東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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晩秋は外に出て、タキビストになろう。

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痛たたた〜ッ!またやってしまった。
ほとんど持病とでも云うべきギックリ腰でアル。朝からの寒さにどうも調子が優れなかったのだが、撮影用の小物が入った段ボールを持ち上げようとした途端、ギクリとやっちまったのだ。

丁度一年前の今頃も急に温度が下がり寒くなった日にギックリ腰を患った。腰をかばいながら『簑笠庵』の忘年会に駆けつけた記憶が蘇る。
一昨日も簑笠庵の京子さんから酉の市の前夜祭に行こうよ、と誘われたが腰が痛くて行けずである。

毎年この季節になるとギックリ腰に気をつけなくちゃと思うようになっちまったナ。トホホ。

昨日、恵比寿の掛かり付け(毎年、ギックリ腰になるので、すっかり掛かり付け)の病院に治療に行った帰り、この夏に出来たウワサは聞いていた居酒屋の前を通った。場所はアノ『キムカツ』の真隣り、そしてご大層な店名が『ちょもらんま酒場』でアル。
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世界一の居酒屋を目指す心意気とのコトでこの名を冠に。

赤羽、十条、王子、立石、八広辺りの下町酒場の佇まいを恵比寿のバス通りに造り、餃子を中心にした品書きに酒はハイボールが主力だ。
但し、価格は矢張り恵比寿プライスなのだ。焼酎のハイボールが450円とはチト高い。名店『縄のれん』だって此の地で350円なのだから。
これが赤羽、立石ならば200円から300円だもんネ。

餃子がウリなのは、アノ紅虎餃子でお馴染み際コーポレーションの中島氏が、同業の中村悌二氏とタッグを組んで始めた新業態だからだ。
下北沢のバー『フェアグランド』に始まり、数々の店を営んできた中村さんも最近はすっかり飲食プロデューサーとしての地位を確立したみたいだネ。確か僕と同い年だから、ご活躍で凄いよねぇ。

まぁ、僕が此処に行くかと云えば、たぶん行かないと思うが都心の連中の目を引き足を止めさせる勢いの外観を創った事はスゴイと思ったナ。
       ◇        ◇        ◇
分厚い本は鞄に入れて持ち歩くには、チト辛いネ。分厚い本は寝る前にベッドで読むに限るかナ。

仕事の合間に本屋に立ち寄って、何冊か本を買う時に買った後で後悔することがアル。分厚い本ばかり手に取ってしまった時だ。
先日も東京堂書店で、奥田英朗の新刊『無理』と坂崎重盛の新刊『神保町「二階世界」巡り』、それにサイン本だったので、森山大道の写真集も購入。コレ、総てが自立して立つほどに分厚いのだった。
さらにその日は、神田古書まつりだったので、何冊か古本も購入。
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良い本はゲットしたが、事務所に戻る帰り道がツラかった。
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さて、坂崎氏の『神保町「二階世界」巡り』の中で、とても興味深く読んだのは「焚き火系」文芸に関する記述だった。焚き火が登場する文芸小説を片っ端から調べ上げているのでアル。国木田独歩に始まり、若山牧水、池波正太郎、幸田文、村上春樹、そして川本三郎のコラムまで幅が広い。さらに、焚き火系俳句まで実に二百句も取り上げて、注釈まで付ける凝りようなのだ。

「焚き火」なんて、もう何年もしていないなぁ。僕の記憶の最後の焚き火は、忘れもしない1989年の秋だ。マツダがユーノス・ロードスターを発売した年で、僕も初回の先行販売で赤いロードスターを手に入れた。丁度、同じ時に青いボディを買った友人と二人で箱根ターンパイクをドライブしに出掛けたのだった。もう、屋根をオープンにするには寒さが厳しい時季だったが、ショット社のライダースジャケットにニットキャップを冠り、山道を駆け巡った。
アウトドア好きの友人はアルマイトの鍋を使って珈琲を煎れてくれた。鼻水をすすりながら、飲んだあの味は今も忘れない。その時、紅葉が終わった落ち葉を集めて焚き火をしたっけなぁ。

