東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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極寒の釧路から本タラバ蟹と生ウニ。満腹な休日だナ。

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11日は建国記念日、昼からのんびりとビールを呑んだ。

武蔵小山パルム商店街の八百屋の二階に出来たイタリア料理店が気になっていたので、昼飯を兼ねて行って来た。
『リストランテ フィーロ』はカウンターとテーブル席が6つ、18席のこじんまりとした店だ。ホームページによれば、白と黒を基調にしたシンプルなニューヨークモダンをテーマにしたインテリアだそうだ。

それでも、窓から見える景色は昔ながらの時計店の看板だったり、路地の街灯だったりで、とても庶民的な雰囲気が良い。

オーナーシェフだろうか、若くて爽やかな風貌の方が一人でオープンキッチンの厨房で料理を作る。フロアを担当する方も人当たりが良く、とても丁寧だ。

休日なのでエビスビールの生を戴いた。
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うーん、休みの日のビールは美味いナ。
此処のランチは良心的な値段設定だ。
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パスタとサラダ、それに飲み物が付いて千円でアル。これに前菜かデザート盛り合わせのいづれかを付けても1,400円。
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まぁ、武蔵小山と云う地域を考えると妥当な料金設定なのかもしれないが、財布に優しいのはウレシイ限り。パスタのボリュームも丁度良い。

で、肝心の味だが、普通に美味い。普通に美味いのが良いのだナ。
最近はヘンに凝った料理を出す店が多くて、わざわざ可笑しな味になってる料理店が多いからネ。夜のメニューもトリッパのトマト煮や鴨のコンフィなどソソる料理が出ていた。こりゃ、一度ちゃんと夜に来なくちゃイカンな。
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この日のパスタは、ラザニア風と云うもので、僕好みの味だった。

それにしても女性一人客の多い事に驚いた。一人暮らしだと休日に部屋で作るよりも外食にしたほうが楽なのかもしれないネ。

午後四時口開けの『秋元屋』にて軽く呑んで来た。
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テレビの予報だと夜半から雨が雪に変わるかもしれないと云うので、早々に切り上げた。

この日は、北海道の釧路から水揚げされたばかりの本たらば蟹を朝茹でして送られて来た。
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発砲スチロールの蓋を開けると、先ずその大きさに驚くのだ。
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半日ほど自然解凍で食べ頃に。そして食べる直前に料理バサミを使って捌いて行く。
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最初はビールからだナ。料理屋と違って、家飯しだから勝手気ままに自由に食べられるのがウレシイのだナ。
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最初は半身を残してカニグラタンでも作ろうかと思ったが、ペロリと全部平らげてしまったヨ。
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内子と外子もたっぷり入って日本酒に最適の肴となった。酒は『越後の酒 特別純米酒』だ。
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近所の酒屋さんに薦められて買ってみたのだが、後味スッキリの辛口で大正解。新潟の上原酒造が作った酒で、地元産の米こしいぶき80%、五百万石が20%を使い、精米歩合が60%でアル。ぬる燗が美味かった。
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知らない酒でも手頃で美味いのに巡り会うと幸せな気分になるネ。
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酒のアテは、大根とがんもどきの煮物。
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大根の皮のきんぴら。
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それに、菜の花のお浸しだ。あぁ、建国記念日は満腹な休日だったナ。

金曜日は、東京居酒屋漂人さんに教えて頂いた池袋西武のリブロで開催中の「古本まつり」へ出掛けて来た。
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都内有数の古書店が一堂に集まるので掘り出し物を探すのが愉しい。

二時間程古本の山を漁り、今回は二冊の本を手に入れた。
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先ず一冊目は、画家木村荘八が書いた「東京今昔帖」だ。木村荘八は永井荷風の『濹東綺譚』で挿絵を描いて広く世間にも知られていたが、随筆家としても多くの名著を残している。出品していた『夏目好書洞』さんにコレの限定特別装幀本が出ていたがチト高くて手が出なかった。
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これは玉ノ井だが、こんな素敵な挿絵が沢山入っているし、昔の東京を知る素晴らしい一冊だ。

もう一冊は、三田村鳶魚の「大衆文芸評判記」だ。
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元々、昭和8年に汎文社から出版された時代小説の評論集で、オリジナルは右側で小村雪岱が手掛けた装幀だ。で、今回手に入れたのは昭和47年に新たに桃源社より出版されたモノだ。新カナ遣いで書き直されており読み易く、また八木昇氏の解説がとても良く大正から昭和初期の古書集めが更に愉しくなるガイド本だナ。

二冊とも千円以下だったので、顔が緩んでしまったヨ。
      ◇        ◇        ◇
さて、日曜の朝は、極寒の釧路沖の浜中町散布(ちりっぷ)で水揚げされたエゾばふんうにが届いた。浜中町は毛ガニやシマ海老、氷下魚(こまい)漁でも有名だが冬の寒い時期の活うには濃厚で甘くて一度食べたら病みつく味なのだ。

いつもは、穫れたてを剥いて海水と同じ塩度の塩水に浸した状態で送って戴くのだが、今回は、穫れたままの殻付きの状態で届いたのだ。
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この辺りのエゾばふんうには、「ねこあし昆布」と云う昆布を食べているので、甘みが違うのだナ。

エゾばふんうにと一緒に送って戴いたのがイクラだ。
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知床羅臼産の秋味から取った卵を昆布醤油と酒、それに羅臼の海洋深層水で漬け込んだ逸品だ。
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〆のご飯が絶品イクラご飯に早変わりしてしまったのだ。ぐふふ。

寒い冬は、矢張り北海道の旬の魚介類が最高に美味い。航空便等の配送網が発達したお陰で夏の朝穫れとうもろこしや、土曜の朝水揚げされたばかりの魚介がこうして瞬時に食卓に届くのだから素晴らしい世の中になったものだネ。

一つひとつ包丁で殻を割り、身を取り出す手間もまた楽しいのだ。
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ふだん何気なく剥き身のウニを食べているが、よくあれだけ美しく並べられるなぁと感心してしまう。自分でやると本当に手間がかかっている事が判るものだナ。
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新潟から届いた米を土鍋で炊き、熱々の上に新鮮なウニを乗せるのだ。
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もう少し大きなウニだったら網で焼きウニでも良かったが、小振りだったので今回は全部生で戴いた。
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あぁ、休日の昼酒に極上の生ウニなんて、最高に幸せだ。
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ご飯が何杯でもおかわり出来るなぁ。むふふ。
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Commented by 竹ちゃん at 2010-02-15 22:08 x
北海道の旬の食材いいですね!人手間かけて味あうから、酒も飯も美味い。
by cafegent | 2010-02-15 15:15 | 食べる | Trackback | Comments(1)