に合うナ。

お造りの盛り合せは、萩のとらふぐ、バイ貝と剣先イカだ。
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地魚が自慢だけあって、どれも本当に美味かった。とらふぐはオレンジの上に載せているので、果実の風味が身にほんのりとついている。それを自家製ポン酢で戴くのだから最高に美味い。どうだい、ヨダレが出て来そうだネ。バイ貝はシャキシャキの歯ごたえだし、剣先イカは口の中でとろける程に甘くて美味かった。

此処は女将の高木幾子さんの実家だそうで、今年創業48年目を迎えると伺った。今は息子さんの板長が三代目を継いでくれているので、一安心だそうだ。

女将さんオススメの一品は「千代の石焼き」だった。
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熱々の石の上で剣先イカを焼くのだが、イカを鰹の酒盗で下味をつけているので酒の肴に最高の一品だ。
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むふふ、な美味さだナ。

品の良い女将さんは、今年76歳とは思えないほど若くてチャーミングな方だったナ。
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三本目の熱燗が空いたので、ご馳走様。
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季節毎に旬の地魚料理で酒を愉しめるので是非山口県に来たら足を伸ばして欲しい。
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ご主人、女将さん、ご馳走様でした。
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外に出ると海風が心地良く頬に当たった。小さな街なので、もう少し歩いてみよう。

吉田町から高札場跡に戻り、アーケード商店街「ジョイフル・たまち」の中へを進むとバーを発見。
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『SEI'S BAR Cocktail』のプレートが出ていたのでカクテルバーなのだろう。

ドアを開けると可成り広いので驚いてしまった。幅の広い板張りのカウンターとテーブル席が目に入る。
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壁も一面同様の木板で覆われているので、どこか山小屋の酒場に辿り着いた気がした。

先客が一人、ショートカクテルを飲んでいた。これは期待が持てそうだナァ。そして、メニューを開いて驚いた。殆どのカクテルが、なんと600円なのだから。つまみも5~600円と懐に優しいバーなのだネ。

では、ギムレットを戴こう。
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皆さんはバーに入ったら、先ず何を頼むのだろう。外国映画などを観ていると仕事終わりの一杯目は、マティーニが多く登場する。強いジンでオンとオフをきっちりと切り替えるのはカッコイイと思ったものだ。

マスターが丁寧にジンとライムをシェイカーに注ぎ、手際良くシェイクする。ショートグラスにきっちりと注がれた酒は、眺めているだけでも美しいのだナ。こぼさない様に手を添えて、口から持って行く。あぁ、五臓六腑に沁み渡る。

セイズ・バーは、この近くで21年前に開店し、5年前にアーケード内に移転したそうだ。マスターの白上誠治さんのバーだから『SEI'S BAR』と命名したのだネ。週末は団体客が多いので、この広い店内で良かったと語ってくれた。
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人当たりが良く爽やかな笑顔のマスターは、皆に好かれていることだろう。

もう一杯、戴こう。今度はホワイトレディにしてみた。
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一人旅の夜、夏服を着た素敵なレディを思い浮かべながら、酒の大海原を漂うことにした。
# by cafegent | 2016-07-29 16:43 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)

日々ヘベレケ日記/「大暑」を迎え、鰻で呑む!

七月も後半となり、暦では「大暑」を迎えたネ。郵便受けを開けるとご無沙汰している方々から暑中見舞いの葉書が届く季節となる。

いつもならば、関東ももう梅雨明けする時季だが、今年はなんだかはっきりしない日が続いているネ。

今朝の東京も薄曇りの空で気温も低く「大暑」など何処吹く風と言った感じだナ。

七十二候では「桐始めて花を結ぶ」の季節、桐の花が咲く頃と云う意味だが、薄紫色の美しい桐の花が実際に咲く季節は五月頃であり、今とは随分とズレている。これは、七十二候が日本に根付いた江戸の頃の旧暦での時候であり、また「桐の花を結ぶ」とあるように花が咲く頃を過ぎて「結実」してカタい実が成る頃を表しているのだナ。

ハテ、桐の花ってどんなのだろう?と思っている方は、花札の十二月札を思い出せば良い。
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「桐に鳳凰」の図柄はお馴染みだよネ。花札の12月が何故「桐の花」になったかと云えば、「もう、これっきり」だから最後の月になったそうだ。ホントかどうかは定かじゃないが、まぁ、良いか。

さて、今週末の土曜日は東京の夏の風物詩「隅田川花火大会」が催されるネ。
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江戸から続く行事に皆胸を躍らせている。浅草の夜を彩る大輪の花火、今年はどうか雨が降らないように願いたいものだ。
また、この日は「土用丑の日」だネ。
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我が家の近所の鰻屋も、土曜日は朝から晩まで大忙しだろうナァ。ベランダに出て、鰻屋の換気扇から漂う、香ばしく焼かれた蒲焼の香りをオカズに白飯でもかっ喰らうとするか!
      ◇          ◇          ◇
土曜の丑の日は、この週末だが鰻好きなボクは夏場は毎週でも鰻が食べたくなるのだ。
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そんな訳で、先日も赤羽まで足を伸ばして鰻を肴に呑むことにした。
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鯉とうなぎで有名な『まるます家』は、いつもひっきりなしに行列が出来ていて活気あふれる酒場だネ。この日は小雨降る平日の昼過ぎということもあり、タイミングよく座ることが出来た。

先ずは、サッポロ赤星で乾いた喉を潤した。
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クゥーッ、旨い!ビールの友は、僕の大好きな「たぬき豆腐」だナ。豆腐に刻んだキュウリと天かすがたっぷりと乗り、蕎麦つゆ味の冷奴なのだヨ。
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カニカマが二つ添えられているのもウレシイ限り。おぉ、相変わらず美味いナァ。

続いて、揚げたてのイカフライの登場だ。むふふ、
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イカの風味豊かな香りが僕の鼻腔をくすぐるネ。
よし、ビールをグビッと飲み干して「ジャン酎モヒート」に切り替えよう。
1リットルのハイリキ「ジャンボ酎ハイ」はそのままジョッキに注げば良いのだからラクチンだ。
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生のミントの葉を潰し、フレッシュライムをギュッと絞る。おぉ、これで絶品モヒートの完成だ。

