東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
今日の東京は気温が20度と高く、晩秋という気候ではなかったナァ。
昨夜は冷たい雨が降り、今朝は岩手、福島方面で大きな地震が起こったネ。我が家でも棚に飾っていたオブジェが落ちたぐらいで、大事には至らなかった。
b0019140_18312088.jpg
晩秋の頃、晴れていた空から突然雨がにわかにパラリと降りだすことがあるネ。昨日の夕暮れ時がそんな感じだったが、そんな雨を「秋時雨」(あきしぐれ)と云うのだナ。

    秋しぐれ塀をぬらしてやみにけり   久保田万太郎

昨夜は、家を出た時には降っていた雨も馴染みの居酒屋へと着いた頃には上がっていた。暗くなり始めた空を眺めていたら、万太郎のこの句を思い出したのだナ。
b0019140_1827424.jpg
街のイチョウの木も黄色く染まって来たし、青々としたモミジの葉も今朝は赤く色づいていたナ。もう少し紅葉しだしたら「もみじ狩り」にでも出かけようか。

     ◇           ◇           ◇

閑話休題。
先日の土曜日、いつも隅田川花火大会を一緒に楽しんでいる友人夫妻の企画で、江戸の伝統文化の幇間(ほうかん)芸を堪能しながらの酒宴を催した。
b0019140_18392751.jpg
場所は吉原大門のスグ傍に店を構える『金すし』だ。
b0019140_1837387.jpg
時々お邪魔してカウンター席で呑ませて戴いているが、握り寿司はもちろんの事、酒の肴も豊富で実に美味いのだナ。今回は20名以上も集まったので、二階の座敷を借り切った。
b0019140_18411249.jpg

先ずはビールで乾杯し、喉が潤ったところで日本酒に切り替えた。
酒は、宮城県の平孝酒造が造る「日高見」の超辛口純米酒でアル。
b0019140_1842651.jpg
キレの良いスッキリした口当たりでクィクィと喉を流れていくので、呑み過ぎは禁物だ。
b0019140_18405247.jpg
芸を観る前に寝落ちしちゃいけないからネ。
b0019140_18395961.jpg
刺身の盛り合わせは、マグロ、秋イカ、タコ、ホタテ、甘エビ、カツオ、サザエ、ヒラメ等々がボリュームたっぷりで供された。

刺身を食べ終えた頃に再び大きな皿が登場したヨ。
b0019140_18431487.jpg
これまたたっぷりと盛られたアンコウだ。さぁ、フツフツと沸いた出汁でアンコウ鍋の開始だネ。

鍋の準備をしている頃に、この日のゲスト幇間芸の櫻川七助さんが入ってきた。
b0019140_18433696.jpg
「幇間」とは、太鼓持ちと言ったほうがわかり易いかナ。女芸者さんたちと共に江戸時代から続いている伝統芸だ。

僕も随分と昔に櫻川米七さんの幇間芸を拝見したことがあったが、今回の七助さんは米七師匠の愛弟子だネ。
b0019140_18443447.jpg
僕より5歳若い七助さん、十代の頃は男性5人組のポップスグループのメンバーとして活躍し、その後はグラフィックデザイナーになったそうだが、1995年に米七師匠に弟子入りしたとのこと。そして、なんと2年の修行を経て’97年に櫻川七助を襲名したのだネ。
b0019140_18453247.jpg
芸を始める前に各席を回って乾杯をしてくれて、七助さんの人柄の良さに触れることが出来た。この、お客さんとの会話で「間」を盛り上げるのが、幇間さんの本領だ。
b0019140_18495266.jpg
さぁ、皆が程よく酔ってきたところで、七助さんの芸の始まりだ!

着物の裾をめくって帯に入れ、ステテコ姿になったら頭に手ぬぐいを巻いた。
b0019140_1847771.jpg
襖(ふすま)を一枚真ん中に立てて演じてくれたのは幇間芸の極め付けとも言える「屏風芸」だヨ。
b0019140_18561286.png
屏風の向こうに、あたかも誰かが居るかのごとくに一人芝居を演じるのだが、軽妙な動きに僕らも笑いが止まらなかった。七助さん、今が一番脂が乗っている時期なのだろうナァ。
b0019140_18462212.jpg
おぉ、生牡蠣も美味い!

途中、何度か我々と酒を酌み交わしながら場を盛り上げてくれ、再び舞台の方に立った。
b0019140_18513492.jpg
「♪カッポレ、カッポレ〜ッ♪」とお馴染みのフレーズに乗って滑稽に踊り出す七助さん、見事な舞いだったナ。
やっぱり「かっぽれ」を観ないことには、江戸の幇間芸は始まらないネ。
b0019140_1848383.jpg
「金すし」自慢の握り寿司も登場し、酒宴は一段と盛り上がりを見せていた。最後に再び踊りを披露してくれて、拍手喝采だ!
b0019140_18472998.jpg
それにしてもビールに日本酒、焼酎と一体何本の酒が空いただろうか。日頃から飲んでいるツワモノばかりが集まった酒宴だけに、お店の皆さんも大変だったろうナァ。
b0019140_18491639.jpg
浅草花柳界の貴重な幇間の櫻川七助さんを招いてくれたmooちゃん&小ヒロ夫妻には大感謝だネ。

次回は来月、我が家恒例の牡蠣パーティを催すので、二人には大いに飲んで食べて酔っ払って頂くとしよう。
# by cafegent | 2016-11-22 18:57 | 食べる | Trackback | Comments(0)
今日は、木枯らし第1号が吹いたとのニュースを聞いたが、気温もグンと下がり顔に当たる風も強くて冷たいネ。
b0019140_1624220.jpg
テレビでは、どのチャンネルでも米大統領選のニュースを流しており、今現在もトランプ氏が優勢と伝えいてる。ヒラリー女史は政治界の大ベテランだが、トランプ氏は叩き上げの商売人、どちらがアメリカ国民の本音に応えてくれるのか、僕には皆目わからない。ただ、どちらもTPP反対派である訳だから、安倍首相率いる日本国政府はふんどしを引き締めて、新大統領と向き合わなくちゃならないのだナ。

