東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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小村雪岱の世界にガツン。多から家の天丼にガツン。

埼玉県立近代美術館で開催中の『小村雪岱とその時代』展は面白い。

本の装幀から舞台美術まで幅広く、独自のセンスで日本画にモダンデザインの要素を取り入れた画家、小村雪岱(せったい)の大回顧展だ。
日本画や装幀本、挿絵の原画に加え、舞台装置の原画や版画作品も沢山観る事が出来るのだ。

雪岱の描く女性の美しさときたら、スバラシイに尽きる。大正7年に資生堂の意匠部に入社し、香水瓶のデザインを手掛けたりしながら、独特のアートセンスを身に付けた雪岱ならではの女性を観る美意識が美人画に宿ったのだろうネ。

泉鏡花の『日本橋』の装幀を手掛けた雪岱は、評判を呼び本の装幀や挿絵で人気を得た。

本展覧会の中でも、「雪の朝」「青柳」「落葉」の三部作が一堂に見られるのが凄い。人が描かれず無人の情景は観る者に一層の想像を与えてくれる。可成りグラフィカルで有り、日本画としての斬新な表現にガツンとやられしまう作品だ。
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     「雪の朝」
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     「青柳」
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     「落葉」

僕は以前、イラストレーターの原田治さんのブログで知ってから小村雪岱に興味を抱いたのだが、雑誌「芸術新潮」二月号で小村雪岱特集が組まれており、原田さんも協力している。

僕もそうだが、こんな素晴らしいアーティストの存在が余り世間に知られていない事が驚きだ。この機会に是非沢山の方々に観て知ってもらいたい小村雪岱でアル。
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展覧会は2月14日まで。
埼玉県立近代美術館 北浦和駅西口下車(北浦和公園内)
      ◇         ◇         ◇
さて、土曜日はいつもの通り、立石朝酒でスタートだ。
ハツとアブラの生にお酢をたっぷりとかけてもらい、梅割りをゴクリ。
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煮込みのホネも柔らかく肉から骨がスゥっと取れたヨ。むふふ。

この日の『宇ち多゛』は、開店と同時に表も裏も待つ客の行列がひっきりなしに途切れず並んでたナ。11時半過ぎに店を出て、ヨーカドー裏手の『えびすや食堂』へ移動。
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地元の『宇ち多゛』仲間たちとまったり昼酒の続きだ。
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厚揚げ煮をアテに緑茶ハイがススム。

午後はちょいと用事を済ませ、夕暮れ時に浅草へ。
雷門『簑笠庵(さりゅうあん)』もいつもの面々が集ってた。この日のアテは、「じゃがいものきんぴら」だ。
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コレ、神保町『兵六』でも出るのだけれど、酒がススむんだよナ。

そして、「飛竜頭」だ。所謂(いわゆる)、がんもどきだネ。
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出汁がじゅっと染み込んで美味いこと。酒もビールから薩摩富士のお湯割りへ。

料理人の山本さんが、鏡開きのお餅でもって、かき餅を作ってくれたのだが、コレがまた香ばしくて美味かった。
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油で揚げるのでは無く、フライパンでゆっくりと煎る様にして作るんだネ。餅あられって云う感じかナ。

翌日曜日は天気も良く晴れ、気持ちも晴れ晴れ。本所吾妻橋駅で電車を降り、墨田川方面へ。

すみだリバーサイドホールにて催された『江戸の味わい祭り』を見物に出掛けてみた。
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すみだ・浅草の老舗や名店が十軒屋台を出して、江戸料理を無料配布すると云うので、期待して出掛けたのだが到着した時には既に試食の整理券が配布済みとの事で何も食べる事が出来なかったのだ。がっかり、でアル。
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ステージでの踊り「かっぽれ」を観ることが出来たので、まぁ良いか。
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吾妻橋を渡り、浅草へ。
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橋の上から眺める東京スカイツリーは見事だネ。この高さでも凄いのだから、完成したら圧巻だろう。

楽しみにしていた江戸料理が喰えず当てが外れたので、天ぷらで一杯やろうと雷門前を歩く。『三定』も『大黒家』の前も大行列。

『簑笠庵』の近くに在る『あかし』に一度入ってみたいと思っていたので、行ってみると閉まってる。おや残念、日曜日はお休みなのね。

ならば、と国際通りの江戸前天ぷらの老舗『多から家』へお邪魔した。
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大正昭和の風情を残した店内は、お世辞にも綺麗とは云えないが僕好みの何とも云えぬ憩いが感じられるのだ。
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カウンターに座り、揚げ場のご主人を眺めながらビールをゴクリ。

此処は江戸前天丼と海老三種盛りが人気だが、冬のオススメの白子とわかさぎ、それにハゼの天丼を戴いた。
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身がプリプリしたわかさぎは、昼のビールに合うナ。江戸前の濃いつゆの天丼は浅草らしい味だが、此処のつゆは見た目よりしつこくなくて、ご飯に合う。

酒の肴も充実しているので、程良く呑んで〆に天丼なんてのも良い店なのだナ。
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夕方から簑笠庵の京子さん、カオルちゃんと一緒に「砂町銀座」散歩に出掛けた。
鉄板上の「キャベツ焼き」はキャベツと卵だけって云うシンプルなどんどん焼きだ。
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作っている所をちょっとでも眺めてしまったら思うツボでアル。
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出来たてアツアツをすぐに食べたくなること必至だヨ。

おでん屋さんで出来たてのさつま揚げを買って、バスで両国へ移動。
丁度、大相撲の千秋楽にぶつかって、国技館前は大渋滞だったナ。

両国の私設図書館『眺花亭』にて集まって、志ん朝落語のDVD鑑賞を愉しんだ。アマチュア落語家、橘ノ百圓さんもご夫婦で登場し、画面の志ん朝師に大拍手。フム、こんな落語鑑賞会も楽しいネ。
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酒も片っ端から空になり、楽しい日曜日が暮れたのであった。
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by cafegent | 2010-01-25 16:20 | 食べる | Trackback | Comments(0)