ちなみにこのハイリキ1リットル瓶を「ジャン酎」と名付けたのは、レジを取り仕切る幸子姉さんだそうだ。それまで扱っていた300㎖に比べて大きいので「ジャンボな酎ハイ」となり、それを略して「ジャン酎」と呼んで注文を通すようになったからとのこと。ちなみに300㎖の方は「チビ酎」と呼ぶのだネ。

ついでにもう一つ、まるます家豆知識!「まるます家」の屋号の由来はご存知だろうか?
創業者、石渡増次(いしわたりますじ)さんの「増」から、当初は「ますや」と名付けるつもりだったそうだ。ところが、ます=升「□」だと角(かど)が立っていけねぇってんで、マスをまる(〇)で囲もうと云うことになったそうだ。で、「ます」の前に「まる」をつけて、晴れて『まるます家』となったのだネ。

とか知った風なことを言ってしまったが、実はみんな若女将の和子さんのウケウリだ。失礼しました!
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熱々の里芋フライも冷たい焼酎に合うナァ。2本目のジャン酎と一緒にお待ちかね「うな重」がやって来た。
今のご時世、このボリュームで2,500円なのだから、ウレシイよネ。

香ばしく焼かれた蒲焼をつまみながら、酎ハイをゴクリ!あぁ、堪らんナァ。
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蒲焼の半身は酒の肴として愉しむのだネ。そして、残った蒲焼でタレの沁みた飯を頂くのだヨ。うふふ、幸せなひと時だ。

ペロリと平らげて、ご馳走さま!次々と新しいお客さんが入ってくるので、席を譲るとしよう。

お次は、久しぶりの立ち飲み屋『いこい』へ。
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赤貝ヒモと煮込みをつまみにビールをゴクリ!

ビールの次は、日本酒「副将軍」を冷やで!水戸の明利酒造が造る酒はクィクィと喉を流れてったナ。

午後のいこいは、もう少し続いたのでアール。
# by cafegent | 2016-07-27 14:36 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)

日々是日記/連休の中日、都美術館から酒場へ!

連休の中日、上野の東京都美術館にて「ポンピドゥーセンター傑作展」を観た。
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連休の最中なので、先日の伊藤若冲展の様に長い行列が出来ているかと思いきや、来館者数も比較的少なくてスムーズに会場内を回ることが出来た。
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パリのポンピドゥーセンターを訪れてからもう20年程が経っていたが、久しぶりに観ることが出来た作品も多く、時の流れと年齢を重ねた自分の作品との対峙を感慨深く感じながら一点一点をじっくりと鑑賞したのだナ。

今回の展示はとても面白かった。1906年から1977年までの間に発表された絵画、写真、彫刻、映像、グラフィックデザインなどを1年1作家の1作品を時系列に展示していることだネ。その年その年に世界で起きた出来事を思い浮かべながら作品を眺めていると、作家の想いなども伝わってくるかのようだった。

1961年のブースではクリストの作品「パッケージ」が展示されていた。とても小さな作品だったのだが、観た瞬間に1991年に茨城まで見に行った「アンブレラ・プロジェクト」の記憶が蘇ってきたのだナ。
物を包む、環境を包む、と云った「梱包芸術」がクリストの長年続けている活動だが、常陸太田市の田んぼに1300本以上もの大きな青い傘が立つ光景は圧巻だった。観る者の遠い記憶まで蘇らせてくれた本展覧会の企画は、とても素晴らしい。

デュシャンやシャガール、フジタと共にアヴェドンの写真やデュビュッフェのポップな作品を各年1作家に絞り、20世紀の芸術と云う斬新な切り口で展示構成したキュレーターのクリエイティヴィティに拍手を送りたい。

見応えのある展覧会を堪能し、美術館内に在るミュージアムショップにて1枚のポストカードを購入した。会場では、1926年のブースに架けられていたロベール・ドローネーの作品「エッフェル塔」のポストカードだ。
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久しぶりに拝見した「エッフェル塔」だが、観た途端に笠松紫浪の木版画「東京タワー」と照らし合わせてみたくなったのだナ。
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笠松紫浪の新版画は1959年に発表されたもので、前年に竣工したばかりの東京タワーをモダンに表現していた。笠松もドローネーのエッフェル塔を見ていたのかナァ。ハテ?
       ◇             ◇             ◇
上野の東京都美術館を出て、藝大前を歩き谷中へと散策した。
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7年前に復活した根津の『カヤバ珈琲』では、いつもながらの長い行列が出来ていたネ。
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銭湯を改築したギャラリー『スカイ・ザ・バスハウス』など谷中エリアにも新しい風が吹いているのだが、昨年オープンしたばかりの『谷中ビアホール』も賑わいを見せていたナ。
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昭和13年に建てられた古民家三軒を保存して生かそうとショップや事務所が入居した複合施設『上野桜木あたり』として営まれているスペースだ。
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店内で香ばしく燻されているスモークを肴にオリジナルの谷中ビールをゴクリ!
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あぁ、エールビール特有の旨味が爽快だ。
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汗も引いたので、夕焼けだんだんを歩いた。
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海外からの観光客も多く真っ直ぐ歩けない程に商店街は人で溢れていたナ。左右に点在するコロッケやメンチの店も大人気だ。その中で見つけた天ぷらの惣菜屋さんで紅生姜の天ぷらをゲットして買い食いだ。大阪の紅生姜の串カツともまた違う味わいでまたもやビールが欲しくなってしまったヨ。

午後3時を回ったので、JR日暮里駅から高田馬場まで移動した。目指すは、西武新宿線の野方駅だ。午後4時口開けのもつ焼き『秋元屋』では、馴染みの顔が集まっていたナ。

先ずは生ビールを頂こう。
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クゥーッ、最高だ!キンキンに冷えたビアジョッキに程よい温度の生ビールが絶妙だ。喉をクィクィと流れ落ちていくのだナ。

さて、焼き物は何にしようか?此処は焼き豚のみならず、焼き鳥の串も豊富なので、気分で選べるのが嬉しいのだナ。
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そして、今回はタン塩、豚バラ塩、レバー味噌からスタート!

