夏の終わりの日々是雑文日記
2009年 09月 11日
ライブは、ピクニックゾーンと云う場所で、レジャーシート敷いてのんびりと出来るらしい。土曜日は朝から立石で呑んだくれてるのだから、ゴキゲンな気分でハマを目指そうか。
先日、『宇ち多”』の常連岩崎弟サンから大変美味いお握りを戴いた。
しっとりとした醤油ダレがご飯と豚肉を絶妙なバランスで調和させ、大きさも結構なボリュームなのだが、ペロリといけてしまう。
いやぁ、美味いモノを教えてくれて嬉しい限り。
新大久保に東京店が在ると云うので、今度何処かへの手土産に買って行こう。
さて、夕べは「ブラックベルベッツ」のライブが有ったので、夕方から銀座方面へ出掛けた。
先ずは、銀座一丁目の古いビルの地下に在るギャラリー『芹川画廊』にて開催中の「Last Sento Painter」展を拝見した。
御歳74歳ながら、今も現役で銭湯画を描き続けており、今回は家庭の風呂場にも飾ってもらえるように小さなパネルに銭湯と同じペンキで富士の絵などを描いた作品が飾られた。風呂の水が跳ねて湯気の向こうに絵が見えるのが美しいそうだ。
会場となった画廊も昔は共同風呂だったことから、今回の企画が実現したらしい。先週の土曜日にはライブペインティングも行われ、ベニヤ板2枚分の大きな作品も展示されていたナ。
芹川さんは、画廊をオープンする前は、音楽の先生をしていたそうで、此処もいずれ音楽とアートとが融合出来るカフェにしたいと語ってくれた。それならば、僕も色々と応援しなくちゃだナ。
展覧会は、思いのほか人気となり会期を12日までから、26日まで延長したそうだ。嬉しいねぇ。
浅草の『蛇笏湯』は江戸時代から続く銭湯で、ペンキ画じゃ無いがタイル絵の富士山が見事だヨ。千住寿町の『大黒湯』は確かペンキ画だナ。そうだ、御徒町の『燕湯』も富士山の絵だ。
あぁ、どうしても酒のハナシに結びつくなぁ。哀しいサガだ。
『芹川画廊』を後にして、丸の内へ。途中、小腹が空いたので、『トラヤ帽子店』の並びに出来た札幌スープカレーの店『スパイスピエロ』に入ってみた。
先ずはベーシックな鳥もも肉の黒カレーを戴いた。辛さも選べたが、普通の中辛にする。カウンターに座ったが、ひっきりなしにお客さんが入って来る。以外と繁盛している様子だネ。
ところで、この『スパイスピエロ』って、昨年上場廃止になったタスコシステムが経営しているチェーン店だったのネ。まるで知らなかった。創業者の高田クンは僕の学校の後輩だったが、当時鳴り物入りで上場を果たし札幌では知らぬ者無しの経営者だったのになぁ。今はどうしてるのかしら、ハテ。
札幌にはスープカレーの店が200軒以上も有るのだが、僕の一番のお気に入りは『奥芝商店』だナ。八王子方面に支店が在ったが、中々そっち方面に行く機会が無い。なので、矢張り札幌に行ってしまうのだよナ。
東京でのお気に入りスープカレーと云えば、新橋『ガネー舎』だ。てな訳で、きっともう『スパイスピエロ』には来ないだろう。
腹も落ち着き、東京フォーラムを抜けて『三菱一号館』へ。
完璧に復元された建物は、ライトアップされて実に美しい。
そして、竣工記念の「一丁倫敦と丸の内スタイル展」を拝見した。
もうひとつ、今が旬のフォトグラファー梅佳代、ホンマタカシ、神谷俊美の三人が独自の視点でシャッターを切った三菱一号館の復元着工から竣工に至るまでのドキュメント写真展だ。
それぞれの個性が面白い程に比べられていたし、なにより現場で復元作業に従事する作業員の方々の生き生きとした表情が印象的だった。コレも見る価値大有りデスゾ。
さぁ、今夜は日本橋公会堂にて、柳家三三師の独演会だ。この夏最後の「牡丹灯籠」は、楽しみだなぁ。