いずれにせよ、政府は我々日本国民の生活に冷たい木枯らしが吹き荒れないようにして欲しいと願うばかりでアル。
       ◇           ◇           ◇
閑話休題。

以前、神保町の古書まつりにて『亀屋忠兵衛 情歌集 都々逸 下町』なる本を手に入れた。丁寧な装丁と挿絵の美しい歌集なのだが、この本の中に新刊本(もちろん、その当時のだが)の案内の栞(しおり)が挟まっていたのだナ。
b0019140_15513866.jpg
出版社の「産報」が出している書籍の案内で、その新刊本は『落語的味覚論』と云い、著者は「加太(かた)こうじ」と記されていた。なんとも魅力的なタイトルではないか。また、その栞には「親代々江戸ッ子の著者が語る東京の味、庶民の味、明るい下町人情がそくそくと胸を打つ異色な味の話」と紹介されていた。

それからずっとその本のことが気になっていたのだが、なんとフラリと入った古本屋さんでその本のタイトルが目に飛び込んできた。しかも、昭和38年の初版本が1,000円だったので、すかさず手に入れた次第でアル。

古書店巡りを終えて、神保町の珈琲店『神田 伯刺西爾 (ぶらじる)』に入り小休止。美味い神田ブレンドを味わいながらページをめくる。

巻頭に載ったモノクロの写真を眺めていると、なんと僕の大好きな根岸の居酒屋『鍵屋』の移転前の旧店舗の外装と内装が紹介されているではないか。
b0019140_1554045.jpg
この建物は今現在、武蔵小金井の「江戸東京たてもの園」内に移築保存されているのだネ。店内も当時のままの姿で見学出来るようになっており、僕も何度か訪れたことがあった。

その当時の鍵屋で客が賑わう姿の写真は、初めて目にするものだったので、思わず興奮してしまったのだヨ。しかも、そこに書かれている文章では、「関東大震災でも無事、昭和二十年の空襲でも焼けなかった奇跡の一角が、この居酒屋・鍵屋」とあり、「できますものは江戸前の冷やっこ、うなぎのくりから焼き、おひたしに味噌おでん、たたみいわしに、さらしくじら」と記されている。なんと今の鍵屋さんの品書きとほぼ同じなのだネ。あぁ、鍵屋が「東京らしい居酒屋」と昔から言われていることが頷ける内容だ。
b0019140_1555147.jpg
浅草、上野界隈を中心としたエリアの和食、洋食、中華、居酒屋、珈琲店など当時著者が通っていた名店での思い出を綴っているのだが、最初の編「東京の味」に登場する紙芝居貸し出し業をしている小山国松と著者とのやりとりを読んでいると、まるで落語であり、故に二人が会話しながら呑んでいる情景がアリアリと脳裏に浮かぶのだナ。
b0019140_15554155.jpg
出版社も実に洒落たタイトルをつけたものだ。紙芝居の脚本と作画を仕事にしていた著者は、当初この本のタイトルは「東京の味」にしたかったそうだが、それを一編目のタイトルに持って行き、本全体の書名を「落語的味覚論」にしたのは大正解だ。

何処かでこの本を見つけたら、是非手に取ってみて欲しいナァ。古き良き東京下町の生活風景が目に浮かぶ筈だから。
そして、根岸『鍵屋』の暖簾でも潜ってみてくださいナ。では、また!
# by cafegent | 2016-11-09 15:59 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
昨日から「霜月」、今年ももう残すところあと2ヶ月になったのだネ。
昨日の雨も上がり今朝は晴れたが、頬に当たる風は冷たかったナ。

朝の情報番組を流し見していたら、ことしは夏が長かったために秋の季節を楽しむことなく冬に移り変わるとのことだった。
今シーズンは、2013年~14年の冬の再来になるかもしれないとも伝えていたナ。あの年は東京でも豪雪となり、山梨あたりでは交通網が遮断され車内から出られない人たちが大勢出たのだったネ。

季節を表す七十二候では「霎時施」(こさめ、ときどきほどこす)の季節。読んで字の如く、時雨が降る時季の到来だ。急に強い雨が降ったかと思うと、スーッと雨が上がり雲から青空が顔を覗かせる、そんな晩秋から初冬にかけての気候だネ。

昨日の東京も朝から強い雨が降り続き、気温もグンと低くなった。秋の渡りの途中に立ち寄った野鳥たちも木々の葉の下や軒下あたりで雨宿りでもしていたのかしら。

    化けそうな傘かす寺のしぐれかな   与謝野蕪村

そう云えば、2013年の晩秋から翌年にかけては、普段都心では滅多にお目にかかれないような野鳥たちが何種類も渡って来て、バードウォッチャーの目を楽しませてくれたっけ。
b0019140_15544184.jpg
あの冬は可愛いルリビタキもずっと居てくれた。
b0019140_15545056.jpg
小さなヒガラや頭のてっぺんが黄色い菊のようなキクイタダキもネ。
b0019140_1555034.jpg
群れでやって来るマヒワも一冬を過ごしたナ。
b0019140_15553179.jpg
マヒワは、とてもカラフルな小鳥だよネ!
b0019140_15555788.jpg
家の近くの民家のテレビアンテナでもジョウビタキが見られるようになったし、もうすぐツグミもやって来るだろう。
b0019140_15533912.jpg
トラツグミもまた来ないかナァ。

野鳥探しは、朝の公園散歩での楽しみだ。おっと、夕暮れの酒場巡りも忘れちゃいけないネ!では、また。
# by cafegent | 2016-11-02 16:00 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
「街歌」(がいか)と云う言葉を知った。庶民の住む街の情景を歌った、いわゆる都々逸(どどいつ)のことでアル。