ビールの次はホッピーだ!
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金宮焼酎とホッピー、それにジョッキも冷えた三冷ホッピーは爽快だ!
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インゲンを肴に酒がススむススむ。

よし、自家製つくねをタレで焼いて貰い生ピーマンに合わせるのだ。
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半分に割ったピーマンに焼きたてのつくねを押し込めば、勝手にピーマン肉詰めとなる訳だナ。おぉ、むふふ!な美味さだネ。
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秋田の酒蔵山本が造る純米吟醸「白爆 ドキドキ山本」の夏限定のブルーラベルはリンゴ酸が効いた酸味の有る夏らしい酒だったナ。
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鶏のレバーをタレで焼いて頂き、日本酒に合わせてみた。

「秋元屋」もいつの間にか満席になり、外にも席を待つ人たちが居たので、僕らも引き上げることにした。ご馳走さまでした!また、来週ネ。

店を出て、野方から高円寺へと歩く。クルマの往来が激しい環七通りを避けて、裏通りを進み早稲田通りへと向かう。みずほ銀行の脇を折れれば多くの店が軒を連ねる商店街だ。
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餃子の名店「赤天」や「カレーハウス コロンボ」、大衆酒場「バクダン」などが並ぶ一角に謎の酒場が在るのだナ。
それは、日曜だけ店を開く『その場しのぎの酒場』でアル。
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我が酒朋のシンゴ君が一人で切り盛りする酒場は、最近の僕らの「秋元屋」からの流れの定番となっている。各地のラーメンを食べ歩き、自身でも製麺機を持ち日夜ラーメン作りを探求しているだけあって、彼の自慢の手打ちラーメンが酔い覚ましの〆にもってこいって訳でアル。

シチリア産のレモン果汁をたっぷり使ったハイサワーを頂いた。あぁ、日々馴染んだ酒は旨いナァ。
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パクチーの効いたキーマカレー風煮込みも良い酒のツマミだネ。

そしてコレが、人気のメニュー「二郎のアタマ」だヨ。
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もやしとチャーシューにニンニクが効いて、美味いのなんの、南野陽子!なんちて。ハイサワーがクィクィと空いていく。
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酒朋マタェモンさんも「秋元屋」から移動してきたし、写真家のまき姐さんも登場だ。
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ダンディさんもイイ感じで酔っ払っていたネ。この日の〆のラーメンは、クリガニで取ったダシの冷やしラーメンだった。
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北海道では毛ガニよりも美味いと言う方も多いクリガニだけに、良いダシが出ていたナ。

連休の真ん中、こうして野方から高円寺の夜が更けていったのでアル。
# by cafegent | 2016-07-19 13:29 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)

日々是日記/七夕の夕べ、天の川に赤星が輝く!

暦では「小暑」を迎えたが、東京はまだ梅雨が明けず毎日鬱陶しい湿度に悩まされているのだナ。

それでも、近所の花屋で売られている鈴虫の音色を聴くと、どことなく涼を感じることが出来る。子供の頃は、街路樹の足元から自然の鈴虫が啼く声が響いていたが、今では全く聞こえなくなったネ。

毎朝歩く公園では、樹々の彼方此方から蝉の声が響き始めた。
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     別るるや夢一筋の天の川      漱石

先週は「七夕」だったネ。漱石が詠んだこの句だが、本人は特別な意味は無いと記述しているのだが、彦星と織姫の愛おしい別れ時、空に一筋の天の川が流れていた、と実に美しく詠んでいると思うのだナ。
僕は、病床に臥せっていた親友の正岡子規を見舞いに行ったときの別れ際の寂しさを彦星と織姫の別れに重ねているように思えてならない。

さて、そんな七夕の夕暮れ、僕は恵比寿ガーデンプレイス脇に在るサッポロビールの本社ビルに居た。
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今回は、酒場情報サイト「Syupo」を運営し、全国の居酒屋を日々訪れ続けている酒場巡りの強者(ツワモノ)女性、塩見なゆさんに誘われてサッポロビールが誇る「サッポロラガービール」を語る会に参加したのだナ。
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サッポロラガー、通称「赤星(アカボシ)」は、近年のビールとは違い、あえて熱処理をしているビールとして販売している。普段、赤星は小売店での販売はなく、居酒屋など飲食店を中心に業販がメインとなっているのだネ。それが今年、サッポロビールの創業140周年に当たり「ビール強化元年」と銘打ってコンビニエンスストアを中心に「サッポロラガービール缶」を数量限定で販売することになったのでアル。
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この日は、僕を含めた酒場と酒をこよなく愛するブロガーさん達27名を招いて「赤星」に関して大いに語り合うこととなった。サッポロビールの社員さん達が酒の肴を用意してくれて、赤星を存分に酌み交わすことが出来た。

僕の幼馴染が長年サッポロビールに勤めていて、北京支社長を経て本社にてワイン事業部長をしていた時期があり、仕事でも大変世話になっていた。故に彼と酒を飲むときは決まって「カンパーイ、サッポロッ!」が乾杯の音頭だったのだナ。サッポロビールの社員は全員がこの掛け声で酒を酌み交わしていることだろう。
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だが、今回は違った。サッポロラガービールのブランド戦略を担う担当の武田氏の発声は「カンパーイ、赤星!」であった。
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では我々も、と参加者全員が「カンパーイ、アカボーシッ!!」と元気いっぱいな声が七夕の夜に響き渡ったのでアル。
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参加者がそれぞれに赤星が飲める酒場を5か所紹介し、集計して人気の酒場が発表された。
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票数で一番人気だったのは、4名が票を入れた赤羽の「まるます家」と南千住の「丸千葉」、十条の「斉藤酒場」そして溝の口駅前の「かとりや」だったネ。祐天寺の「ばん」や東立石の「四ツ木製麺所」も人気だったナァ。
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今回の限定サッポロラガービール缶は、表には馴染みの赤星ラベルが記されているが、裏面に向けると1877年発売当時のラベルを再現してデザインされていた。
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こりゃ、なんともイキな計らいだネ。

この日は久しぶりに「酔わせて下町」ブログの藤原さんや「瓶ビール班長の飲み歩き日記」の會田さん等とも会うことが出来た。
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また、角打ちをこよなく愛するブログ「角打ち太郎!!」のジャイアント佐藤さんや「焼きそば名店探訪録」ブログの塩崎さん等々、新しいブロガーさんとも知り合うことが出来た。
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七夕の夕べ、発売前の赤星缶も飲ませて戴き、実に楽しいひと時を過ごさせて貰ったナ。サッポロビールの皆さん、そしてなゆちゃん、ありがとうございました!感謝多謝!

