東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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夏の終わりの日々是雑文日記

ユニバーサルミュージックの藤田クンからクレージーケンバンドのライブにお誘い戴いた。横浜開港150周年を記念した本牧埠頭D突堤に在る横浜港シンボルタワーでのライブだ。
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ヨコワケハンサムボーイの横山剣さん率いるCKBは、ユニバーサルに移籍したんだったネ。移籍後のニューアルバム「Girls! Girls! Girls!」も売れ行き好調らしい。イイネッ!

ライブは、ピクニックゾーンと云う場所で、レジャーシート敷いてのんびりと出来るらしい。土曜日は朝から立石で呑んだくれてるのだから、ゴキゲンな気分でハマを目指そうか。

先日、『宇ち多”』の常連岩崎弟サンから大変美味いお握りを戴いた。
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宮崎県の名物らしく包み紙には東国原知事の似顔が描かれている。そして、包みを開くとホラ、豚肉がみっちりとご飯を包んでいるのだヨ。
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コレ、『元祖にくまき本舗』が作る「にくまきおにぎり」なのだ。
しっとりとした醤油ダレがご飯と豚肉を絶妙なバランスで調和させ、大きさも結構なボリュームなのだが、ペロリといけてしまう。
いやぁ、美味いモノを教えてくれて嬉しい限り。

新大久保に東京店が在ると云うので、今度何処かへの手土産に買って行こう。

さて、夕べは「ブラックベルベッツ」のライブが有ったので、夕方から銀座方面へ出掛けた。

先ずは、銀座一丁目の古いビルの地下に在るギャラリー『芹川画廊』にて開催中の「Last Sento Painter」展を拝見した。
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富士山でお馴染みの銭湯の背景画を描く丸山清人さんの銭湯画展だ。
御歳74歳ながら、今も現役で銭湯画を描き続けており、今回は家庭の風呂場にも飾ってもらえるように小さなパネルに銭湯と同じペンキで富士の絵などを描いた作品が飾られた。風呂の水が跳ねて湯気の向こうに絵が見えるのが美しいそうだ。

会場となった画廊も昔は共同風呂だったことから、今回の企画が実現したらしい。先週の土曜日にはライブペインティングも行われ、ベニヤ板2枚分の大きな作品も展示されていたナ。
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絵を観終わった後、画廊のオーナーである芹川より子さんとすっかり話が弾みお茶までご馳走になってしまった。

芹川さんは、画廊をオープンする前は、音楽の先生をしていたそうで、此処もいずれ音楽とアートとが融合出来るカフェにしたいと語ってくれた。それならば、僕も色々と応援しなくちゃだナ。
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それにしても丸山さんの銭湯画は独特の画風で味が有り、魅入ってしまった。会場には若い世代の方々も沢山見えるそうだが、そもそも銭湯に行った事がないので銭湯の背景画と云うもの自体初体験の人が多かったらしい。僕なんかは家の風呂よりも銭湯が大好きだから、若い方々にももっと銭湯を楽しんでもらいたいものだナ。

展覧会は、思いのほか人気となり会期を12日までから、26日まで延長したそうだ。嬉しいねぇ。

浅草の『蛇笏湯』は江戸時代から続く銭湯で、ペンキ画じゃ無いがタイル絵の富士山が見事だヨ。千住寿町の『大黒湯』は確かペンキ画だナ。そうだ、御徒町の『燕湯』も富士山の絵だ。
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此処は朝6時からの早朝風呂で、コレがまた飛び切り熱いのだ。那須の『鹿の湯』に匹敵する程熱く、多分50度近いんじゃないだろうか。
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早朝、不忍池の蓮の花を眺めたら、『燕湯』でひとっ風呂浴びるのだ。躯に熱い喝を入れたら、アメ横方面に戻り『肉の大山』近くの『立ち飲み たきおか』へ行け!此処も朝7時から開いているウレシイ酒場なのだヨ。

あぁ、どうしても酒のハナシに結びつくなぁ。哀しいサガだ。

『芹川画廊』を後にして、丸の内へ。途中、小腹が空いたので、『トラヤ帽子店』の並びに出来た札幌スープカレーの店『スパイスピエロ』に入ってみた。
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カレーは玉葱ベースの黒、トマトベースの赤、それにクリームシチュー風の白となっていた。

先ずはベーシックな鳥もも肉の黒カレーを戴いた。辛さも選べたが、普通の中辛にする。カウンターに座ったが、ひっきりなしにお客さんが入って来る。以外と繁盛している様子だネ。
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で、肝心のスープカレーだが、器が余りにも巨大なのには笑えたが味はまぁまぁだ。個人的にはもう少しインパクトが欲しかったが女性向きな味なのかもしれないナ。

ところで、この『スパイスピエロ』って、昨年上場廃止になったタスコシステムが経営しているチェーン店だったのネ。まるで知らなかった。創業者の高田クンは僕の学校の後輩だったが、当時鳴り物入りで上場を果たし札幌では知らぬ者無しの経営者だったのになぁ。今はどうしてるのかしら、ハテ。

札幌にはスープカレーの店が200軒以上も有るのだが、僕の一番のお気に入りは『奥芝商店』だナ。八王子方面に支店が在ったが、中々そっち方面に行く機会が無い。なので、矢張り札幌に行ってしまうのだよナ。

東京でのお気に入りスープカレーと云えば、新橋『ガネー舎』だ。てな訳で、きっともう『スパイスピエロ』には来ないだろう。

腹も落ち着き、東京フォーラムを抜けて『三菱一号館』へ。

完璧に復元された建物は、ライトアップされて実に美しい。
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明治時代、此処が「一丁倫敦(いっちょうろんどん)と呼ばれていたのが頷ける。
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未だ、中には入れないのかと思っていたら、もう開館していた。明治期に銀行として使われていた場所がそのまま『Cafe 1894』と云うミュージアムカフェになっていた。天井が高く気持ちの良い。文明開化の風を感じたひとときだったナ。

そして、竣工記念の「一丁倫敦と丸の内スタイル展」を拝見した。
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ジョサイア・コンドルが設計した三菱一号館の模型や数々の歴史的資料などとても興味深く拝見出来た。当時の人たちがとても洒落者だった事も面白かったナ。

もうひとつ、今が旬のフォトグラファー梅佳代、ホンマタカシ、神谷俊美の三人が独自の視点でシャッターを切った三菱一号館の復元着工から竣工に至るまでのドキュメント写真展だ。

それぞれの個性が面白い程に比べられていたし、なにより現場で復元作業に従事する作業員の方々の生き生きとした表情が印象的だった。コレも見る価値大有りデスゾ。
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肝心の『丸の内ブリックスクエア』はと云えば、他の商業施設と余り変わらず目新しさは無かったナ。
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あっ、フランスのエシレバターの専門店が出来たのには驚いた。
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フランス中西部のエシレ村からエシレバターを空輸だってサ、日本って凄い国だネ。
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新丸ビルに移動して、七階の(MARUNOUCHI)HOUSEへ。エレベーター前にてブラックベルベッツのライブを楽しんだ。
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小洒落た丸の内でのライブだから、どんな選曲かナと思っていたらいつもの調子でリラックスムードのゴキゲンな演奏だったナ。
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矢張り、お酒片手に観るライブと云うのは愉しいネ。

さぁ、今夜は日本橋公会堂にて、柳家三三師の独演会だ。この夏最後の「牡丹灯籠」は、楽しみだなぁ。
by cafegent | 2009-09-11 16:42 | ひとりごと