俳句と違い七・七・七・五の26文字で男女の色恋や日常の風景などを詠んだ口語の定形詩だネ。

誰もが一度は聞いたことがあるだろう有名な都々逸をちょっと紹介してみようか。

    君は野に咲くあざみの花よ 見ればやさしや寄れば刺す

    ぬしと私は玉子の仲よ わたしゃ白身できみを抱く

    信州信濃の新蕎麦よりも わたしゃお前のそばが良い

    惚れた数から振られた数を 引けば女房が残るだけ

まるでフーテンの寅さんの口上のような粋な歌だよネ。
b0019140_16103381.jpg
先日、神保町の古書店で一冊の美しい装丁の本を見つけた。
「亀屋忠兵衛 情歌集 都々逸 下町」と云う都々逸集なのだが、粋な歌に加え各ページに描かれた装画が実に美しいのだナ。
b0019140_1611871.jpg
明治から昭和初期に活躍した新聞記者、平山蘆江(ろこう)が東京新聞の前身である都新聞に連載していた都々逸のことを先に記した「街歌」と呼んだ、とこの本の中で知ることが出来た。
b0019140_16105290.jpg
亀屋忠兵衛の詠んだ都々逸は情歌と言うよりも、実に詩的な歌が多いのだナ。

    嫌いではないさりとて好きと いえぬ二人で踏む落ち葉

    このまま死んでもいい極楽の 夢をうずめる雨の音

    風の便りも淋しい秋の 独りぼっちを泣かす雨

    海の広さは男のこころ 波は女の小(ち)さい胸

この最後の歌なんか、好いよネェ。 

今まで俳句ばかり詠んでいたけれど、これからは即興の都々逸を歌ってみようかナァ。
     ◇         ◇         ◇
閑話休題。
b0019140_16112367.jpg
先日、木場のホッピー酒場『河本』へお邪魔した。

表向きには昨年の6月より長期の休業となっていたのだが、先月からは「仮営業」という形をとって営業を再開したのだネ。
b0019140_1617179.jpg
女将の眞寿美さん、厨房に立っていた眞寿美さんの弟さんの「あんちゃん」もまだ療養中の身ではあるが、時折店にも顔を出してくれるので、タイミングが合えばご挨拶できることだろうネ。

現在はアンチャンの奥様が一人で切り盛りをしているので、名物の牛モツ煮込みも冬のおでんも無い。だが、日本一旨いホッピーと冷や奴は健在だ。
b0019140_16114138.jpg
また、一袋200円のスナック菓子も幾つか用意してあるので、ホッピーのつまみには事欠かないだろう。
b0019140_16115835.jpg
いつもはハシゴ酒をするので、此処のホッピーは二杯までと決めているのだが、この日は偶然にも酒朋のフルキさんが先客で飲んでいたので、ハシゴをせずにじっくりとホッピーを酌み交わすことにしたのでアル。(久しぶりに沢山のホッピー空瓶が並んだナァ)
b0019140_16122549.jpg

そうそう、「仮営業」と云うのは営業日が火曜・木曜・土曜(但し、第3火曜、第2土曜休み)で営業時間は16時から20時(土曜は19時)までと以前と同じだ。また、正面の入り口は閉めており暖簾も出していないので、永代通り寄りの小さい方の入り口から入ってくださいナ。

お姉さん(アンチャンの奥様)も新しいお客様大歓迎と言ってくれました。しかも、火・木・土曜は、入って右側の「大ご常連席」(笑)も自由に座ることが出来るので、暫く「河本」をご無沙汰していた皆さんも是非是非遠慮なく再訪してみてください。
b0019140_16172129.jpg
暫くの間セルフサービスで作っていたホッピーもお姉さんがちゃんと引き継いで作ってくれます!

と云う訳で、『河本』営業再開のご案内でした!CHAO!
# by cafegent | 2016-10-24 16:21 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
ここ数日間、東京に青空が広がっているネ。気温も高く夏日となった。それでももう10月も後半、路地の草むらからは秋の虫が集(すだ)く声が聞こえている。

気温が高いと何処からともなく様々な蝶々がやって来る。今朝もユラユラと飛来するアサギマダラを見つけることが出来た。
b0019140_15455719.jpg
アサギマダラは2千キロもの距離を飛ぶ旅する蝶だネ。
福島で翅にマーキングしたアサギマダラを沖縄の黒島で捕獲したことがあり、これが2,140キロメートルと日本記録となったとニュースにもなったことがある。
b0019140_15435329.jpg
東京でも自然教育園で孵化したアサギマダラもいるので、今朝見かけた蝶は旅の途中なのかどうかは判らないナ。

秋が深まると渡りの途中の野鳥たちが続々と都内にも舞い降りてくる。僕の住む街の公園でも木の実や小さな虫を求めて旅の途中に立ち寄る鳥が多い。
b0019140_15465948.jpg
キビタキ、オオルリ、センダイムシクイ、コサメビタキ、エゾビタキ、マミチャジナイ、クロツグミ等々が次々とやって来て鳥好きの僕を愉しませてくれるのだナ。

昨日はカケスやアオバトを見つけることが出来た。
b0019140_1550036.jpg
カケスはジェイジェイと鳴き声こそ美声とは言えないが、その姿は実に美しいのだヨ。特に羽の脇の水色は特に美しい。

アオバトもとても美しいハトだ。
b0019140_15485055.jpg
頭は黄色味がかっており、全体にはオリーブグリーンなのだネ。

今朝はマミチャジナイ(眉が白いアカハラ)にも遭遇した。
b0019140_15511159.jpg
ツィーッと独特の声で鳴くので居ることは判るのだが、高い木の上を飛び回るので見つけるのは容易ではないのだナ。