「赤星探偵団」の公式サイト
# by cafegent | 2016-07-15 12:11 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)

日々ヘベレケ日記/四万六千日、浅草を呑む

東京では、入谷の朝顔市が終わるとスグに浅草ほおづき市が催される。
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『浅草寺』の境内には所狭しとほおづき売りの露店が軒を連ね、行き交う人々に威勢の良い声を掛けている。
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「四万六千日、お暑い盛りでぇございます」

あぁ、もう何度も書いているのだが、黒門町の桂文楽師匠の十八番(オハコ)の落語『船徳』を聞かないと僕の夏は来ない。

毎年、七月の九日・十日の二日間に開かれる浅草のほおづき市は「四万六千日」と呼ばれいる。この間に浅草の観音様にお詣りすると、46,000日お詣りしたのと同じだけの功徳が得られるとされているのだナ。これはなんともトクした気分に浸れるのだナ。しかし、よくよく考えてみれば、一度お詣りをすれば、その後126年間はお詣りしなくてもご利益が有るってことだよネ!ハテ?

九日、土曜日は朝から文楽師匠の落語を聴いて気分を盛り上げた。本当は浴衣姿で出かけたいものだが、外は生憎の雨降りだ。浴衣は梅雨が明けるまでお預けとした。

午前中だと云うのに、浅草は尋常じゃない人だかりだった。沢山の外国人観光客の渦を掻き分けて、雷門から仲見世をまっつぐと歩く。
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大草鞋(わらじ)の祀られた宝蔵門を潜れば本堂だ。お水舎でお清めを済ませ、帽子を取って本堂の階段を上がる。
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賑わう人の列に混じってお賽銭を投げてお詣りを済ませた。この日だけに授与される雷除けのお札を手に入れたら、露店の屋台を廻ってみようか。
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東京の夏を彩る風物詩を愉しんだら、今度は思い切り夏を食(は)むとしようか。

仲見世を脇にそれて、国際通りへと歩く。
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公園六区入り口の交差点を渡れば、目当ての店『飯田屋』に到着だ。

明治期に創業した老舗の風格は、通りから「どぜう」の文字が見えた辺りから胸が高鳴ってしまうのだ。
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立石「宇ち多゛」の酒朋ダンディさんと毎夏の楽しみにしているのが、此処のドジョウ鍋なのだナ。

今回は、ドジョウが初めてだと云う我がカミサンも初挑戦だ。

昼を少し回った時刻にお邪魔したが、幸い待つこともなく入ることが出来た。解放感溢れる店内には時折外からの風が入り込み、心地良い。
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僕らは、一階の座敷奥に腰を下ろし、先ずは冷えたビールで喉を潤すことにした。粒のしっかりとした「枝豆」は緑の色が鮮やかで見事だったネ。おぉ、茹で加減も絶妙だ。こりゃビールがススむナァ。

お運びのお姉さんが「マグロぬた」を届けてくれたので、冷酒もお願いした。
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純米酒「笹の川」は呑み口爽やかで、水のようにクィクィと喉を流れていく。
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マグロと和えられたウドも夏の味だネ。
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クゥッ、酒がススむススむ!

肴をつまみながら酒を酌(や)っていると、お待ちかね「どぜう鍋」(丸鍋)が運ばれてきた。
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ドジョウの上にたんまりと千切りのゴボウを乗せて、更に刻みネギをてんこ盛りだ。
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既に火を入れているから、フツフツと煮立ってゴボウが柔らかくなり始めたら食べ頃だ。

山椒と七味を振り掛けて熱々を口へと運ぶのだ。あぁ、夏は京都のスッポン鍋と東京のどぜう鍋に限るナァ。骨まで丸ごと入ったドジョウは歯ごたえがよく、シャキシャキのゴボウとの相性も抜群だネ。
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冷酒の瓶が次々と空になっていく。

二人前のどぜう鍋を食べ終える頃に「うざく」がやって来た。
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キュウリと鰻もどうしてこんなにも相性が良いのだろうか。鰻と梅干はダメだって言われているのにネェ。

4本目の冷酒と共に「ヌキ」(ほねぬき鍋)が運ばれて来た。
こっちは、ドジョウを捌いて丁寧に骨を取り除いてあるから、ドジョウが初めての方でも比較的食べ易いのだナ。
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ヌキの上にたんまりと乗っているのは、ドジョウの卵だヨ。「どたま」と云って、これは今の時季だけしか味わえない珍味なのだナ。今は産卵期のために子持ちのドジョウが旬なのだ。むふふ、の美味さだナァ。
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ドジョウを食べ終えたら、残った煮汁も勿体ない。刻みネギは、頼めば持ってきてくれるので、ネギを投入して再び火にかける。これに山椒をたっぷりと振りかければ、またしても良い酒のアテとなるのでアル。

よし、ドジョウもたっぷりと味わったし、〆にしようか。ダンディさんとカミさんは蒲焼と白飯を頼み、僕は鰻重をお願いした。
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僕はシャバシャバしたツユだくの飯が好きなので、ご飯と鰻は一緒盛りの方が好きなのだ。香ばしく焼けた鰻の蒲焼きも最高に美味い。

ペロリと平らげ、ご馳走さま。
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「飯田屋」を出ると沢山のハーレー・ダビッドソンが後ろにチビッコを乗せて走行パレードをしていたヨ。
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「下町七夕まつり」のエキシビジョンなのだネ。
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それにしてもスゴい装飾だネ!

