東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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『アーツ&クラフツ展』を観て、最近の民藝ブームを実感。

躯の為を考えて「休肝日」などと云う物を設けたら、その反動が凄い。
よくダイエット中のマダムなんかが、甘い物は週に一度だけにしたの、なんて云いながらその時とばかりにケーキ・バイキングに通っているようなモンなのだ。
休肝日の翌日は、ここん所ずっと5、6軒のハシゴ酒が続いている。
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この土曜日も朝の立石「宇ち多”」からスタートだ。
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この日は、久しぶりに奥の席が全員顔馴染みで集ったのだ。四角い補助椅子まで出してもらって、9人での愉しい昼の宴だった。
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ひとみ姐さんもゴキゲンでアル。

そのまま、立石で2軒ハシゴ。
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浅草へ出て「簑笠庵」で一杯やって、蒲田へ移動。

立ち飲み「かぶら屋」でちょいと時間を潰して、「くま寿司」へ。
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相変わらず、くま寿司は美味しかったが、熱燗を飲み過ぎた。
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そこからどうやって帰ったか全然記憶無し。まったく、トホホである。「休肝日」など止めて、日々適量に変えようかしら。なんちて。

日曜は清々しい陽気となった。前日の深酒を完璧に抜こうと午前中からサウナで汗を出して来た。サウナと冷水を交互にたっぷりと一時間、汗と共に躯中の老廃物も出た感じだし、血行もよくなった気がしたナ。
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雷門で買って来た「ボア・ブローニュ」のレーズンパンで幸せな朝を迎えたのだ。

夕方、東京都美術館にて「生活と芸術 アーツ&クラフツ展」を拝見してきた。
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ここ数年、若者たちの間で「民藝」が流行っているらしい。様々な情報誌などで特集を組んだりしているから、若い子の口から河井寛次郎とか黒田辰秋なんて名前が飛び出たり、芹沢銈介なんかはカリスマ化しているなんて誰かが言っていたっけナ。只、一時のブームで気軽に手に入らなくなってしまうのだけは、困りものだよネ。

僕も昔から嫌いじゃないし、以前駒場東大の裏手に住んで居た頃は、歩いて3、4分で日本民芸館が在ったので、近くの広場でのピクニックの帰りなどに見学していたものだ。また、赤坂の「ざくろ」に行くのも、美味しい料理を愉しみながら、芹沢銈介や棟方志功の作品に触れることが出来るからだ。

で、絶妙なタイミングでの日本開催となったのが、本展覧会だ。
ウィリアム・モリスを中心とした作家が「生活の中の美」を提唱し、それが根付き、ウィーン工房から生まれた数々の工芸品、そして日本での民藝運動まで。

ヴィクトリア&アルバート美術館の企画により英国、米国と巡回し、我が国に来たが、今回特に目を惹かれたのは、昭和のはじめに柳宗悦が中心となって建てられた「三国荘」の室内再現だった。エクレクティシズムとでも言うべきか、西洋と東洋の折衷主義に見いだされた「用の美」がそこに再現されていた。当然、先ほど挙げた作家たちの作品が室内に飾られているのだ。

今から20年以上前、ヴィクトリア&アルバート美術館監修のウィリアム・モリス・コレクションと云うカップ&ソーサーやプレート等の食器シリーズが流行った。あの有名な内装テキスタイル「いちご泥棒」など数柄が商品化され、我が家にも有った。「流行」は繰り返されるが、今また世界中で流行りつつあるって云うのも実に面白いナ。

それにしても、ブームを実感する程に、イマドキの若者たちが多く詰めかけていたナ。

展覧会自体はとても興味深く拝見し、見応えも十分だった。が、会場を一歩出た途端に繰り広げられるミュージアムグッズの凄いこと、々々。
これはもう便乗商売に近いのだ。「何もそこまで作らなくっても」てな感じのTシャツや風呂敷、クリアファイル等々。仕舞いにゃウィリアム・モリスのテキスタイル柄のジャムまであった。「民藝」関係グッズあたりは、布志名(ふじな)焼きの、あのボテっとした陶器類が売られていたが、これなんかは今でも島根の窯がずっと伝統を守りつつ、進化させている工芸品だからまだ良い。ココットに柄のついた片手鍋型の陶器が可愛いかったなぁ。聞けば、卵を焼くパンだそうだった。うーん、買えば良かったか。

展覧会を見終わって、夕方5時。バーナード・リーチの絵皿を観ながら何故か無償にトウモロコシのバター炒めが食べたくなったのだ。きっとマッ黄色のバターコーンを盛るのに丁度良い皿って感じがしたのだろうか。
そんな訳で、上野からJRに乗り目黒の居酒屋「蔵」へと向かった。

「蔵」は目黒に住むオジサンの聖地の様な酒場だ。そして、当然のことながらこの日も夕方からオジサンたちはすっかり出来上がっている。
休みの日のスナックのママさんたちと馴染みのお客さんたちの集いって様子が、此処には似合うのだ。
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瓶ビールにコーン・バターはベスト・マッチだネ。むふふ。
酒をレモンサワーに変えた頃、野方「秋元屋」帰りのひとみ姐さんが合流。
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「蔵」には久しぶりに登場だ。こんな、いたって普通な休日の過ごし方がイイ。
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そして、我が家でホっこりと「兵六呑み」を愉しんだ。
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by cafegent | 2009-02-23 19:09 | ひとりごと