東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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毎日がアフター・マッチ・ファンクション。

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一人でドキドキして、心トキメく瞬間がある。

ホテルオークラのバー『ハイランダー』でウィスキーを呑んでいたら、ディオールの男物「ファーレンハイト」の芳香を漂わせた女性が僕の隣りに座ったのだ。僕が昔好んでつけていた香りだからスグ判る。
彼女は此処の馴染みなのだろうか。バーテンダーに口元だけを少し上げた挨拶をし、カウンター席に着いた。先程の口元だけの笑みで、ジンソーダがスゥッと置かれたのだから、シビレてしまった。
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       恋は、遠い日の花火ではない

懐かしい名コピーを思い出した。確かサントリーオールドのコマーシャルだったと思うが、実に洒落ていた。何かで読んだのだが、コピーライターの小野田隆雄さんは、当時、中年にもう一花咲かせてもらいたいと応援歌のつもりで書いたそうだ。

小野田さんは、ずっと資生堂宣伝部でヒットを飛ばしていた方だ。
「ゆれる、まなざし。」「時間よ止まれ、くちびるに。」なんて今でも素敵な文句だネ。
サントリーオールドのCMには、最近息子さんとダブル結婚で話題をさらった長塚京三が出ていたっけ。あの名コピーを地で行った訳だ。

時々、酒場で素敵なひとに出逢う。
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先日の祇園『サンボア』では、二十代後半であろう着物姿の女性がカウンターでグラスを傾けていた。鼻筋の通ったキリリとした美女だった。

少し前にも銀座のバーで芙蓉の顔(かんばせ)とでも云うべき程に美しい顔立ちに酒を零しそうになったことがある。ほんのりと顔が紅色に染まる姿は、酔芙蓉だナ。深夜零時をとっくに廻っていたから、あれは何処かのクラブのコだろうナ。アフターも無く、独り酒を楽しんでいたのだろうか。それとも待ち人来ず、だったのか。

「海棠(かいどう)睡り未だ足らず」と云う諺がある。
楊貴妃が酒に酔い、うとうとして虚ろな目をしている様を云うのだが、眠り足らず酒に酔う美女の艶かしい姿を花のカイドウに例えたのだネ。
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カイドウも頬を薄紅色に染めた美女の様な美しい花だ。

さて、あれは何処のバーだったっけなぁ。
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『いのうえ』だったかナ。それとも、『キスリング』だったかナ。駄目だ、まるで覚えていない。が、そんな事は問題じゃない。この歳になっても、ドキドキと胸躍ることが有ると云うことが大事なんだよ。
恋心なんて、勝手に思っている方が気楽だし、トラブルも起こらない。
まぁ、そーゆーことサ。
       ◇        ◇        ◇
今朝は、久しぶりに東京タワーへ行って来た。
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タワーに登るワケじゃない。
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タワーの足もとに巨大なラグビーボールが出現したからだ。
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明後日31日に国立競技場で開催されるビッグマッチ、「オールブラックスVSワラビーズ」の世界最強対決の試合開催を記念してニュージーランド政府観光局が体験ツアーのブースをラグビーボール型でおっ建てたのだヨ。
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オールブラックスの試合前に必ず行うマオリ族の力強い踊り「ハカ」も観ることが出来て、気分はどんどんと国立競技場に向けて盛り上がってきた。
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どうですか、この迫力。
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先日、日本ラグビーフットボール協会のキク(菊池)さんに面白い話を伺った。紳士の国、英国で生まれたラグビーは、「ノーサイドの精神」や「For The Team」と云う言葉が有り、互いにルール(規則)にのっとり、フェアな姿勢で戦うのだ。
それを象徴するものが、「アフター・マッチ・ファンクション」と云うセレモニーだそそうだ。

たとえどんなに小さな試合であっても試合後は必ず両チームが参加し、お互いの検討を讃え合うラグビーの伝統ある交歓会だ。成人ならば、互いに酒を酌み交わし、その日の試合を振り返る。サッカーじゃ考えられないよネ。すぐ、ケンカになっちまうだろうに。

秩父宮ラグビー場の風呂場は、ひとつしかなくて、試合終了後は勝者も敗者も審判も一緒に風呂に入り、背中を流し合うそうだ。ただ、残念な事に近年のプロ化や「ノーサイドの精神」の意識の低下から、風呂場でモメる可能性が高くなって来たと云う理由で、無くなるらしい。

せっかく、素晴らしいハナシを聞いたのにちょっと残念だネ。
僕なんて酒場で出逢った連中とは、毎晩必ず「アフター・マッチ・ファンクション」だもんネ。
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「ブレディスローカップ」は、既にニュージーランドのオールブラックスが三勝しているので、プライドをかけたオーストラリアがどんな試合展開をみせてくれるのか大いに楽しみだナ。
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東京タワーにラグビーボールの巨大対決だ。
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ここから、ボールをちょいとネ。
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ホラ、手のひらに、なんちて。

「東京タワー」は矢張りこれからも東京のシンボルで有って欲しいね。
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丁度、笠松紫浪が昭和34年に製作した東京タワーの版画の額装が出来上がって来た。布張りのマットに黒のフレームが昭和モダンのモティーフにぴったりとマッチしたナ。あぁ、嬉しいナ。
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by cafegent | 2009-10-29 18:41 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)