再び浅草寺近くまで戻って来た。雨も降ったり止んだりだナ!
次に向かったのは『サンボア・バー』だ。
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此処も昼間っから酒を愉しむことが出来るから嬉しい限りでアル。
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バーテンダーの松林さんにハイボールをお願いした。

仄かに感じる柑橘香が、美味いハイボールを口へと導いてくれるのだ。
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クゥーッ、旨い!こりゃ、堪らない一杯だネ。

ジトッとした梅雨の鬱陶しさを払拭してくれるようだナ。
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ダンディさんは二杯目もハイボールにしていたネ。

僕はミントジュレップにして、カミサンはモヒートをお願いした。
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此処は屋上でフレッシュミントを栽培しており、摘みたてのミントをすり潰して旨味を引き出しているのだナ。

ご馳走さまでした。見送ってくれた若手のバーテンダー君とパチリ!
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真夏には一足早いが、旨い夏の酒を堪能したネ。

ほろ酔い気味の躯を癒そうと、甘味処へと向かうことにした。
この季節、冷たいかき氷を求めてどの店も混んでいるのだろうナァ、と人気の「花月堂」や「梅むら」「いづ美」は素通りだ。

そしてお邪魔したのは、新仲見世通りに在る「かと里」だ。此処は食堂ながら、甘味処としても人気を誇っている。

僕は宇治金時のかき氷を選び、カミサンは宇治金時白玉にして、ダンディさんは宇治金時ミルクに白玉の追加をお願いしていたヨ。

良い塩梅に炊いてある小豆が美味い。
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こめかみのキンキンする痛さと戦いながら、抹茶の渋みと小豆の甘味の絶妙なコンビネーションを味わった。
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四万六千日、皆さんにも良き功徳が訪れますように。では、また!
# by cafegent | 2016-07-14 12:41 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)

日々是日記/梅雨の鬱陶しさを鰻で吹き飛ばす。

今朝の東京は薄ねずみ色の空が広がり、開け放たれた窓からは湿り気を帯びた重たい空気がぬるりと流れ込み僕の躯にまとわりついた。
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こんな時、僕は冷たい飲み物よりも敢えて温かいものを飲むのだナ。

珈琲豆の瓶の蓋を開けると、深煎りの豆の香りが僕の鼻腔を刺激する。この時点でもう寝ぼけていた僕の躯がシャキッとするのだ。そして、ミルで豆を挽きペーパーフィルターの端を交互に折り、ドリッパーにセットして挽きたての粉を入れる。お湯がふつふつと湧いたら火を止めて、少し休ませて沸騰した湯が静かになるのを待つのだ。温度が下がり、熱い薬缶の口から水蒸気が飛び散らなくなったら、ゆっくりとお湯を注ぐのだナ。少しの間だけ蒸らしたら、再び上から湯を落としていく。
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キッチン全体に珈琲の深い香りが漂い始め、鬱陶しい梅雨の空気を何処かへと追いやってしまうのだ。今日はどのカップで飲もうか。大きなマグにしようか、それとも先日手に入れた古い蕎麦猪口で頂こうか、などなどと思案するともうすっかり頭も冴え出しているのだナ。
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朝から原稿書きや挿絵描きなどで根を詰める時は、ガブ飲み出来るように大きなケメックスのコーヒーメーカーでたっぷりと珈琲を淹れるのだ。朝の一杯をゆっくりと愉しみたい時は陶製のドリッパーを用いてカリタ式で一杯分を淹れる。あぁ、朝のちょっとした儀式で快適に目覚め、仕事場へと向かうことが出来るのだ。
     ◇           ◇           ◇
ムクゲやタチアオイの花が咲き、東京の街に彩りを添えているネ。
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今月の30日は「土用の丑の日」だネ。僕は6月ぐらいから鰻を食べる機会が多くなる。
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近所に美味い鰻を焼いてくれるフグの店が在るので、割とお邪魔しているのだネ。
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大好きな平松洋子さんが雑誌「dancyu」にて連載していたエッセイを単行本にまとめた「鰻にでもする?」の中に、本のタイトルにもなっているエッセイを久しぶりに読み返してみた。僕は、鰻をより一層美味しく戴くために、よくこの文章を読み返すのだ。
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《家庭で7月の終わり、母親の「暑いから今日は鰻にでもする?」の声に家族全員が沸き立つのだ。滅多に出前など取らない家なので、母が鰻屋まで足を運んで蒲焼を買ってきて、自宅でうな丼に仕立てる。この時ばかりは丼に蓋がしてあって、ご馳走気分を盛り上げてくれる。

家で食べる外の味。それは、ふいに巻き起こった風がおだやかな水面を叩き、右に左に波紋の連鎖を広げる。日常に、うれしい風穴が開く。》

あぁ、なんて素敵な文章なのだろうか。単純な僕は平松さんのエッセイの甘いワナにハマり、登場した食べ物を求めて出かけたり、調理道具などを買って来たりする。そんな自分も大好きなのだけれどネ。

そして平松さんは、こう締めくくる。

《鰻は、いくつになってもそわそわする。白焼き、蒲焼き、うざく、肝吸い。または鰻丼、鰻重。おとなのごほうびは鰻で決まりだ。
だから目下の者を労ってあげようというときも、鰻ほどぴったり来るものはない。》

さて、今日も昼飯は鰻にしようかナ。
# by cafegent | 2016-07-13 10:39 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)

日々呑んだくれ日記/梅雨を忘れる凍結酒で酔う夕暮れ

六月ももう残り二日となり、ジメジメした梅雨ともあと少しでおさらばだネ。
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街中の紫陽花も見頃を過ぎ、ムクゲの花が咲き始め、半夏生(はんげしょう)がおしろいで化粧をし始める季節となった。
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来週には、夏の風物詩「入谷の朝顔まつり」が催される。
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毎年、世話になっている方々に朝顔の鉢を贈り始めて何年が経ったのだろうか。
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冷えたキュウリをかじりながら威勢のいい掛け声が飛び交う朝顔商の露店が並ぶ通りを歩くのも初夏の愉しみのひとつとなった。

