東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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ボクの家にも、定額給付金と云う小さな春がやって来た。

プレゼンと冊子の制作が重なり、今月は遅い日が続く。
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夕飯を食べ損ねる時が多く、何かと某深夜食堂のお世話になっている。
夕べは砂肝炒めにキムチ鍋を作ってもらった。
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此処で食べる料理は何れも家庭料理の範囲だが、実に美味い。どんな料理だって作る人の真心一つでこんなにも旨くなるのだ、と云う見本の様な味なのだ。熱々の鍋をかっ喰らい、カッと汗を出し、冷たいビールを一気に喉に流し込む。仕事の疲れも吹き飛ぶってもんだ。最後はおじやに仕立ててもらった。むふふ。

寒さ舞い戻った東京の深夜。外は突風が吹いていたが、顔に当たる春風に向かって突き進む活力が戻ってきた。心地よい酒とホッとする料理のお陰で、少し元気が出て来たナ。

帰宅すると、僕の家にも、あの「定額給付金」の封筒が届いていた。
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年齢の横に「¥12,000」と記載されており、その隣には「辞退」に○を囲むようになっていた。コレって辞退すると全額が国へと戻されるそうだネ。それ故、同封のチラシには「区の発行する商品券」の購入と「区への寄付金」を促す内容が書かれていた。国へ戻すのなら、アナタの住む区に還元しておくれ、って事なのだ。
しかし、誰が辞退などするものか。有意義なムダ遣いでもしようか。
うーん、焼肉ジャンボに行くか。いや、欲しかった本でも買おうかナ。

昨日からまた寒くなってしまったが、東京もこの週末の陽気でかなりの桜の蕾みが膨らんだことだろう。
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目黒川沿いの桜もほんの少しだけ咲いていた。

   さまざまの事おもひ出す桜かな

これは、誰もが知っている芭蕉の句だが、桜の花は様々な遠い想い出を蘇らせくれる。そして、今年もまた満開の桜の下で新しい想い出が作られるのだナ。

都内の桜が満開になるには、まだ時間がかかるが、千鳥が淵に在る山種美術館では、毎年恒例となっている「桜さくらサクラ・2009」が開催されている。此の場所に山種美術館の仮移転して11年目、毎年この季節に桜をテーマにした展覧会が催されているのだが、今年の秋、広尾に本館移転するため千鳥が淵での本展覧会も見納めとなってしまった。
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日本が誇る画家、奥村土牛、横山大観、速水御舟、東山魁夷の桜から、東山魁夷、石田武の千鳥が淵の桜、千住博の描く夜の桜まで、会場全体に所狭しと約50点もの桜で満開である。桜とは観る者ひとり一人にいろんな思いを巡らさせてくれる。

この展覧会は、5月17日まで開催されているが、街の桜が満開になる前に、一足早くお花見は如何だろうか。
「山種美術館」のサイト

先週、打ち合わせ先の大学で卒業式が催されていた。彼らも四年前の受験で合格し、今はもう死語になっている「サクラサク」の思いを胸に抱いて新入生として学び、様々な想い出と共に今、社会人として飛び立とうとしているのだ。就職氷河期真っただ中の今、今年の桜は彼らにどんな想い出を刻むのだろうか。

   人の世のかなしき櫻しだれけり

これは久保田万太郎が詠んだ句だが、枝垂れ桜の景色に今の世の中を想うのだろう。

桜は咲き始めの頃、七部咲きの頃、満開、そして葉桜と、そのどれを眺めても実に美しい。絢爛豪華に咲き誇り、そして潔(いさぎよ)くパッと散る。月末頃には、多くの花見に顔を出す事になるだろう。それぞれに、また新たな想い出となれば良いね。
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さて、我がデジカメも思いのほか早く修理から戻って来たし、来週あたりは、盃に桜の花を浮かべて一献つけるとするかナ。
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by cafegent | 2009-03-24 12:56 | ひとりごと