東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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掌に乗る人形から、芸術の秋に触れようか。あッ、食欲もネ。

先々週末、立石『宇ち多”』にて三杯目の梅割りを呑み終え、もう一杯いこうかと思っていた矢先に携帯が鳴った。都立広尾病院からの電話であり、僕と同居している叔母ちゃんが脳梗塞で倒れて緊急入院したとの知らせだった。

こりゃ、大変だと急いで店を出て、広尾まで戻ったのだった。
叔母ちゃんは今年71歳なのだが、見た目も若くずっと元気だとばかり思っていたのだが、まさか病気で入院するとは思いも寄らなかった。
丁度その一週間程前に『兵六』仲間たちと一緒に高尾山に登り、都心の夜景を一望しながら、ビアホールで楽しんでたばかりだったしネ。

彼岸の入りだったので、お墓参りの支度をしていた矢先の入院だった。病室は七階で、窓の下には天現寺が見える。
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此処は母方の墓地なので病室から眺める墓参りになってしまったネ。

でも、幸い早期に治療が出来たし、リハビリも順調に行きそうだ。僕のシルバーウィークは毎日病院通いとなったが、早く叔母ちゃんが元気に家に戻って来てくれる事だけを願っている。

そんなシルバーウィークが明けたと思ったら、二つもの訃報の知らせが届いた。
一人は僕よりも10歳も若いバリバリ働き盛りの40歳なのに癌研有明病院からの知らせだった。健康だった人ほど癌の蝕む勢いが早いと云われているが、まさかこんなに早くこの世を去るとは思いもしなかった。

そして、もう一人は高校時代からの親友のお袋だ。ここ数年ずっと入退院を繰り返していたから、有る程度の覚悟は出来ていたと思うが、父親に続き、お袋さんまで亡くなってしまうとは残念でならない。家が向かい同士だったので、悪ガキだった僕を家族同様に接してくれたのが、今でも忘れない。

正月の集まりの時にこのお袋さんの自慢の琴の演奏を聴くのが、年の初め一番の苦業だった事も今となれば、笑い話だナ。

二人とも安らかに眠ってくれるよう祈るばかりだ。合掌。
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こうなると、増々ウチの叔母ちゃんの健康管理を気をつけねば。
先ずは煙草を辞めさせて、塩分の摂り過ぎに気をつけよう。

広尾病院沿いには渋谷から続く古川が流れている。東京湾まで続いているのだが、昔は汚くて臭い川だった。
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14年前から開始された「清流の復活」事業により、今では小魚等が戻って来ている。その甲斐有って、今では魚を求めて白鷺や鴨がやって来るのだ。
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この日はつがいのサギを観ることが出来た。
         ◇       ◇       ◇
さて、神保町『兵六』に集まる酒仲間の中でも、ひときわ若い(と云っても三十過ぎなのだが)酒巻兄が「丸口屋舌波」の雅号で、満を持して展覧会を開くのだ。

江戸文化に精通した若年寄りはマルクス兄弟もお好きな様でして、その中のゼッポ・マルクスにちなんで“マルクチヤ・ゼッパ”を名乗っているのだナ。しかし、兵六の爺ぃ連中以外に、一体誰がそんなネタが判るのだろうか、ハテ。

で、何の個展かと云うと、手のひらの中に納まってしまう小さなフィギュアでアル。題して『掌中人形』展だ。
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昭和を代表した往年の名噺家たちの人形を独自のデフォルメ表現で立体フィギュア化した作品が展示される。
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その開催場所もまた実に粋なのだナ。隅田川の屋形船を見下ろす両国の私設図書館『眺花亭(ちょうかてい)』が一週間、小さな噺家たちで埋め尽くされるって訳だ。
落語好き、フィギュア好き、江戸東京文化好き、酒好きを問わず、是非この機会に
丸口屋舌波兄の作品に直に触れてみて貰いたい。きっと、ファンになること間違い無しだろうナ。
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『掌中人形展 第壱集 眺花亭落語名人会』
両国 眺花亭の問い合わせはメイルにて、ひとつ宜しく。
ryogoku.choka-tei@ezweb.ne.jp
         ◇       ◇       ◇
秋は食べ物が美味しい季節だネ。全国から美味い物が届きウレシイ日々が続くのだ。岡山から露地モノのマスカットを送って戴いた。
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全国出荷はハウス栽培なのだが、無理を言って自家食用の葡萄をわけて貰ったのだ。粒は小降りだが糖度が高く、食べる手が止まらなかった。

こちらは、山梨の御坂『矢崎農園』の葡萄ピオーネだ。
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此処は数年前まで宮内庁御用達の京橋千疋屋指定農場の看板が掛かっていた葡萄農園でアル。
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この他に巨峰や甲斐路も入っていたので、当分葡萄三昧なのだナ。

そして、北海道は釧路港に水揚げされた秋刀魚が届いたのだ。
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八月の下旬から今にかけて穫れる秋刀魚は脂の乗りが違う。秋刀魚漁は一日で戻って来る日帰り漁と二日で戻る沖止め漁が有る。当然、日帰りで戻る船の方が鮮度の高い秋刀魚なのだネ。

朝穫れた秋刀魚を沖の上で箱に詰めて、その日の内に飛行機に乗せて届けてくれるのだから恐れ入る。金曜日の朝釧路港に水揚げされた秋刀魚が翌日土曜の午前中には僕の家に届くのだ。
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箱を開けると、まだ生きているかの様な秋刀魚が顔を覗かせた。
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新鮮だから、刺身が美味い。山わさびをすり下ろし、大葉とミョウガと一緒に戴いた。
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トロ秋刀魚と言うだけの事があって、本当に脂が乗っていて口の中で溶けてしまいそうだった。

更に塩焼きだ。胴に軽く包丁を入れ中までしっかりと火が通る様にし、グリルへ。脂が乗っているから、グリルの中からパチパチと音がして来るのだ。
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あぁ、焼けるのが待ち遠しいかった。新鮮だから、はらわたもドロドロにならず、最高に美味い。朝からビールがススンでしまったナ。

さて、栗が届いたら栗ごはんにしようか。
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by cafegent | 2009-09-28 13:08 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)