東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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中山うりライブ、鴬谷のもつ焼き、そして簑笠庵の鯛めし。

ひとみ姐さんが最近お気に入りの四ツ木の『長楽べーカリー』は、パンも美味いがケーキもイイとの事だった。
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そんな訳で、「紅茶とオレンジのケーキ」をお裾分けして戴いた。紅茶の香りも良くしっとりとした大人のケーキって感じで珈琲にぴったりな味だった。

先週末はマイケル・ジャクソンの訃報に続き、ファラ・フォーセットの訃報まで飛び込んで来て、驚きの連続だった。僕の時代は、ファラ・フォーセットじゃなくて、ファラ・フォーセット・メジャーズだった。ほんの一時しか夫婦じゃなかったみたいだけれど、海外ドラマ「チャーリーズ・エンジェル」に首ったけだった頃、彼女は600万ドルの男の妻だった。当時の女のコたちは、こぞってフレアーパンツを履いて、ファラと同じ髪型をしていたっけ。でも、誰もあんなフェロモンは出せなかったナぁ。あの少し開いた唇にソソられたもんだ。

彼女の訃報の数日前、長年のパートナーだったライアン・オニールから求婚され、それを受け入れたとの記事を読んだばかりだった。
彼女の死期が近い事を知りながら、最後の最後まで『愛』をまっとうするなんて、凄過ぎる。死は悲しいし、受け入れなくてはならない事実だけど、彼女はきっと、きっと幸せな気持ちで天に召されただろうね。
そして、僕らの青春がまたひとつ消えてしまった。合掌。

さて、三社競合コンペだった大阪での仕事に勝った。そんな連絡を受けたので、金曜は早々に仕事を切り上げ、立石に呑みに行く事にした。

梅割りを3杯呑んで、程よく酒が廻ったところで、電車に乗り込んだ。青砥で乗り換えて、日暮里へ。
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夕焼けが美しいね。JRで鴬谷駅まで出掛けた。

この日は、エスケンさんにお誘いを受けて、中山うりワンマン・ライブを聴きに来たのだ。
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駅の高架線を渡ると名店『ささのや』が目に入る。
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陽の暮れないうちから外まで人だかりだ。よし、帰りに寄ろう、と『東京キネマ倶楽部』に向かう。
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会場では、毎度お馴染み私設ドアマンのマック・ロマンス氏がこの日はバラの花を女性たちにプレゼントしていた。ひとみ姐さんもバラを戴いてゴキゲンだった。
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ライブが始まるまでの間、ハスキー中川氏のDJをバックに酒を楽しむ。オペラも歌舞伎もライブも多少の酒に酔っていた方が、演者との距離が縮まり一体となって楽しめるのだナ。

ライブが始まると、歌に合わせて皆が手拍子をして、会場全体が湧いた。ホーンセクションにヴァイオリンも加わり、音の厚みも中山うりサウンドを際立たせていたね。新曲も交えながら、お馴染みの曲が続く。高田渡の名曲『生活の柄』は、すっかり彼女の持ち歌になった感が有る。
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最後まで、元気溢れるステージを魅せてくれた。アンコールではお馴染み「走る女」や「マドロス横丁」で、僕らの期待を裏切らない素晴らしいライブだった。

s-kenさん、素晴らしいライブをありがとうございました。

ライブの後は、『ささのや』へ。夕方以上に凄い人だかりだった。
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レモンハイを呑んで、もつ焼きを戴く。此処は全て一串70円と庶民の強い味方の酒場でアル。
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ハイ、これで350円也。
皿を貰ったら、あとは焼き場に行って好きな焼き鳥を自分で勝手に取れば良いのだ。最後は残った串の本数を数えりゃお勘定が判るって、実に明朗会計システムなのだ。
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ひとみ姐さん、レモンハイに釘付けだ。

暫くすると、ライブ帰りの遠藤ソーメー画伯もやって来た。
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もつ焼きの頼み方が判らず少し戸惑っていたが、店のお姐さんに皿を貰ってからは、ススーッと焼き場へ行ってもつ焼きを10本程皿に盛っていた。流石、躯も大きいソーメー師匠食べる量も多いのネ。

こうやって、愉しく夜も更けるのであった。
        ◇       ◇       ◇
土曜日は朝から立石へ。八広を過ぎると荒川四ツ木の緑地が見える。
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ジョギングする人、野球をする人など皆気持ち良さそうだ。
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段々と暑さキビシくなって来たせいか、『宇ち多”』に並ぶ人も少なくなったかな、と思うのだが、表の入口は10時15分辺りでもう一杯みたいだった。そして、この日は10時50分に口開けとなった。いつもの席は3人程余裕が出来て、皆ゆったりと座る事が出来た。8人席に5人とは贅沢やなぁ、と思いつつ、5分程でまた一杯となった。
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ビールの小瓶をチェイサーに梅割りを呑む。胃にしみる寶焼酎が、週末の口開けを実感させてくれるのだナ。ホネも土曜日は柔らかく煮込まれており、最高の味だ。

