東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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新聞拾い読み そして日々是雑文日記

九段下にあるフィリピン大使公邸を取り壊して、跡地に高層ビルを建てる計画が有るらしい。元は安田財閥直系の安田岩次郎の邸宅だったが、戦前にフィリピン政府が購入した洋館であり、歴史的建造物としても大変価値が高い建築だ。
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安田岩次郎は、あのヨーコ・オノの叔父に当る。彼女自身も幼少の頃たびたび此処を訪れ花見を楽しんでおり、当時のまま大切に保存されている屋敷を見てフィリピンのアヨロ大統領に感謝の手紙まで送っている。

そんなフィリピンと日本の架け橋とも云うべき歴史的な文化遺産を国の財政難を理由に取り壊しても良いのだろうか。

一丁倫敦と呼ばれた丸の内の三菱一号館が当時のままに復刻され美術館として再生したとの朗報が届いたばかりなのに、このニュースは歌舞伎座の建て替え以上に哀しいニュースだったナ。
         ◇        ◇        ◇
東京・青山の骨董通り沿いに在るニッカウヰスキー本社地階の「ニッカ ブレンダーズ・バー」で、中々面白い企画を行っている。

バーで気軽にウィスキーを呑みながら読書を愉しもう、と云う試みだ。これを「バー読」と称しているのだが、普段から深夜の読書はウィスキーに限ると思っているので、こんな企画は大賛成でアル。
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店では、年代別や性別、ウィスキーの趣向に合わせて7種類のウィスキーと本の組み合わせを提案しているそうだ。

サントリーがウィスキーハイボールを一気に全国レベルに浸透させたので、アサヒ&ニッカも巻き返しを図らなくちゃならない時期だ。来年の1月末までの企画らしいので、青山に立ち寄ったらウィスキーを一杯引っかけてみては如何だろう。

読書と云えば、酒を片手に眺めるならば、写真集や画集も良いし、料理本もまた楽しめる一冊だネ。
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文芸春秋で連載していた平岩弓枝と新橋・京味のご主人、西健一郎氏の『「京味」の十二か月』が一冊の本にまとまった。
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四季折々の料理を当代随一の和の料理人と云われる西さんが巨匠作家を相手に数々紹介している。いつも愉しみに読んでいたので、唾を飲み込みながら、眺めたいものだ。さぁ、早く買わなくちゃ。
         ◇        ◇        ◇
僕は月に何度か郵便局に足を運ぶ。
記念切手を買ったり、小包を送ったりする為だが、ついでに貰ってくるフリーの小冊子がとっても好きなのでアル。
ひとつは、「かしこ」だ。隔月刊で発行されているのだが、毎回連載の「東京手みやげ紀行」を愉しみにしている。
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こちらの「モヨリノ」は、年四回だろうか、現在秋号が出ている。郵便局を頻繁に利用しているのは、年配の方々が多いせいか、内容もしっかりとしており、生活に役立つ情報やコラムが沢山載っている。そして、巻末にポストカードまで付いているのだから、気が利いている。誰かに便りを書いたら、また切手を買いに行かなくちゃ。
         ◇        ◇        ◇
土曜日は連続テレビ小説を観て、九時に家を出て京成立石へと向かう。
雨上がりの立石仲見世は、台風の時のような生暖かい風が吹いていた。
気温も21度まで上がったらしい。
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『宇ち多”』の前で待つ面々もみな上着を脱いでいたナ。

この日も雷門『簑笠庵』のご常連コひろさんにお会いした。連続だナ。
ホネもゲット出来たみたいだし、皆さん陽気に午前酒を楽しんだ。
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我々奥席の面々は『宇ち多”』を出て、四つ木方面へと移動。
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『倉井ストア』に入ると、賑やかな先客たちが居た。『宇ち多”』のアイドル、あいちゃんが地元の仲間たちと前日からの徹夜呑みの続きで集ってたのだった。
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では、皆で呑み直そうと昼時のランチ客を尻目に宴が始まった。
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なぎらさんの広告でお馴染みの寶缶チューハイを2缶呑んで、僕は一足先に店を出た。
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『本田ベーカリー』でいつものあんぱんを買い食いしながら京成立石駅へと戻った。

午後は、目黒区民会館ホールにて落語会だ。
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柳家喜多八師匠、林家しん平師匠、そして入船亭扇遊師匠の土曜昼席を楽しんだ。

しん平師の「替り目」は初めて聴いたが、良かったナ。そして、扇遊師は「天狗裁き」だ。今年は何人かの噺で聴いたが、一番印象的だったのは、五月末に国立名人会にて聴いた三遊亭小金馬師匠の「天狗裁き」だったかな。その時は中入り後に扇遊師が「崇徳院」を演じて、その両方が素晴らしく良かったので、とても良く覚えている。

今回の扇遊師の「天狗裁き」も師匠の持ち味がとても良く生かされて観客を笑いの渦に引き込んでいたナ。判っていても面白いってのが噺家の醍醐味だよネ。あぁ、この「天狗裁き」もとても良かったので、また小金馬師匠で聴きたくなってしまったナ。まぁこれは、観客のワガママって云う奴かな。

夜は少し寒くなって来たので、ふぐを食べに出掛けた。
武蔵小山のパルム商店街の脇の路地、住宅街にひっそりと佇む下関ふぐ料理屋『川よし』は地元密着型のアットホームな店だ。
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先ずはビールで喉を潤し、ふぐ刺しと酢牡蠣を戴いた。
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自慢の下関ふぐは身がプリっと絞まって素晴らしい味だ。
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生牡蠣は小降りだが海の香りが口一杯に広がってくる。レモンをぎゅっと絞ってペロリと平らげてしまう美味さだ。
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菊正宗の熱燗も大変旨し。

そして、ふぐの唐揚げが登場。
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味が凝縮されて、酒のアテに最適だ。
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そしてふぐと海老の酢の物にお漬け物を戴いた。
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唐揚げの濃い味を酢の物でさっぱりと拭う。
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〆めは、矢張りふぐ雑炊だネ。
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みな、最後の雑炊が食べたいためにふぐ屋に来るよね。
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熱々をふうふう云いながら食べる雑炊にはふぐの出汁がたっぷりとしみて、もう云う事なし。

最後に今が旬の甘柿を戴いた。
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季節を食べるってのは最高の幸せだナ。あぁ、心も体も暖まった秋の夜長であった。
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by cafegent | 2009-11-17 17:24 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)