春近し。「一陽来復」目前、東京に雪積もる。
2010年 02月 02日
昨日の雨は夜になってみぞれに変わり、酒場『兵六』の縄のれんを出るとすっかり雪景色になっていた。夜更けには深々と雪が降り積もり、明け方の街は一面真っ白な世界が広がってたナ。
インフルエンザが治り、一週間ぶりに復帰した店主の柴山真人氏は元々細い人だが、病みあがりのせいか一段と痩せてしまった様に思えた。
『兵六』に集うは、いつもの面々だ。皆、雨が雪に変わるのを待って雪見酒でも、なんて思っているのだろうネ。夕べは句会帰りじゃいのに珍しく吉田類さんも来ていたし、ライターの森一起さんもやって来た。
こんな夜は薩摩無双の白湯割りが一段と美味い。
『銀漢亭』もいつの間にやら我々の声だけが響いてた。
紅梅に積りし雪は染まりけり
小説家の永井龍男が詠んだ句だネ。
明日は節分だネ。立春に変わる深夜0時、恵方の方角に「一陽来復」のお守りを祀るのだ。我が家では昔から早稲田に在る穴八幡宮の「一陽来復」のお守りを分けて戴くのだ。
節分の豆は年齢プラス1粒を食べると良いと聞く。今まで生きて来た年数に新たに始まる一年の豆粒を食べる事で無病息災が叶うそうだ。今年は50粒か。人生早いものだナ。
2月は陰暦の月名で「如月」と云う。他にも「初花月」の呼び名も有るそうだ。大寒から立春に変わる間に花が咲き始める頃だから、こう呼んだのだろうネ。
明日節分は我が兄の誕生日でアル。その一週間後は亡き祖母の誕生日、そしてそのまた一週間後は僕の誕生日なのだ。皆、今年は水曜日だナ。そんな訳でボクはとりわけ2月が大好きなのでアール。