東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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猛暑を逃れ、ヒグラシの啼く軽井沢へ。

12歳から18歳までを札幌で過ごした僕は東京の茹だる様な暑さについて行けない時がある。特に先週の暑さは尋常じゃなかった。エアコンが苦手だから窓を全開にして寝るのだが、風すら吹いてくれないのだ。寝苦しい夜から脱出しようと、週末から軽井沢へと出掛けたのだ。
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前日、『簑笠庵』で呑み過ぎたせいもあって、朝が辛かった。それでも頑張って新幹線に乗ってしまえば一時間で着いてしまうので、駅へと向かった。いつもなら電車に乗り込んだ途端、ビールでも呑むのだが、さすがに前日の酒が残っており控えてみた。
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昼頃、軽井沢駅に到着。外に出ると日射しは強いのだが、肌に触れる風が冷んやりとして心地良かった。ようやく、「秋風月」の八月を感じる事が出来たナ。

太陽もジリジリと街を照らすのだが、ちょいと木陰に入れば嘘の様な涼しさが待っているのだ。あぁ、これぞ避暑地の醍醐味だ。

腹が減ったので、駅近くの『茜屋珈琲店』へ。
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旧軽銀座にも在るが、近い方の北口店へお邪魔した。

此処は品書きがシンプルなのが良い。カフェオレやアイスティーなどは無し。珈琲に紅茶、それにジュースくらいしか無いのだ。
そうそう「高いがうまい」のケーキも良いが、大好きなカレーライスを戴いた。
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とろとろの牛肉は、まるでビーフシチューのカレー版の様な感じかナ。じんわりと汗が出て来るカレーは、欧風でとても上品な味わいでアル。
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カレーを食べた後に飲む珈琲がこれまた美味いのだが、カレーで麻痺した舌に少し刺激的でイイのだナ。むふふ。

腹ごしらえも済み、自転車を借りてのんびりと過ごすことにした。

旧軽井沢を抜けて、雲場の池へと向かった。
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秋の紅葉も見事だが、湖面に映る緑の木々も美しい景色だ。
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水辺の草むら辺りでは、水鳥のバンが餌を探していたナ。可愛い姿をずっと魅入ってしまったヨ。
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自転車で別荘地を抜け、市村記念館へ。
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軽井沢開拓の歴史を知る事が出来てとても面白かった。同じ敷地内に在る軽井沢町歴史民族資料館では、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展も開催されていた。日本の西洋建築と云えば、この人だよネ。

軽井沢の歴史に触れた後は、温泉に浸かって汗を流す。
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星野リゾートは、先月また新しい商業施設『ハルニレテラス』をオープンさせたらしい。
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クルマも人も物凄い数で賑わいを見せていた。カフェや雑貨屋さんは軽く流し見をして、野鳥の森を抜ける。

『星野温泉 トンボの湯』の源泉かけ流しに浸かり、しばし憩いのひとときを堪能。
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サウナでガッと汗を出したので、外のテラスでビールを戴いた。
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軽井沢に来たのだから、やっぱり軽井沢高原ビールかしら。エールビールが夕暮れ前には丁度良いネェ。
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ハンモックを借りてちょいとお昼ね。
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この時季、夏のひまわりも美しいが、もうコスモスが咲いていた。
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こっちにはキキョウも咲いている。
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やはり軽井沢には一足早い秋の風が吹いているのだナ。
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ほら、空が段々と淡い蒼色に変わって来たネ。
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夜は、僕が軽井沢で一番気に入っている店『Ogosso』へ。オゴッソは予約を取るのが大変なのだが、この日は運良く席が作れたから、と連絡を戴いたのだ。
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この店はとても居心地の良い店でアル。東京の店で例えるならば、青山の『なるきよ』だろうか。

中央に並べられた大皿には旬の素材で作った料理が並び、近隣で穫れた自然野菜は好きなように料理をしてくれるのだ。そして、抜群のパフォーマンスで皆を惹き付ける柳沢さんの存在が、此処の最大の魅力かもしれない。
吉田成清に会いたいから、青山に出向くように、軽井沢に着たら先ず彼に会いたくなるのだ。

ぐるりカウンター席では、家族やカップルたちがとても楽しい笑顔で酒に酔い、美味にご満悦なのだ。
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この日は、先ず茄子の揚げ浸しにポテトサラダ。続いて、下仁田こんにゃくを八丁味噌でじっくりと煮た田楽だ。
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いやぁ、酒に合うナ。こんにゃく本来の味だナ。
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ビールの後は、鹿児島の芋焼酎「相良兵六」を戴いた。

続いて、季節野菜のテリーヌの登場。
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オクラに人参、ベビーコーン、大根、鶏肉などを白菜で巻いて、テリーヌに仕上げてある。目にも爽やかな一品だネ。まさに「涼を戴く」と云った趣きだネ。味噌のソースが絶妙だ。

野菜が美味いってのは、素晴らしい。食欲が湧いてきたので、目の前に有ったアスパラガスなどを茹でてもらった。
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一緒に出て来たのは、地元で穫れた茎ブロッコリにインゲンだ。シンプルに塩とオリーブオイルで食すのが美味い。
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そして、お待ちかね、オゴッソ名物「ぎたろう軍鶏のシャモスキ」だ。
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浅間鳥牧場で朝取れたばかりの卵をすき焼きに合わせるのだ。
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この卵がすき焼きの割り下に見事にマッチするのだヨ。

最初にシャモの皮を鍋に入れて、美味い脂を出していく。
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出汁が出たところで、もも肉、胸肉を入れてくのだ。あぁ、シャモってこんなに美味いのネ、って再確認しちゃうのだ。

ジューシーな肉が卵と絡み合い、口の中一杯に美味さが広がって行く。ハツ、砂肝、そしてレバーと鍋に入ってく。

軍鶏三昧に浸っていると、そこへ豆腐や牛蒡なども入る。
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シャモの旨味が滲みた豆腐の美味いのなんの、南野陽子。なんちて。

で、オゴッソの「シャモスキ」は、この後が最大のお愉しみなのだヨ。
たっぷりと軍鶏の旨味が出た出汁でおじやを作ってもらうのだ。
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少し蒸らして、ハイ出来上がり。
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これには、京都祇園「原了郭」の黒七味が合うのだナ。熱々のウマウマで、あぁ幸せ。

たらふく食べて大満足。これだから、軽井沢はたまらないのだナ。
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自然のエアコンが気持ち良い夜の軽井沢を20分程のんびりと歩き、胃を落ち着かせた。

そして、軽井沢本通りに佇むバー『B&Bアマノ』ヘ。
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此処は、マスターと話しをしながら呑むひとときも素晴らしいが、何と言ってもママのコユキに逢いに来る客が多いのだ。

軽井沢広しと云えども、こんなに可愛いママは居ないのだヨ。
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どうですか、コユキのこの可愛い顔は。
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接客だって、ご覧の通り。
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ギネスの後は、スコッチのハイボールで夜が更けていったのだった。
by cafegent | 2009-08-17 19:12 | 食べる