東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

次世代の書道家が活躍してるネ。柿沼康二はアートだナ。

先日、表参道でトレーニングが終わり、銀座線にて田原町まで足を伸ばしてみた。普段ならば、ジム帰りは渋谷「のんべえ横丁」に繰り出すコースだが、美味い酒の肴を欲してしまったので、悩んだ時の「簑笠庵」へとお邪魔することにした。一瞬、「立ち飲み なるきよ」でも良いナと思ったのだが、行ったばかりだったので雷門へ。

先ずは冷えたビールで喉の渇きを潤し、ホっと一息。最初の肴は山本さんの新メニューから。「鶏ささ身の柚子胡椒和え」は、酒が何杯でもススむ良いアテだ。
b0019140_18382358.jpg
既に京子さんはコレで3杯程呑んでいるご様子(まったくナぁ)。囲炉裏の灯を眺めているとホッとするねぇ。

続いて、「アボカドと海老のグリーンソース和え」を戴いた。
b0019140_18395672.jpg
酒は薩摩富士の兵六呑みだ。これで躯も温まるってもんだ。

牛蒡のぬか漬けが出来たって云うので漬け物を戴いた。
b0019140_18392978.jpg
へぇ、ゴボウも美味いのだネ。漬け物だけで酒がススム。

そして、本日の魚は「いとより」だ。
b0019140_19231892.jpg
今まで、いとよりって煮付けしか食べてなかった気がするが、塩焼きがこんなに美味しいなんて。余すところなくペロリと平らげてしまった。ご馳走さまでした。のんびりと奥座敷で寛いで吞んでいたらすっかり良い時間。
b0019140_18405930.jpg
終電までもう間近だったので、最後の〆の鶏スープを戴いて店を出た。
あぁ、此処はいつ来ても、帰りに必ず幸せな気分を感じさせてくれる店だナ。

それにしても出会いってのは、絶対に偶然じゃなく互いの持つ磁力に引き寄せられるのだと思うネ。
b0019140_18382546.jpg
「簑笠庵」の二人に出会ったのだって、神保町の居酒屋だけど、何となくこの歳になって、出会うべくして出会ったんじゃないかナぁって思っているのだ。まぁ、ボクだけの勝手な想いだけれどネ。


さて、話は変わるが、書道家の柿沼康二と云う人を最近よくテレビで拝見する。先日もNHKで放映された番組「課外授業」に登場していた。
以前、別の番組で観た時も彼は全力疾走で走っていた。その時は自宅でカレーを作るって云うナンダカなな内容だったが、今回は自分の母校である中学校に出向く。

自己紹介の前、最初に彼が「生」と云う一文字を何十枚もの大紙に無心になって書く姿が強烈なインパクトとして僕の頭の中に突き刺さった。

生徒たち皆に「書」にする一文字の言葉を探す小さな自分への探求へと向かわせる。各人と一対一で向き合い、彼等一人一人の自分自身を表現する言葉を探し出させ、2メートルくらいある程の大きな紙に、これまたデッカい筆を持たせ書かせたのだ。高校教師をしていたそうだが、子供たちの心の内をひらかせる「書」と云うものがあるのだナ、と感心してしまった。

初めて観た頃は、金髪頭で見た目もトッポくて、ガンガンにロックを聴きながらエネルギッシュに筆をとる、ちょいとパフォーマンスが大げさかなってな印象を抱いていた。

いつも白いシャツを着て、大きな筆と格闘しているのだが、そこから生まれた言葉は「書」の域を超え、「言霊」となって観た者全てを惹きつけるのだナと思ったのだ。現に僕がそうだからネ。

以前、書道家の横山豊蘭さんに展覧会での作品を依頼した事があり、その頃から色々な書家の書に興味を抱くことになったのだが、若い人たちの活動が凄いなぁと感じるヨ。

彼等もパワー溢れる30代だが、武田双雲と云う書家も同世代で活躍している書家だね。最近だとNHK大河ドラマ「天地人」の題字が彼の作品だネ。
朝日新聞を購読していると毎月1回「暮らしの風」と云う冊子が届く。扉を開けると最初に目に飛び込むのが武田双雲の書なのだ。彼は毎回、「季節のこよみ 七十二候」を書と文章で続けている。これが短文ながらスバラシイのだナ。

皆それぞれに個性ある「書」を書いているが、矢張り今僕が一番興味深く観たいと思うのは柿沼康二の「書」かな。「書」と云う範囲を超えているし、現代アートだよね、コレハ。
「柿沼康二さんの公式サイト」
b0019140_19164971.jpg

[PR]
by cafegent | 2009-02-05 19:18 | ひとりごと