季節を楽しむ七十二候では「蟋蟀戸に在り」(きりぎりす、とにあり)の季節。キリギリスが家の戸口辺りで鳴く時季が来たって訳だ。

マンションが多く立ち並ぶ都会ではギッチョンギッチョンと鳴くキリギリスの声も余り聞けなくなったかもしれないネ。
b0019140_15583147.jpg
それでもカネタタキやコオロギの鳴く声はマンションの上階まで響き渡るのだから恐れ入る。

秋の夜長、窓を開けて虫の音を聞きながら飲む酒も実に旨いのだナ。
     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

さて、僕が毎朝歩く都立林試の森公園の近くにひっそりと佇む渋い居酒屋が在る。その名も『豚太郎』(とんたろう)だ。
b0019140_1602798.jpg
武蔵小山駅近くには老舗の居酒屋『牛太郎』(ぎゅうたろう)が在るのだが、どちらも実に居心地の良い酒場なのだナ。

ガラリと戸を開けるとコの字のカウンター席がドーンと構えてあり、その奥に小上がり席が在る。
b0019140_16113018.jpg
和服姿に割烹着が似合う女将さんが笑顔で迎え入れてくれるので、初めて訪れる方でもホッと出来ること間違い無いだろう。
b0019140_1653911.jpg
カウンター上の冷蔵ケースの中には20種類近くもの魚介類が並べられ、その上には幾つものおばんざい料理の器が並ぶ。

昨夜は酒朋ワタベ君を誘って、お邪魔した。いつもならレモンサワーにするところだが、この日はご常連さんからのお裾分けのカボスで酎ハイを戴いた。
b0019140_1645894.jpg
此処は昭和38年創業なので、今年で53年になるのだネ。道路拡張で45年前にこの場所に移ってきたそうだが、石造りの内壁や年季の入った冷蔵庫に昭和の香りが染み付いており、まるで小津安二郎の映画のワンシーンに出て来そうな酒場なのでアル。

さぁ、カボスサワーでカンパ〜イ!
b0019140_164324.jpg
新鮮なカボスは香りも味も良いナァ。

ハイ、こちらは自家製のバクダンだネ。
b0019140_1661571.jpg
中身は卵にひじき、インゲンに人参だ。おぉ、これは美味い。

こちらは、ミートボール!
b0019140_1663135.jpg
玉ねぎとケチャップで和えた肉団子は、懐かしい家庭の味だナ。
b0019140_1610152.jpg
カボスサワーもススむススむ。

お次は、牡蠣とほうれん草炒めだネ。
b0019140_1664521.jpg
小粒ながら牡蠣の旨味がほうれん草に沁みていたヨ。そして、女将さん特製のスペアリブだネ。
b0019140_1671852.jpg
付け合わせのブロッコリーも人参、カリフラワーも柔らかく蒸されていたナ。

カボスサワーの杯もススみ、女将さんからお雑煮のお裾分け。
b0019140_1673232.jpg
関東風に三つ葉だけの実に清いお雑煮だった。あぁ、美味し!
b0019140_16102784.jpg
前回は小さなお蕎麦の椀を戴いたのだが、このささやかな気遣いが嬉しくて、また来てしまうのだネ。

焼き物の注文が入ると仕込み担当のご主人が奥からやって来て入口脇の焼き場に立つのだヨ。
b0019140_1633775.jpg
このなんともアットホームな居酒屋『豚太郎』は、正に「武蔵小山の良心」と呼ぶに相応しい一軒だネ。

皆さんもこの街を訪れたら、是非『牛太郎』からスタートして『長平』『豚太郎』とハシゴ酒を楽しんでみては如何かナ? では、また!
# by cafegent | 2016-10-21 16:13 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
東京も道端の足元辺りから、秋の虫が集(すだ)く季節となったネ。暦では「寒露」を迎えた。夏から秋へと移ろう頃にかけて、路傍の野草に宿る冷たい露のことを「寒露」と呼ぶ。葉に乗った露で水分補給をするのが、蝶々たちだ。

朝の公園でもユラユラと飛来するアサギマダラの姿を見ることが出来るし、水を飲むムラサキツバメ蝶なども見つけられるのだナ。
b0019140_16571492.jpg
水を飲みに来るのは蝶々だけではない。秋の渡り鳥たちも食事を終えた後に水場に舞い降りてくる。
b0019140_1659287.jpg
水分補給をしたり、水浴びをするためだネ。キビタキやメジロなどの小さな鳥たちが水を浴びる姿は、なんとも愛らしい。
b0019140_171966.jpg
これから、まだいろんな野鳥がやって来るだろうから、朝の公園散歩もやめられないナ。

     ◇           ◇           ◇
先日、久しぶりに札幌の実家に里帰りをした。今回は大腸ガンの手術を無事に終えた母の見舞いも兼ねての帰省だったのだが、急遽東京に暮らす母の妹の叔母を連れて行くことになった。

母ももうスグ88歳の米寿を迎えるのだが、叔母ももう84歳と高齢な上にリウマチを患っており、手足が思うように動かない。それでも、元気なうちに札幌に居る姉に会いに行きたい、と願っていたのだネ。そんな訳で、僕が付添いながら札幌の母の元に向かったのでアル。

母は抗がん剤の治療も終わったらしく、思いの外元気だったのが何よりだった。
b0019140_1733189.jpg
それにしても、羽田も新千歳空港も航空会社の方々が親切に応対してくれて、車椅子での搭乗もスムーズに運び、感謝しっぱなしだったナ。

無事に叔母ちゃんを連れて帰ると、母も大喜びし、10年ぶりの再会に話も尽きないようだった。こうなると、僕のことなどお構いなしになってしまうので、こっちも早々に酒場へと繰り出すことにしたのだナ。