店を出るとまだ11時半でアル。外の日射しは一段と強くなっていた。こりゃ、汗かいてスグ酒が抜けちゃうナ。
そのまま電車に乗って五反田へ。リーバイスのファミリーセールへ行こうかとTOCビルまで出掛けたのだが、13階のセール会場では高島屋のセールを開催中。ハテ、おかしいゾと葉書を見ると、セール会場は新宿NSビルだった。思い込みって奴はイカンねぇ。何年もずっとTOCだったので、今回も当然の如く五反田へと来てしまったのだ。トホホだね。炎天下の中、五反田駅まで戻り、新宿へと向かった。汗ダクになるし、これで完璧に宇ち多”の昼酒は抜けたナ。

毎年、この機会にジーンズを買うのだが、半年のダイエットの成果が出て今まで32インチだったサイズが29インチになった。1年前に買ったジーンズは前を外さなくても脱げるのだから、相当ウェストも絞れたみたいだナ。こいつぁ、ちょいと持続させないとイカンな。

と思うも束の間、また電車に乗って武蔵小山へ。すっかり汗をかいてしまったので、武蔵小山温泉『清水湯』へ。黄金色に濁った源泉掛け流しの湯に浸かり、しばしの極楽を堪能した。
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さっぱりした所で午後3時、『牛太郎』の暖簾をくぐるとタイミング良く席が空いていた。コの字カウンターの右へ座り、ビールを戴く。『兵六』同様、エアコンの無い店内では皆扇子を扇ぎながら、酒を呑む。
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冷や奴をアテに午後のひとときを過ごすってのは、なんとも贅沢だナ。

菖蒲華咲く初夏の太陽が沈みかけた頃、浅草雷門の交差点に着いた。
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この何とも云えない瑠璃色の空が大好きだ。

交差点を渡り、いつもの酒場『簑笠庵(さりゅうあん)』へ。

開いた戸の内側からは、笑い声が響いてる。暖簾をくぐると、ひとみ姐さん、ハッシーさん他、いつもの面々が集って居た。
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先ずは、薩摩富士を兵六呑みで。付き出しの辛さに酒がススム。
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ぬか漬けも良い塩梅。

この日の山本さんオススメの魚は赤ハタだった。赤ハタっつたって、共産党の新聞じゃぁナイ。それはそれは見事な魚で、銀座辺りで食べたら凄い値段だろうナぁと思いつつ、煮付けを戴いた。
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こうして見ると赤ハタって結構愛嬌のある顔してるのネ。身もプリプリして旨いが、頬のところがたまらなく美味いのだ。
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こんな魚には日本酒だろうってナ事で、「一の蔵 無鑑査」を冷酒で。
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このキリッとした辛口が煮付けの甘さに合うんだネ。うーん、ベストマッチ。

美味い酒と肴に舌鼓を打っていると、戸がガラリ。イナセな浴衣姿のキクさん登場。
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矢張り、或る程度年季が入った男の浴衣姿ってのは格好良いねぇ。こう季節を先取るってのが粋なのだ。

浴衣の柄だって、例えば、夏に蜻蛉の柄や雪の結晶柄の浴衣、鈴虫柄の帯なんてのが、憎らしい程素敵だネ。見る相手に涼を与える図案は江戸の粋さかナ。
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キクさんの持っていた扇子がまた素敵だった。なんと、キクさんの父上が昔ルフトハンザの機内で貰ったモノだそうだ。これまた、随分とイカシてた。

先日、とても美味い小鯛の塩焼きを戴き、今度は是非とも鯛めしが喰いタイなぁとお願いしたら、「今からで良かったらやってあげようか。小一時間かかるけど待てるかい?」との嬉しいおコトバが返って来た。
これには、カウンターの全員が頷いた。〆のご飯が鯛めしたぁ嬉しいじゃないか。

鯛をじっくりと焼いてから、ご飯と一緒に炊き込む。待ってる間にも酒が進む。それにしても、こう待ち遠しい時間ってのは随分と長く感じるものだナ。話が弾んで来た所で、さぁお待ちかね「鯛めし」の出来上がりだ。
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香り、味ともに云う事無しの美味しさだ。夏の鯛めしは最高に旨い。
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最後に飛竜頭の含め煮と松輪の〆サバを戴いた。日月が休みなので、残してもノー・ジンジャー(ショウガ無い、なんちて)と出してくれたのでアル。嬉しいねぇ。また酒が進んでしまった。

先ほどの鯛めしといい、此処は、こんな粋な計らいをサラリとしてくれるから、足繁く通ってしまうんだよナ。さて、次回はどんな料理が出てくるか楽しみだね。

毎度毎度、ご馳走さまでした。
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七月は、入谷の朝顔まつりもあるのだナ。そろそろ、浴衣を出すとしようか。
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by cafegent | 2009-06-29 18:31 | 飲み歩き