そんな事を思い出していたら、今週の朝日新聞のコラム欄にBE-PALの編集長が、タイミング良く「焚き火」の事を書いていた。
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焚き火を愛する人を勝手にタキビストと呼んでいるそうだ。いいネ「タキビスト」、響きがまた良い。

あの時はクルマだったから、酒が飲めなかったが空気が澄んだ夜に焚き火の揺れる炎を眺めながらウィスキーでも呑んだら最高だろうなぁ。
BE-PALの編集長、酒井直人氏は「焚き火を小学校の必須科目にせよ」とまで言い切っている。今発売中のBE-PAL1月号では、焚き火特集まで組んだらしい。

今年の晩秋は、皆でタキビストになってみようぜ。もちろん、スキットルにウィスキーを入れてネ。
       ◇        ◇        ◇

水曜は神田須田町で打ち合わせだったので、何処で呑もうか悩んだが、結局門前仲町の『大坂屋』の暖簾を潜った。
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煮込みを四、五本つまみ、大瓶と熱燗を一本戴いた。

吉田類さんが週刊現代に此処を「煮込みの横綱」と書いたらしく、雑誌片手に訪れるお客さんが増えた。店が賑わうと云うのも良い事だが、僕が入れなくなると云う事がチト厄介か。先週も外で少し待ったからナ。

大坂屋を出た後は、白金台で打ち合わせ。その後、友人のインテリアデザイナーと西麻布のバー『霞町 嵐』で呑んだ。
此処は西麻布交差点を広尾方面に戻り、外苑西通りから左の坂を登った辺りに在る。僕の好きなバー『flask』にも近く、『鮨 青木』の並びと云った方が判り易いか。此処はロックンローラー、内田裕也邸の地下に在る隠れ家の様なバーである。

此処のフレッシュフルーツを使ったカクテルはとびきり美味いのだが、僕はマンハッタンのオン・ザ・ロックを戴いた。

フェテッィシュ系インテリアが得意な友人は、近く東麻布にビルを建てる。1階は自分のバーを開くそうで、3階から上をアトリエ兼住居空間にするそうだ。今使っている白金台の家も大胆奇抜なデザインだが、今度はどんなインテリアになるのか期待している。そのビルの2階部分をテナントにしたいとの事で相談を受けた次第でアル。

ダイキリのオン・ザ・ロックを呑み干して、僕は恵比寿へと移動。
先日、鳩山首相も訪れた『縄のれん』へ。
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僕の大好物のシロを戴き、都心一美味い焼酎ハイボールをゴクリ。
おっ、品書きの処に新しいモノが出てる。
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「牛ホネツキ」と書いてある。コレは頼むしかないだろう、とお願いするとホネ付きカルビのような巨大な牛肉の登場だ。
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それにしても美味い。美味過ぎる。縄のれん名物ハラミステーキを駆逐するようなスバラシイ味だった。
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『大坂屋』でビールと熱燗、友人のアトリエで赤ワイン、『霞町 嵐』にてマンハッタンとダイキリ、そして恵比寿『縄のれん』で焼酎ハイボール、ここまでチャンポンしてしまうと決まって記憶が無くなるのだ。恵比寿の後に何処へ行ったのかまるで覚えておらず、翌朝タクシーのレシートを頼りに記憶を辿る旅に出たワタクシであります。

そして、ギックリ腰にイタタと唸っているのだから、まったく情けない奴でゴザイマス。
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夕べは大人しく休肝日にして、箱根『富士屋ホテル』のビスケットを紅茶に浸して食べながら本を読んだ。
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コレもまぁ、小さな幸せかナ。
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by cafegent | 2009-11-13 13:06 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)