東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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「平日昼酒」の後は、展覧会をハシゴだ。

日本橋にちょいと用事があったので、午前中に済ませ昼飯をとった。
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コレドと高島屋の間に在る『カステラ銀装』は、何故こんな場所にと云う処に佇んでいる。
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関西の方が有名なカステラ屋さんだが、此処の夏の「甘夏カステラ」は実に美味い。この日は残念ながら品切れだったので、また次回。

此処、『日本橋 玉ゐ』は、穴子飯しの店でアル。
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佇まいを観れば可成りの老舗かと思いきや、出来てまだ5年と新しい店なのだ。ただ、味良し、雰囲気良し、店の人大変感じ良しなので、店主の演出勝ちだネ。
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入口に近いカウンターに腰を下ろせば、玄関から入る陽射しを肴に生ビールが美味い。此処は昭和28年に酒屋として建てられた日本家屋だったそうだ。酒朋矢野兄の専売特許である「平日昼酒」を愉しむのにうってつけの佇まいだ。

そして、肝心の穴子はと云えば、煮上げか焼き上げを選ぶことが出来るのだ。僕が食べるのは小箱なので、どちらかを選ぶのだが、沢山食べられるお方ならば、中箱か大箱が良い。煮上げと焼きを合のせにしてくれるので嬉しい限り。

ふんわりと口の中で溶けるような柔らかい穴子が良ければ煮上げだナ。
カリっと香ばしい風味を堪能したいならば焼き上げがよろし。
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穴子飯しを三分の二程食べたところで、お椀に移す。焼き骨でとった穴子のお出し汁をかけて「あな茶」を味わうのだ。たまらんなぁ、この美味さ。むふふ。

室町に支店も出来て、そちらも空襲で焼けなかった民家を改築して店舗にしている。どちらも昭和の香り漂う雰囲気の中で美味い穴子に酒が待っているのだヨ。

平日昼酒を愉しんだ後は、銀座に出て『トラヤ』で帽子を物色。パナマの季節も彼岸までだから、秋のソフト帽が欲しいのだ。

さて、松屋銀座店にて「日本のプチファーブル」と呼ばれる細密画のアーティスト、熊田千佳慕(ちかぼ)さんの展覧会を拝見した。
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昆虫や草花の細かい毛や葉脈を実に丁寧に描き込んでおり、独自の世界観を創り出している。御歳なんと驚くなかれ、今年で99歳を迎えるのでアル。

デザイナーとして活動をした後、昆虫画を手がけ始め、60歳を過ぎた辺りから海外でも注目を集めるようになり人気画家となったそうで、70歳の頃から生涯を通じたライフワークとして「ファーブル昆虫記」の絵本化に取り組んでいるのだ。
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朝日新聞のコラムのひとつに、聖路加病院の理事長である日野原重明さんが『97歳、私の証 あるがまま行く』を連載している。そのコラムで、熊田さんの事をご紹介していたのだが、97歳で今尚元気な日野原さんが白寿を迎えようとしている98歳の熊田さんを讃えており、”今の子供たちの間では「ハリー・ポッター」シリーズ等がブームが起こっておるが、自分の子供の頃はファーブルの『昆虫記』が大人気でした。これを読んだ大人が子どもに面白い昆虫の話しを教えてくれたものだ”、と記している。

お二人とも1911年生まれだそうだが、この年齢で今も現役を続けている事は偉大だネ。

そう云えば、僕が日々通う神保町の酒場『兵六』の初代女将も御歳97歳でアル。そして、今も週に一度は店に出て、仕込みを手伝っているのだから、こちらもまた現役なのだ。凄いねぇ。もしかしたら、日野原先生や熊田画伯と同い歳かもしれないネ。
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皆さん、これからもずっと現役を続けてもらいたいものだ。
まさに「VIVE LA VIE 人生に乾杯!」だネ。
       ◇       ◇       ◇
松屋銀座店の熊田千佳慕展と同じフロアにて、『銀座・手仕事直売所』なる展示即売イベントが開催されていた。個性溢れる若手の作り手たちが新たにクリエイトした暮らしの道具や器、家具などの「手仕事」を一堂に集めて直売していた。
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僕が以前から好きだった北海道旭川発の澄川伸一さんデザインの靴べら「マグベラ」も出店していたナ。コレ、デザインも良いし玄関ドアにマグネットでくっつくウォールナットの靴べらなのだ。

24日(月)までの催しなので、是非出掛けてみて欲しい。

同じく、銀座松屋デパートの裏手に在るハヤシ画廊にて、日本手拭いのデザイナー高橋武さんの『型染てぬぐい展』が23日(日)まで開催されている。
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来年の干支である寅にちなんだ新作など手拭い好きにはたまらない展覧会なのだ。

併せて、観ては如何かナ。
by cafegent | 2009-08-21 12:28 | ひとりごと