我が家は札幌市内を循環する市電の電停近くなので、チンチン電車に乗り繁華街へと出るのだ。
b0019140_1751075.jpg
前回帰省した時には、まだこの電車は循環しておらず、ススキノ駅と大通り4丁目駅の間が繋がっていなかったのだネ。だから、文庫本に夢中になって4丁目駅に到着しても終点だから乗り過ごすことがなかった。それが、今年から新駅が増えてグルグル回ることになったのから、一駅乗り過ごしてしまったのだヨ。一人アウェー感を抱きながら、電車を降りたのでアル。トホホ。

アーケードが続く狸小路を抜けて、1丁目まで歩く。テレビ塔の近くまで進むと目当ての酒場『第3モッキリセンター』の暖簾が揺れていた。
b0019140_1755047.jpg
ガラリと戸を開けて、細長いコの字カウンターの左手へと向かう。
あぁ、札幌に戻って来た!、と云う実感が湧いてくる。

先ずは、生ビールを頂こう。酒の肴はしめ鯖だ。
b0019140_176260.jpg
強く〆た酢の味に体が思わず震えるのだナ。これは酒がススむススむ。クィッとビールを飲み干して、にごり酒に切り替えた。
b0019140_1761815.jpg
熱々のツブ鍋も良い酒の肴だナ。札幌の人は本当にツブ貝が大好きだと思う。花見や行楽の席にも必ずと言って良いほどツブ貝煮が登場するしネ。おでん屋でも寿司屋でも外せない食材だ。

ご主人の加藤さんにご挨拶をすると、先日僕の本を持参したお客様が店を訪れたと伺った。なんとも嬉しい限りでアル。
b0019140_1763292.jpg
札幌は飲食店の宝庫だけれども、此処は値段良し、味良し、雰囲気良しと三拍子揃った名店だ。あぁ、燗酒も胃に沁みるナァ。札幌の良心、皆さんも札幌を訪れたら是非!
# by cafegent | 2016-10-11 17:08 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
先日、生出演をしたFMえどがわの番組「あしたへ…笑顔りんりん」の内容が番組のブログに掲載された。毎週金曜日のパーソナリティは高田まゆみさん。彼女とはハイサワーでお馴染みの博水社さんの倉庫飲みイベントの会場で知り合い、以来フェイスブックなどで交流を続けている。
b0019140_17501270.jpg
ちょうど僕の新しい本が刊行したばかりだったので、本の紹介をしながら、何故下町の酒場巡りやハシゴ酒をするようになったか等を語らせて貰いました。FMえどがわのサイトでは、この時の内容の音声も聞けるそうなので、是非ご視聴して貰えるとウレシイ限り。

「FMえどがわ/あしたへ…笑顔りんりん」のブログ

知人から写真展の案内状が届いていたので、西麻布の写真専門ギャラリー「イー・エム」へ出かけた。
b0019140_17523624.jpg
その写真作品は、イスラム国(IS)によって破壊された世界遺産パルミラ遺跡の破壊前のかつての姿を捉えたものだ。撮ったのは元雑誌編集者の椎根和(しいねやまと)さんだ。

椎根さんは雑誌「Hanako」の初代編集長だった方で、今回の写真は雑誌「リラックス」の編集長を辞めた後の1997年に夫婦でシリア、ヨルダンを旅して、パルミラ遺跡に立ち寄った際に撮影したもので、その時のネガは20年近くも本棚の片隅に仕舞われたままになっていたそうだ。

今年になって、あの時撮影した遺跡がISによって破壊されたことを新聞記事で知り、銀盤プリントの写真だけを扱うギャラリーに相談し、今回の写真展が実現したのだネ。
b0019140_17525688.jpg
風景の切り取り方が上手く、さすが編集者だナァと唸ってしまった。

椎根さんは、この遺跡の前に立ち、「何も考えないで撮る」という理想的な心境になったそうだ。2400年前の荘子の教え「分別にとらわれるな!」「逍遥遊」(しょう よう ゆう=さまよいながら遊びなさい)と重なったと云う。

昔、映画「アラビアのロレンス」を観た時に実際のT.E.ロレンスに興味を抱き、イギリスの作家コリン・ウィルソンが書いた「アウトサイダー」を読んだことがあった。もう随分前だが、その頃はこの目でパルミラ遺跡などを見て回りたいと思っていたっけ。椎根さんの写真を眺めていたら、その頃のことを思い出してしまった。
b0019140_17532192.jpg
椎根さんと初めてお会いしたのは、門前仲町の酒場『大坂屋』だった。確か氏が「平凡パンチの三島由紀夫」を出版されたばかりの頃だったかナ。今回、ギャラリーで久しぶりにお会い出来たが、74歳とは思えないほど元気そうだったナァ。

僕もあんな風に素敵に歳をとりたいものだと思った次第でアル。
# by cafegent | 2016-09-23 17:58 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
台風16号が列島を直撃し、九州から四国沖を東へ猛烈な勢いで移動している。東京も昨日から雨が続き、一向に止む気配もない。愚図ついた天候にイライラしているのは、朝の公園散歩、野鳥探しに出かけられないからなのだナ。

9月に入った途端、秋の渡り鳥がいつもの公園に現れるのだ。毎年、観察しているから、どんな鳥がいつ頃飛来してくるか、おおよその見当がつく。ただ、デング熱の恐れから蚊を駆除するために公園の木々を大量に除去したせいで、小鳥が隠れる場所がなくなったり、餌になる虫たちが減っているので、鳥たちの数も随分と減っている。そんな訳で、雨が続くと野鳥を探しにいけないのだヨ。キビタキやツツドリ、サンコウチョウは観ることが出来たので、そろそろ瑠璃色の美しいオオルリに出会いたいものだ。
b0019140_12163099.jpg
季節を表す七十二候では、「玄鳥去る」(つばめ、さる)の時季を迎えた。春に渡って来て営巣し、たくさんのヒナが巣立ちしたツバメもそろそろ南方へと飛び去る頃なのだナ。もう二日もすれば「秋分の日」を迎えるネ。
b0019140_1243211.jpg
東京の街でも、彼方此方に彼岸花(曼珠沙華)の花が咲き始めている。田舎では来季の豊作を祈願して、おはぎを作る準備を始めているのだろうか。
      ◇           ◇           ◇
閑話休題。