自宅用と馴染みの酒場への土産の朝顔を買い終えると、根岸の居酒屋『鍵屋』へと向かうのだ。
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毎年、ボクと同じことを考えている御仁たちの鉢が店の入り口脇に並ぶのもお馴染みの光景となっている。ひと夏我が家を彩ってくれる朝顔に思いを馳せて、櫻正宗のぬる燗を味わうのだナ。
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夏の「鍵屋」は、お通しに煮凍りや心太(ところてん)が出る。酢醤油が効いた心太が出てくるところが東京の居酒屋らしくて良いのだネ。先ずは、これでお銚子を一本空けて、二本目は名物「うなぎのくりから焼き」でクィッとヤるのだナ。
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あぁ、これをヤらなくちゃボクの夏は来ないのだ。

あぁ、来週が待ち遠しいナ。
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閑話休題。

根岸の「鍵屋」と同様に夏になると楽しみなのが、恵比寿の居酒屋『さいき』の夏の酒でアル。
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東京の街も随分と日が長くなり、午後五時でも昼間のように明るい。こんな日の高いウチから呑んでイイのか!などと云う後ろめたさを吹き飛ばし、ガラリと戸を開ける。すると、中から「おかえりなさ~いッ」と優しい声が迎えてくれるのだナ。

先ずは生ビールで乾いた喉を潤した。クゥーッ、美味い!「さいき」は店主のクニさんが体調を壊してからも頼もしいスタッフたちが店を支え、切り盛りしている。僕は此処の若い女のコたちのテキパキと動く姿を眺めながら呑む酒が大好きでアル。

此処は黙って座れば、日替わりの酒の肴が三品出てくるので、一人客ならばそれだけでも十分酒を愉しめるのだナ。
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この日は合鴨のスモーク、春雨和え、そしてカツオの刺身が出た。

最初のビールには合鴨スモークが合うナァ。
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暫くすると、ツレがやって来た。彼女がビールを飲み干すのを待ってから、日本酒に切り替えた。

夏の「さいき」と云えば、何てったって凍結酒だネ。
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「一ノ蔵」をキンキンに凍らさせてシャーベット状にしたものをモッキリで注いでくれるのだから、あぁタマラナイ!
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カツオの刺身をアテに冷たい酒が僕を幸せにしてくれた。よし、酒の肴を追加しよう。壁に掛けられた黒板に目を通すと「鱧」の文字を見つけた。そうかそうか、もうハモの季節か。関西では梅雨入りから七月頃が一番脂の乗る時季だものナ。よし、祇園祭を思い浮かべながらハモの天ぷらを戴くとしよう。
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からりと揚がったハモの天ぷら、サクッと噛むと衣の中から柔らかな身の豊かな風味が口いっぱいに広がるのだナ。アァ、こりゃタマランチ会長!なんちて。

お次は万願寺唐がらしだ。
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細切りの鰹節に醤油を垂らし、万願寺を口へと運ぶ。おぉ、これも酒がススむアテダナ。クィクィと酒がススみ、結局二人で凍結酒四杯ずつ呑んでしまったネ。

店のカウンターの中に背の高い女のコが居たのだが、そのコから「武蔵小山の『豚星』で飲んでますよネ」と声を掛けられた。
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最近、此処で働き始めたコなのだが、なんと「豚星」の黒田クンの田舎での同級生とのことだった。当然ながら渋谷のバー『8カウント』の店主、京平クンとも同級とのことで、またしても世間は狭いバナシに花が咲いたのでアール。

この日も旨い酒と美味い料理で僕らを楽しく酔わせてくれた。ご馳走さまでした。「いってらっしゃ~い!」の声に送り出されて「さいき」を出た。

「さいき」から徒歩数秒、『縄のれん』の暖簾を潜った。
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此処は都内でも屈指の牛モツ焼きの名店だ。城南地区では珍しかった下町ハイボールを何十年も前から提供してくれた貴重な立ち飲み酒場なのだナ。

大好きなハラミ串、レバー串、ミノ串、そしてシビレ串といつもの串をお願いして、ボールの杯が重なるのであった。

「縄のれん」もひっきりなしに混んでいるので、食って飲んだら早々に引き上げる。
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この後は、恵比寿神社脇の『はなゆき』へと吸い込まれていったのでアール。
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そして、いつの間にやら酩酊!
# by cafegent | 2016-06-29 09:38 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)

日々ヘベレケ日記/風薫る五月のハシゴ酒!

季節は立夏を迎えたネ。七十二候では、「竹笋生」(たけのこ、しょうず)の時季、読んで字の如く筍が生えて頭を出してくる季節となった訳だ。現在では、筍の筍と言えば春だよネ。でも、俳句などでは筍は夏の季語となっている。
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    笋の雲にとゞいて時鳥(ほととぎす)

    筍に雲もさはらぬ日和かな

    筍のへんてつもなく伸びにけり

正岡子規は、筍を詠んだ句をたくさん残している。35歳で亡くなった明治35年にも数句詠んでいる。

    竹の子も鳥の子も只やすやすと 

孟宗竹の筍が過ぎ、今は淡竹(はちく)や真竹が食べ頃を迎えている。まだまだ、美味しい筍をアテに酒を楽しめる季節だナ。

さて、東京では初夏の風物詩「三社祭」が終わり、完全燃焼した祭り好き達の殆どが、力尽きて仕事も手につかず朦朧とした日々を過ごしているんじゃないかなぁ。
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毎年、僕も浅草寿一丁目に出向いて地元の友人達と祭りの熱気に浸っていたのだが、今年はどういう訳か発熱してしまい、祭が終わる前に朦朧として寝込んでしまった。

この10年ぐらいで、風邪でこんなにも寝込むのは初めての様な気がする。そんな訳で、図らずも酒を四日間も絶っている。次の本の最後の原稿を入稿したので、気が緩んで風邪を引いたのだろうナァ。ここは無理をせずにじっくりと休養しなくちゃいけないナ。
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

