『宇ち多”』の煮込みでエンジン全開!CKBライブに酔った。
2009年 09月 15日
この痛(イタ)熱い湯船は病みつくのだナ。辛いのが苦手なのに辛いモンを食べたくなるのと同じだネ。
そして、風呂上がりにゃ、アメ横を抜けて平日昼酒へ。『大統領』が混んでいたので、『立ち飲みカドクラ』へ。
金曜日は日本橋にて柳家三三師の『月例 三三独演』を聴いた。
先ずは、先日二ツ目に昇進したばかりの市丸改め柳亭市江から。
前座時代に何度か彼の落語を聴いた事があるが、相変わらずの辿々(タドタド)しさである。が、これもひとつの才能であり、かえって忘れられない芸風となってくると信じているのだナ。柳亭市馬師匠があれだけ流暢な語りと美声?で惹き付けるのに対して真逆な存在感なのだ。この日は「牛ほめ」を演じたが、まぁナルホドと云う感じ。
そして、三三師は、「魂の入れ替え」と「五貫裁き」、中入り後は前回に続き「牡丹灯籠」。この前は新三郎とお露がメインの「お札はがし」のハナシで、今回は後編の伴蔵と女房お峰の因果噺「栗橋宿」だ。
三三師の熱演に釘付けになって聴いてしまった。ヤブ医者、山本志丈は三三らしい演じ方でとても素晴らしかったなぁ。
先月、立川志の輔師の三時間にも及ぶ大熱演の『恒例 牡丹灯籠 2009』を観たばかりで、今回三三師が三つに分けて演じた圓朝落語も良かったが、所々でどうしても志の輔師の噺がカブってしまったのだ。大ネタはホント難しいのだネ。
それにしても、この人上手いね。二ツ目時代から凄いナ、と思っていたが観る度に上手くなっているヨ。柳家小三治師匠の弟子の中でも、ずっと注目している落語家だナ。
◇ ◇ ◇
先週の土曜日は朝から雨が降っていたが、立石『宇ち多”』にて美味い煮込みと酒に酔いしれてゴキゲンな気分でスタートした。
昼前に『宇ち多”』を出て、酒朋岩崎サンと共に横浜を目指した。そう、この日は夕方からクレージーケンバンドのライブ『ガール!ガール!ガール!009/本牧MASSIVE』なのだ。立石から横浜はそのまま真っつぐ電車が乗り入れているから楽チンで、イイネ!
横浜駅を出て、ちょいと一杯引っかけてから行こうと西口ロータリーを抜けて、『田舎茶屋大蔵』へ。仕事中の方々のランチタイム時間に僕らは酒盛りだ。
市バスと送迎バスを乗り継いで、到着だ。バスを降りても更に15分以上は歩いたが横浜港シンボルタワーって遠いのネ。
僕らはピックニックゾーンと云って芝生でのんびり出来るエリアだ。
天気は大丈夫だったナ、と思いきや途中から物凄い雨となった。それでも彼らは絶好調。僕らだって雨なんか気にしない。
「デトロイト音頭」に始まり、「VIVA女性」「お引っ越し」などニューアルバムの曲に加え、「せぷてんばあ」「けむり」など大好きな名曲も演ってくれた。
途中のリクエストタイムでは、懐かしいZAZOU時代の「狂った太陽」なんて名曲も披露してくれた。ウレシイ限りだネ。僕の古い友人、吉永多賀士が作った数々のレコードの中でもZAZOUのアルバムは名盤だった。
最後、ステージ上の剣サンは、パンツ脱いでトランクス姿で雨の中、転げ回ってたネ。今、これだけ熱くてファンキーなライブバンドはCKBだけだネ。久しぶりに「ミラクル!」って言葉が頭に浮かんだ素晴らしいライブステージだったナ。
帰り道も土砂降りは続いたが、素敵な女の子がタクシーを相乗りさせてくれた。おぉ、これまたミラクルッ!とオジサンは気を良くして、元町までそのコと相乗りしたのであった。
ユニバーサルミュージックの藤田クンは会場を走り回って仕事していたが、楽しいライブをありがとう。感謝!!
貰ったマップに記載されていた「CRAZY KEN BAND SHOWお楽しみの心得」ってのが最高だった。ココに出てるので、読んでみてネ。
この夜は渋谷に出た。のんべい横丁『Non』にて酩酊、バタンキュー。