先日、友人たち8人が集まり、岩本町に在る不思議な場所で小さな酒宴を催した。
b0019140_1133367.jpg
アウトドアファンに人気の有るショップ『ムーンライトギア』が1階の古い雑居ビルの階段を三階まで昇ると店名も何も出ておらず、初めて訪れた方は戸惑うかもしれない。

オフィスに良くあるようなドアをガチャリと開けると、中からお香が漂ってきた。おぉ、此処に間違いない!と中へとお邪魔する。

そう、この摩訶不思議な空間が、フランス植民地時代の魚醤とハーブを使ったインドシナ料理を提供してくれる『Indochinoise』(アンドシノワーズ)なのだ。植民地だったフランスの影響を受けたインドシナの料理を古いレシピブックなどを参考に再現したり、国内外の食材を活用して独特のインドシナ料理を提供してくれるのだネ。
b0019140_1135392.jpg
店内は右手がオープンキッチンになっており、店主の園 健さんと田中あずささんの二人が厨房で料理を仕込んでいる。
b0019140_11343516.jpg
お二人がどうして旧フランス領のインドシナ料理に興味を抱いたのかは「アンドシノワーズ」のサイトに紹介されているので、是非ご覧くださいナ。

厨房の反対側には大きなダイニングテーブルがドーンと置かれている。此処はケータリング等の出張料理やイベントに加え、4名から8名までの貸切での営業となっている。

今回は初の料理に興味津々な気の合う仲間たちが集い、各自で酒を持参してきたのだナ。
b0019140_1136916.jpg
赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、シェリー酒、そして僕はコニャックの樽で仕込んだ長崎の焼酎「529」を用意した。
b0019140_1136319.jpg
さぁ、酒宴のスタートだ!
b0019140_11365980.jpg
先ずは、サワガニと様々なハーブをすり潰したディップを青ナスとキュウリで戴く。
b0019140_11373397.jpg
本来はタガメをすり潰すそうだが、タガメは中々手に入り難いのでサワガニを用いたそうだ。蟹の殻が歯ごたえ良く野菜とマッチしていたナ。
b0019140_1140508.jpg
クメール・ルージュのような雰囲気を醸し出す園さんとも白ワインで乾杯!

お次は、冷やしたゴーヤに食用菊とエビを和えたインドシナの居酒屋料理の登場だ。
b0019140_11413530.jpg
氷でキンキンに冷やしてあるので、湿度の高い夜にピッタリだった。

こちらは、巻貝のココナッツ煮込みだ。
b0019140_11414731.jpg
インドシナでは何の巻貝を使うのだろうか、今回はツブ貝を用いて調理してくれた。
b0019140_1142242.jpg
このココナッツのスープが絶品の味だったナァ。

料理のレシピについて伺うと、園さんが一冊の本を取り出してきてくれた。
b0019140_11422955.jpg
1972年に刊行された「酒のつまみの芸術」と云うタイトルのレシピ本だった。言語がマレー語なのか、ラオス語なのか、カンボジア語なのかは定かじゃないが、園さんは言葉が判るので、このレシピ本を熟読して料理を学んだのだネ。凄いナァ。

続いて登場した大きなザルには、沢山の野菜が盛られていた。
b0019140_11433082.jpg
こちらは、ベトナムの居酒屋料理だそうだ。
野菜類をディップするソースは、魚醤に刻んだ茹でタマゴを和えた一品だった。日頃、野菜不足気味の僕にはなんとも嬉しい料理だったヨ。
b0019140_11464384.jpg
こちらは、レモングラスで味付けしたグリルポークとアーティチョークだ。これには、パイナップルと発酵した小魚のソースをつけて戴くのだネ。
b0019140_11445844.jpg
くさや風の香りがクセになりそうな味だったナ。

お次も肉が続く。
b0019140_11442081.jpg
今度はイチジクとミントのローストポークの登場だ。

森一起さん持参のロゼ・ワイン「Rainbow Juice」にも合う味だネ。
b0019140_1147948.jpg
オーストラリアのジェントル・フォーク・ワインが造る一本だが、生産者のギャレス・ベルトンは元海洋生物学者という一風変わった経歴を持つ。ワイナリーを作って2年目でオーストラリアで開催された国際ワイン品評会「HOT100」で最優秀ワインに選出され話題をさらった若者だ。虹色のように7種のブドウ品種を合わせた魅惑のワインは、インドシナの魚醤料理とうまくマリアージュしてくれたナ。

さぁ、何やら凄い料理がやって来たゾ。
b0019140_11473249.jpg
黒光りする三匹はインドシナ産のナマズだそうだ。
うどんライターのこんちゃんも興味津々のご様子だネ!
b0019140_1148532.jpg
インドシナのナマズ焼きには、マンゴーソースを合わせて戴く。
向こうのナマズの身は淡いピンク色なのだネ。
b0019140_11483835.jpg
全く泥臭くなく、淡白な味だったナ。

今度は、大きな蓮の葉の登場だ。
b0019140_1149655.jpg
ハテ、一体何だろうと思いきや、蓮の葉を取ると中からシュウマイが現れた。
b0019140_11491736.jpg
酒を使わずに蓮の葉で蒸しあげたカンボジア料理とのこと。これは酒のツマミにちょうど良い。

こちらは、インドシナ中部、ラオス料理だ。
b0019140_11493084.jpg
山の野菜、たけのこ、ササゲ豆に川エビを合わせて炒めた料理だ。
くさやの様な強い香りがする魚醤で炒めてありライムで味を調える。これも箸が止まらない一品だ。

僕の持って来た長崎・大島酒造の麦焼酎「529」は、コニャックの樽で熟成させた焼酎だ。
b0019140_11534026.jpg
オン・ザ・ロックで風味を楽しみながら味わった。

そろそろ〆のスープが登場だ。
b0019140_11502142.jpg
ラオス北部の野菜スープは、優しい味わいだったナァ。白米に汁をかけて食べると、これまた抜群に美味かった。

大いに食べて、飲んだが、野菜が多かったので、ペロリと平らげてしまったネ。
b0019140_11503545.jpg
食後のデザートはドラゴンフルーツやスターフルーツだった。
b0019140_11505528.jpg
料理の腕をふるってくれたあずささん、園さん、本当に未体験の料理ばかり、ありがとうございました!

