東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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夏には夏の芝居がイイ。観終わった後の酒もまた良し。

あっと云う間に八月に突入だ。
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七十二候では「大雨時行」、昨日の様に時として大雨が降ったりする時季なのだ。

降ったり止んだりと変な天気だったけど、酒場でちょいと一杯引っ掛けてるうちに止んでしまうネ。昨日は酒を控えようと思っていつもの秋元屋の口開けをお休みしたのだったが、どうも呑まない方が体調に良くないと、戸越銀座の『大滝』へお邪魔した。ねじり鉢巻き姿が板に付いている女将さんは料理が上手いと評判だ。流石、この地で30年以上もやっているだけあって、何を食べても美味かった。
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酒は生すだちハイを戴いた。
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岩もずくとジンタンの南蛮揚げが特に良かったナ。

商店街の履物屋さんでは、ふっくらした犬が長閑に寝ていた。
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雨も上がったので、もう一軒。
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中原街道沿いに佇む焼き鳥の『鳥久』で手羽焼きにレバーとネギマを戴いた。
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酎ハイにすこぶる合うのだネ。
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此処はこの佇まいも素敵だネ。
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親爺さん、ご馳走さま。

七月は歌舞伎座にて「海神別荘」を観た。
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泉鏡花の原作を玉三郎が演出しており、夏ならではの舞台だった。
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海老蔵が海底の宮殿の公子となって、陸から美女を嫁に迎える。絶対的な権力を誇示する公子に海老蔵がハマリ役だった。また、陸が恋しいと喚く美女が玉三郎だ。この二人じゃなかったら、こんなに魅入らなかったかもしれない。
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歌舞伎座を出た後、木挽町を歩き大好きな蕎麦屋『湯津上屋』の暖簾をくぐる。蒸し暑い夏は、此処か新橋『辻そば』が良い。

先ずは板わさをアテに冷酒を戴いた。
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小さな店なので、酒を呑みながら、厨房の様子を眺めるのが愉しい。
丁寧な仕事をする寡黙なご主人とテキパキとした女将さんの若い夫婦が切り盛りしているのがなんとも云えず微笑ましくて、実に居心地が良い店だナ。

酒を呑み終えた頃に丁度、目当ての「冷やかけすだち」の登場だ。
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薄く切ったすだちの香りが暑さを吹き飛ばしてくれて、ペロリと平らげてしまう美味さだった。

この晩は、仕立て上がった浴衣を着て雷門の『簑笠庵』へお邪魔した。
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いつもの面々が集い、楽しいひとときだったナ。
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外がどんなに暑くても、薩摩富士は温かい兵六呑みに限るねぇ。
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どうでぇ、とばかりに常連のみっちゃんにパチリと一枚。
     ◇        ◇        ◇
先月は一龍斎貞水師匠の立体講談「四谷怪談」を観たが、この時季は怪談話がイイネ。今月は本多劇場にて立川志の輔師匠の「牡丹灯籠」も控えている。そして先日、三軒茶屋のシアタートラムにて世田谷パブリックシアターの企画による前川知大脚本・演出の舞台『奇ッ怪』を観た。
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小泉八雲の再話文学をベースにして、新たな怪談話を創り上げた。八雲でお馴染みの怪談「常識」「破られた約束」「茶碗の中」「お貞の話」「宿世の恋」、この5編を語りながら、もうひとつの劇中劇が展開していった。
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舞台美術と効果音響がとても素晴らしく、グイグイと舞台に引き込まれていった。会場の大きさも丁度良かったし、とても見やすかった。
また、この人の演出する舞台を観なくちゃナ。

役者では、出色は池田成志の演技かな。第三舞台の頃から、幾つか舞台を観て来たけど、宮藤官九郎作品の時以上に良かったなぁ。
あっ、でも仲村トオルがこんなにイイとは知らなかった。これも今回の見っけモンかもしれない。
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さて、今月は花火大会が多いね。どこか観に行けるかなぁ。
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by cafegent | 2009-08-03 17:57 | ひとりごと