先週は、酒朋キクさんとバーバラと虎ノ門のクラフトビアバー『ヴルストハウス』で夕暮れ酒からスタートした。
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この日は店内が貸切だったのだが、外飲みが心地よい温かな気候だったので、外でカンパイ!
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丁度、開店3周年を迎えてビールが一杯500円とウレシイ記念日だったネ。僕はエルディンガーのヴァイスビアデュンケルを戴いた。
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途中でカミサンが合流し、4人で次へと移動した。

お次は、新橋まで歩き『博多とりかわ長政』へ。
この界隈は、札幌ジンギスカンの「しろくま」や焼き豚の「野焼」などが在る酒場激戦区だが、「しろくま」の真向かいに出来たのが、この店だ。
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入り口のテーブル席は予約が入っており、L字型のカウンター席も一杯だったのだが、お客さんたちが詰めてくれて、なんとか4人座ることが出来た。皆さんに感謝多謝!

生ビールを戴き、とりかわ串を待つ。
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10本セット1,800円を2皿お願いし、ビールをゴクリ。あぁ、旨い。博多名物のとりかわ串は、仕込みに丸四日間を費やすのだネ。人串に2羽分の皮を使い、タレに漬け込み、焼いては冷やし、焼いては冷やしを繰り返し、五日目にやっと客席の前で最後の焼きを施すのだヨ。
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余計な脂分が落ちて、外はカリカリ、中はジューシーな味に仕上がっているのだナ。
こりゃ、何本でもイケるし、酒もススムってわけだ。
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サクッと飲んで、食べてご馳走様。続いて向かうのは、ニュー新橋ビル地下だ。『立ち呑居酒屋 破天荒』は、昨年九月にオープンした立ち飲み屋だが、此処は大島の繁盛店「番外地」の姉妹店なのでアル。現在、「番外地」は大将が切り盛りし、「破天荒」は女将さんが営んでいるのだナ。

カウンターの上には女将さん手作りの惣菜類がたくさん並んでいる。また、大将が毎朝釣ってくるという刺身の盛り合わせもスバラシイ!酒は「ロ万」(ろまん)を戴いた。
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会津の花泉酒造が造る純米吟醸は地元の米と水を用いて仕込まれた会津自慢の地酒だ。おぉ、吟醸香も香り高く旨い。
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たまごサラダも実に美味い。

キクさんはチューハイだネ。
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此処は酒もアテも殆どが300円というのもウレシイのだネ。
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キャッシュ・オン・デリバリーなのも明朗会計で良し!

チューハイは、生レモンがフリーなので、レモンサワーが気軽に楽しめるってわけだナ。

そして、店イチオシのお任せ刺身盛り合わせだ。
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どうですか、これで500円とはスバラシイでしょ!
二杯目の日本酒も飲み干してご馳走様!

続いて向かったのは、新橋駅から汐留方面へ進んだJR高架下に在る隠れ家『DRY-DOCK』だ。
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此処は、世界各国から選んだ選りすぐりのクラフトビアを常時60種類以上揃えているのだが、中でもアサヒスーパードライを日本一美味しく飲ませる酒場として知られているのだネ。
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美味しい生ビールと言えば、同じ新橋に在る「ビアライゼ’96」が有名だが、こちらの生も温度、泡立ち、口当たり、香りなどなど実に素晴らし味を提供してくれるのだヨ。
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さぁ、日本一旨いスーパードライで、カンパイ!
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この日は日が暮れても爽やかな気候だったので、再び外で飲むことにした。
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JRの高架下なので、電車が通る度に会話が聞こえなくなり大声になる。これもまた楽しいひとときだ。
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揚げたてのチキンバスケットをアテに生ビールがススむススむ。
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虎ノ門からの新橋ハシゴ酒を終えて、最後は神保町へと移動した。

最後はいつもの酒場『兵六』へ。
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さつま無双の白湯割をじっくりと味わうのだナ。
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あぁ、熱い焼酎が五臓六腑に染み渡る。
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しめ鯖とわけぎのぬたも良い酒のアテだ。
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あぁ、気心知れた友と酌み交わす酒の、なんと旨いことか。そして、夜はまだまだ続くのであった。

それにしても、この時はまだ風邪で四日間も寝込むとは思ってもいなかったのでアール。トホホ。
# by cafegent | 2016-05-18 18:40 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)

日々是日記/結婚記念日に旨い寿司で酔う!

四月も20日を過ぎ、暦では「穀雨」を迎えたネ。穀雨とは春の雨のこと、その名の通り穀物を育むのに「恵みの雨」となる訳だ。
春の長雨は「春霖(しゅんりん)」と云うが、熊本での雨は続かないで欲しいと願うばかり。
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一年の季節を72種類に分けて表現する七十二候では「葭始生」(あし、はじめてしょうず)の時季。春爛漫の桜が散り、今度は水辺に葦(あし)が生え始めた頃となる。芽吹いた葦は、これから夏に向かってどんどんと背を伸ばすことだろうネ。

     日の当たる水底にして葦の角(つの)   高浜虚子

葦の角とは、葦の若芽のこと。春先の水辺に咲く若芽は角のように尖っており、牙の様にも見えることから「葦牙(あしかび)」とも呼ばれている。葦の角も葦牙も共に水温む春の季語でアル。

    葦牙(あしかび)のごとくふたたび国興(おこ)れ

現代を代表する俳人、長谷川櫂さんが東日本大震災の後に読んだ句集に収められた一句だが、尖った剣のごとく天に伸びる葦の如く、再び国が復興することを願う前を向いた名句だナ。

今回の熊本地震のニュースを目にしていたら、この句を思い出してしまった。
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

一昨日四月二十日は、我が家の結婚記念日だった。毎年、この日は美味い天ぷらを食べに出掛けていたのだが、今回はカミサンが寿司を希望したので、知り合いがオススメしてくれた銀座の寿司店にお邪魔した。

場所は銀座のコリドー街の一角、大好きなバー『ロックフィッシュ』が入っている雑居ビルの三階だ。午後6時半、タイミングよくビルの一階でカミサンと合流出来たので、二人でエレベーターに乗り込んだ。

小さな入り口にえんじ色の暖簾が下がっている。
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洒落た手書きの『鮨処やまだ』の文字が染め抜かれていた。

ガラリと戸を開けるとカウンター8席程の小体の寿司店だった。美しい木造りのカウンターの中から格闘家の如くガッシリとした身体つきの大将が笑顔で出迎えてくれた。その奥では多分大将のお母君だろうお方が店を手伝っていた。
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先ずは喉が渇いていたので、生ビールをお願いした。

小体ながら清潔感溢れる店の上品な雰囲気は、さすが銀座の寿司店ならではの設えだ。無事にこの日を迎えられた事への感謝を込めてカンパイをした。冷えた生ビールをゴクリ!クゥーッ、美味い!