今回は使わなかったけれど、ノコギリコリアンダーと云う野菜もあるのだネ。
b0019140_11511410.jpg
知らない食材も多くて、ますます興味を抱いたネ。

次回はどんなインドシナ料理で僕らを魅了させてくれるのだろうか。
料理に合う酒を選ぶのも迷いそうだし、今からもう楽しみだナ。
「アンドシノワーズ」のサイト
# by cafegent | 2016-09-20 12:16 | 食べる | Trackback | Comments(0)
今朝の東京は朝から強い雨が降り続き、肌に当たる風も急に秋らしくなったようだ。

季節を72種に分けて表す七十二候では「鶺鴒(セキレイ)鳴く」の季節となった。長い尾を揺らしながら、チャカチャカチャカと早足で歩くセキレイの姿は実に美しい。
b0019140_10303775.jpg
我が家のベランダの前の屋上では、生まれて間も無い幼鳥の子にエサを与える親のセキレイに心を奪われてしまった。

この鳥の歴史は古く、日本書紀ではイザナギとイザナミが契りの交わし方が判らず、セキレイが尾を上下に振る姿を見て、なるほど!こうやるのか、と察したワケだ。こうして、無事に我が国の神様は男女の交わりを覚えたのだネ。

僕の住む街にも少しずつ秋の渡り鳥が旅の途中に訪れるようになった。
b0019140_10305511.jpg
カッコウの仲間であるツツドリも桜の木の毛虫を求めてやって来た。
鼓を打った様なポンポンと聞こえる鳴き方が特徴的なので筒鳥と名が付いているのだヨ。
b0019140_10311457.jpg
また昨日は今季初のキビタキやコサメビタキなどの小鳥も観ることが出来た。
b0019140_10312672.jpg
もう少し秋が深まれば、もっと色々と見られるだろうナァ。
    ◇           ◇           ◇
閑話休題。

9月4日の日曜日、僕の地元武蔵小山にて新しい本の出版記念頒布会を催した。毎年、この時期は祭りが開催されるのだが、決まって土砂降りとなる。今年も前日まで大雨の予報が出ていたので、雨対策などを考えながらヤキモキして準備していたのだが、午後になったら見事に晴天となってくれた。

今回は僕が毎晩世話になっている老舗の居酒屋『牛太郎』の休みの日をお借りしての会となった。
地元に本社を構えるハイサワーでお馴染みの博水社さんがハイサワー缶や新作のハイサワーハイッピーなどをご提供して頂き、三重の宮崎本店さんからはキンミヤ焼酎を届けて頂いた。

そして、当日の酒の肴は、武蔵小山の名店『長平』と『豚星』より、多くの料理をケータリングして頂いた。
b0019140_10332777.jpg
午後2時からの開催だったが、気の早い呑んべいたちが続々と集い、1時過ぎから酒宴が始まってしまったのだナ。
b0019140_10354189.jpg
キンミヤを提供してくれた宮崎本店の東京支店長、伊藤盛男さんも早々に駆けつけてくれた。
b0019140_10361540.jpg
酒が取り持つ絆は強いネ!本当に感謝感激だ。

普段は椅子席の店内だが、長椅子を全て外に出して立ち飲みスタイルにした。
b0019140_1037181.jpg
20人が定員の店内もスタンディングだと倍の人数が入るのだネ。エアコンの無い店内だが、皆さん和気藹々と酒と料理を楽しんでくれていたようだ。

また、祭りの日と云うこともあり、近隣の方も外呑みを大目に見てくれた。
b0019140_1051357.jpg
快晴の秋空の下、続々と人が集まり、用意した100冊の本も1時間ほどで完売してしまい、後はいつもの顔見知りの酒宴となったのだネ。それでも、商店街の書店で本を買い求めて来てくれた方も居たり、感謝するばかりだったナァ。
b0019140_103858.jpg
ハイサワーの三代目、田中秀子社長も来てくれて店主の新井城介さんと一緒にパチリ!
b0019140_10564583.jpg
この日は久しぶりに会う旧友たちも多く集まってくれた。
b0019140_10384691.jpg
新宿『GOLD FINGER』のチガちゃんも駆けつけてくれたし、大井町のテキーラバー『Gatito』のユカチンも来てくれた。
b0019140_1039284.jpg
渋谷呑んべい横丁からもバー『Cruva』のヨッさんや常連仲間が集ってくれた。
b0019140_10504616.jpg
少し、ご無沙汰していたから嬉しかったナァ。
b0019140_10405759.jpg
こちらは、神保町『兵六』の仲間たち!
b0019140_10421899.jpg
また、京成立石からも『宇ち多゛』仲間の暁兄貴が祝いに来てくれたし、酒朋マサト君も『宇ち多゛』からの花を届けてくれた。
b0019140_10411865.jpg
本当に嬉しい限りだ!
b0019140_10414064.jpg
快くお店をご提供してくれた城さん、本当にありがとうございました!

午後5時までの開催だったが、氷や酒が足りなくなってしまいみんなに買いに走ってもらったりして、助かったナァ。
b0019140_10512180.jpg
3時間ちょっとの会だったが200人近くの方々が集まってくれたネ。
b0019140_10484244.jpg
皆さん、本当にありがとうございました!

