東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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「人生は冥土までの暇つぶし」、うーん名言だナ。

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まだまだ、都心の紅葉は先かな、などと書いたら今朝の目黒不動尊のモミジは赤く染まっていた。
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インターネットを使っていて、つくづく便利な時代になったナ、と感じるのはニュース配信などで全国各地の風物詩が机上で拝めることだネ。今も岐阜の山県市での連柿の天日干しの様子が観られる。青空の下で柿の実が黄金色に輝いていた。
先日も富士山の空高く輝くしし座流星群の画像を拝む事が出来て、心ときめいた。

本を探す時もネットは大いに役立つ。仕事場から歩いて2分程の処に目黒図書館が在るので、ネットで探したタイトルを図書館に探しに行くのだ。有れば借りて、無ければ神保町の古書店街に行く。
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よく行く酒場にて作家の椎根和(シイネヤマト)氏と何度かお会いする機会が有り、平凡パンチ時代の逸話を色々とお伺いした。

雑誌「popeye」の編集長だった椎根さんは、『popeye物語』と云う著書も出した。僕の一世代上の方々はナント自由でステキな時代を生きたのだろう、とちょいと羨ましくなる事ばかりでアル。

跳ぶ鳥を落とす勢いで若者の心をガッチリと掴んでいた「平凡パンチ」誌に対抗するカタチで創刊されたのが「週刊プレイボーイ」、通称週プレだ。そして、文豪柴田錬三郎や今東光、開高健らによる人生相談で、週プレを100万部にまで導いたのが島地勝彦氏と云う御仁でアル。

おそらく椎根さんと同世代であろう島地勝彦氏は、週プレの編集長を勤め、その後月刊PLAYBOY誌の編集長となり集英社の役員や集英社インターナショナル社の社長まで歴任されたが、昨年退任され今は作家として活躍されている。

島地さんが毎週水曜日の「東スポ」にて連載している「プレイボーイ元編集長 ちょいワルおやじの人生智」が実に面白いコラムなのだが、最近一冊の本にまとまって出版された。『甘い生活 男はいくつになってもロマンティックで愚か者』、タイトルも中々素敵だネ。
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東スポ連載のコラムと云えど、これがスゴイのだ。毎回、原稿用紙3枚から4枚の中で見事な短編を書き上げているのだから恐れ入る。

作家の塩野七生さんが紹介する推薦のことばも実に素敵だ。〈この一冊は、ベッドのそばのサイドテーブルの上にでもおいて、寝る前に二編か三編ずつを読むのに適している。毎晩二編と規定しないのには理由がある。ファックやオナニーを話題にした編に当たったりすると、その夜は安眠どころかうなされる危険が大で、これよりはおだやかな話を読み終えてから眠りにつくほうが安全とおもうからだ。〉ホラ、もう読みたくなったでしょ。

今から40年前、週刊プレイボーイに於いて柴田錬三郎の人生相談を企画担当し、若者の心をガッチリと掴み、続いて今東光大僧正による人生相談「極道辻説法」も大人気となった。

ある夜、若き島地氏は今東光大僧正に「人生とは何ですか」と訊いた。すると即座に答えが返って来た。「人生とは冥土までの暇つぶしや。だからこそ、上等な暇つぶしをせなあかん」、そして島地さんは68年間、その言葉通りの人生を歩んで来た訳だ。
この最初のエッセイで島地ワールドに引き込まれてしまったのだネ。
そして、ビブリオフィル(読書中毒)ならではの面白い話や上質なジョーク、永き人生を歩んで来たからこそ語れる人生訓、等々、寝る前に二三編どころか一晩で一気に読んでしまった。

色事やオナニーの話はともかく、フェラチオ話からウンコ話まで抱腹絶倒な話がてんこ盛りなのだ。これが、男のダンディズム話の合間々々に縦横無尽に語られるので、途中で本を閉じれない。
何故かボクは、ウンコ話に惹かれてしまうのだナ。ナハハ。

僕は酒場で出逢う仲間たちを「酒朋」と呼んでいるのだが、島地氏は読書仲間を「書友」と云う。資生堂の福原義春名誉会長が命名との事だが、コレ実に素敵な言葉だと思った。面白い本に出逢ったら、書友に教えてあげるのだ。

僕の廻りの酒仲間たちは神保町『兵六』の常連たちだから、無類の本好きが多いので、酒朋=書友のようなものだナ。
さて、島地さんの「甘い生活」も是非とも皆に教えなくちゃ、だナ。
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by cafegent | 2009-11-25 17:03 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)