此処は握りのみの直球勝負の店でアル。大将にお任せし、僕らはひたすら握りを喰い酒を呑むのだナ。

先ずは、マコガレイの握りから。
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口に入れた途端に旨味がじわっと広がった。粕酢と米酢を合わせた酢飯は、固めに炊いてある。大将、大きな体とは裏腹になんとも軽く酢飯を握るのだネ。魚の味を存分に発揮できるようにご飯がハラリと口の中で解けてゆくのだ。

二貫目は、クロムツだ。
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旨味が凝縮されていて、思わず二人で唸る程だった。続いて、アオヤギだ。こりゃ、早速日本酒を戴こう。酒も大将にお任せだ。岡山・倉敷は十八盛酒造の地酒「多賀治」を注いで貰う。おぉ、程よい辛味と呑んだ後の爽快感が実に旨い酒だ。貝の旨味の余韻を直汲みの純米酒が包み込むって感じかナ。

四貫目も貝でアル。
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トリガイも最高だ。

続いて豊後水道で獲れた関イサキだ。こちらも数日間寝かせたのだろうか。イサキの柔らかい白身は、ねっとりと旨味が増しているようだ。
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最近、熟成肉が大流行りだが、此処の大将も熟成にこだわっている。だが、いちいち説明などせずに淡々と握り、差し出してくれるのだネ。だから、こちらは出されたら直ぐに口へと運び、感動し続ければ良いのだナ。ゆえに、酒もススむススむ。もうクィクィとグラスが空いていく。

お次は三重の鰆(サワラ)の握りだ。
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そろそろ旬が終わりの魚だが、絶妙な仕事ぶりに脱帽だ。

続いて登場したのは、椎茸の握り!それも今話題の徳島県阿波の「しいたけ侍(ざむらい)」を焼いて握りにしてくれた。
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水分を極力抑えた栽培方法で旨味を濃くした椎茸なので、香りも高く自然の旨味がぎっしりと詰まっており、酢飯との相性も抜群だった。この握りは大将の自慢の一つだそうだ。納得だナ!

そして帆立貝の握りだ。
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旨い!続いて車海老だ。
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茹で具合も良く、海老の甘みが際立っていたナ。

海老の余韻に浸りながら酒を口に運んでいると目の前で大将が大きな北寄(ホッキ)貝を切っていた。そしてそれを炙りにしている。見ているだけで、涎が垂れそうになった。

ホッキ貝の炙りも大将の自信作だそうだ。
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ホッキに目がない僕らは、このピンク色の貝の旨味の虜でアル。あぁ、口いっぱいに大海原が広がっていく。今まで食べたホッキ貝の中でも一番好きかもしれないナァ。
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酒は三重の「瀧自慢」を戴いた。
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生原酒無濾過の純米吟醸は、三重の山田錦と神の穂を掛けて仕込んだ酒で、スッキリとした口当たりで握りとの相性も良いネ。

続いて細魚(サヨリ)の握りだ。
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これは何日間熟成させたのだろうか。むふふ、の美味さだナ。

そして春子鯛(カスゴダイ)だ。
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これも春の魚で「桜鯛」ともよばれているネ。今しか味わえない魚を最高の仕事で仕込んでくれているのだから、幸せ独り占めって感じだヨ。

十三貫目は関アジだ。
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こちらも佐賀県沖豊後水道の一本釣りの真アジだネ。ギュッと締まった身は、ヒラメや鯛以上に美味かった。

そして、大将が自信を持って「お次はメインの小肌」と言う握りの登場だ。
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おぉ、文句なしに旨い!絶妙な〆具合で、まるで160キロの直球ストレートを受けた様な衝撃だ。
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最後は卵焼きを戴いた。
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帆立と北寄貝、トリガイをすり身にして作った卵焼きは濃厚な味わいで素晴らしかったナァ。

まだまだ呑み足りなかったので、もう少し握って貰うことにした。
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蝦蛄(シャコ)も旨い。
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このキンキの炙り(だったかナ)も美味かった。
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酒は長野の「鼎(かなえ)」の純米吟醸を戴いた。
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カミサンは秋田の「天寿」純米吟醸の生酒だ。鼎はフルーティな吟醸香が素晴らしく、キリッとした酒だったナ。

そして熟成させたマグロの握りを戴いた。
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何日間熟成させたのかは聞かなかったが、旨味が何倍にも増している。これも酒がススむナァ。

続いてホワイトアスパラガスの握りだ。
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香ばしく焼かれた上に細かい削り節が乗っていて美味かった。

追加の最後は穴子の握りだ。
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ふっくらと仕上げてあり、ツメもあっさりとして素晴らしい味だった。

存分に食べて呑んだ。やまだ劇場、最高に素敵なひとときだったナ。カミサンも終始笑顔だったし、良い結婚記念日となった。

他のお客さんも居たのだが、大将仕事の手を止めて店の外まで見送りに出て来てくれた。こんな気遣いも僕らを幸せにな気分にしてくれるのだネ。
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大将、ご馳走様でした。次回、また違う季節に訪れよう。またお気に入りの店が一軒増えた。

そして、階を降りて『ロックフィッシュ』のドアを開いたのでアール。
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シュワシュワ〜ッとカンパイ!では、またネ!
# by cafegent | 2016-04-22 16:39 | 食べる | Trackback | Comments(0)