今回、会を手伝ってくれた酒朋の宮崎クン、ありがとう!
b0019140_10481484.jpg
渡部クンも沢山の方を連れて来てくれてありがとうネ〜!
b0019140_10444824.jpg
白タオルを巻いて頑張ってくれた堀部さん、テキパキと酒をさばいてくれた田中こずえちゃん&モリンコこと森一起さん、本当にありがとうございました!
b0019140_1047484.jpg
そして、ずっと準備をしてくれて、当日も暑い中コロッケを100個以上も揚げてくれた、我がカミサンに感謝デス!

何もトラブルもなく無事に会も終了し、皆さんムサコの日曜ハシゴ酒へと向かっていった。
b0019140_1054177.jpg
駅前の商店街では祭囃子の音色に乗って、威勢よく神輿を担ぐ熱気が漂っていたネ。

さぁ、僕も頑張って本の宣伝をしなくちゃナ!
b0019140_1459351.jpg
日本の街角酒場で呑み語らう―いい酒と人情ふれあい―
# by cafegent | 2016-09-13 10:57 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
リオオリンピックも残すところ数日となったネ。昼間は高校野球、深夜はオリンピックとテレビに向かっている時間が長くなっている。馴染みの酒場も盆休みが明け始めているので、夕暮れからは街へ繰り出しすようになった。

暦では立秋を過ぎているが、東京は毎日暑い日が続いているのだナ。
昨日の午後も突然の豪雨に行く手を阻まれて、商店街の軒下で雨宿りをすることになった。
b0019140_12185218.jpg
酒場まで目と鼻の先なのだが、傘など役に立たないほどの強い雨に足が止まってしまったヨ。だが、5分ほど経った頃にはスーッと雨も上がって雲間が途切れたのだナ。

午後3時、酒場の先輩たちが集う時間帯に合わせて、武蔵小山『牛太郎』の暖簾を潜った。
b0019140_1275936.jpg
店主をグルリと囲むコの字のカウンターには古参のご常連さんが皆それぞれの定位置の席にて酒を愉しんでいる。そう、この日は来週発売になる僕の新しい本のご挨拶に伺った次第でアル。

瓶ビールの大瓶を頂き、先ずは乾いた喉を潤すのだナ。クゥーッ、旨い!一気に飲んだら、こめかみがズキンと痛くなった。おぉ、この痛みも快感なのだナ。雨が上がったら、少し涼しい風が吹いてきた。冷房の無い「牛太郎」の店内では、団扇や扇子が必須アイテムだが、雨上がりの風が暖簾の隙間から流れ込み、皆の団扇を扇ぐ手が止まったのだネ。

ビールを飲み終えた頃に、店を手伝う高橋さんから日本酒を戴いた。店のご常連さんが熊本に帰省した際に土産に持参した地酒とのことだった。安酒だから銘柄なんてイイよ、と云いながら高橋さんに手渡していた酒だったが、一人で呑むより、みんなで呑もうよ、と僕らにも振舞ってくれたのだナ。
お二人に感謝しながら、旨い酒を堪能した。
b0019140_1131423.jpg
あぁ、ハイサワー・ハイッピーも旨いナァ!地元で飲む地元の酒のなんと美味いことか。

さて、そんな訳で、ちょいと宣伝を!

僕の新しい本が、来週23日頃から書店に並び始めるのだヨ。前回の本は日本各地の漁港を巡り、地魚を食べ歩いた旅行記だったが、今回は日本各地の酒場をハシゴして歩いた酒場探訪記でアル。
b0019140_11324988.jpg
足かけ3年を費やして北海道から沖縄まで全国32都市の酒場を巡り、お店の方々やお客さんたちとの一期一会を綴った酒場探訪は、皆さんに『旅呑み』の醍醐味を味わって戴けるものと思っております。
b0019140_1140347.jpg
今回は挿絵も多く、すべてを自分で手描きしました。
b0019140_1140205.jpg
店主やお客さんたちとの出会いを描いたので、こちらも楽しんでみてくださいナ。
b0019140_11404884.jpg
日本の街角酒場で呑み語らう―いい酒と人情ふれあい―
b0019140_11505472.jpg
今回は前回よりも100ページも多く、とても読み応えのある内容で、毎晩ナイトキャップを飲みながら「旅呑み」を愉しむも良し、出張や旅行の列車の中で、その街の章を読んでも楽しいひと時を味わえることでしょう。

今回、新作の発売を記念して、僕の地元武蔵小山にてささやかなお披露目会を催すことになりました。ムサコを代表する老舗居酒屋『牛太郎』の場所をお借りして、新作本の販売会を致します。

今度の本は1冊1,728円(本体価格1,600円)ですが、この日に限り税抜きの1,600円にてご提供いたしますので、この機会に是非!

この日はムサコの酒場『長平』と『豚星』のお料理と地元・博水社のハイサワー及びハイサワー・ハイッピーをご用意いたします。

グラスを片手に本を手に取って頂けたら幸いです。また、夕方からは地元の祭りの神輿がムサコの街を威勢良く回ります。ムサコは日曜日も開いている酒場も多数あるので、お披露目会の後にハシゴ酒を楽しんでくださいナ。
b0019140_120221.jpg
      日時:2016年9月4日(日)14時〜17時
    
      場所:武蔵小山『牛太郎』 品川区小山4-3-13

※当日は、立ち飲み形式になりますので、軽装にてお越し下さい。
尚、準備の関係からご参加頂ける方は、お手数ですが、ご一報頂けると有り難く存じます。

小西メール cafegent524@gmail.com
または、Facebook Line 及び Twitter までお願いします。

では、皆さん、お会いできることを楽しみにしております!CHAO!
# by cafegent | 2016-08-19 12:21 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)