青春18切符で、春の日帰り旅行に出た。
2010年 03月 24日
昨日は暖かく目黒川沿いの桜も咲き始めたが、今日はまた冬に逆戻りの様に寒い。
月曜の朝日新聞「天声人語」では、〈三月は気分屋でもある。どっと南風が吹き込んだかと思うと、返す刀で北風が荒(すさ)び、大雪を降らせたりする。そんな気まぐれを対馬あたりでは「手のひら返し」と呼ぶそうだ。〉とあった。
春の嵐は、他にも春突風、春疾風(はやて)、彼岸荒れ、などとも呼ばれている。今日の雨で、また桜の蕾みが縮こまってしまうのだろうか。
寒い日と暖かい日が繰り返される今の時季を「三寒四温」と云う。寒い日が三日続くと暖かい日が四日続く。この7日周期の寒暖を繰り返すと春が来る。
blog『東京耳袋』のカオル嬢は、三寒四温の響き「san kan shion」のリズムが何と云っても良いと綴っていた。何となく判る。素敵だネ。
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さて、振替休日の月曜日は、朝から日帰りの旅に出た。
青春18切符を手に品川駅から東海道線に乗る。
駅前をブラリと散策し、11時半開店の食事処『海蔵(みくら)』へ。
此処は駅前の平和通りに在り、地魚が美味い店として大評判なので、いつも階段下に長い行列が出来ている。
刺身にしようか迷ったが、キンメの煮付け定食にした。
食後は熱海の海岸を歩き、また電車に乗った。
三島の桜が咲き出したと聞いたので、三島駅を降りて、歩く。この街は夏になると蛍も見られる程、水の多い所なのだ。
だが、携帯の写真じゃ全然判らないネ。
お日柄も良かったのか、挙式も多かった。
三嶋大社を出て暦門の道を抜けると大場川に出る。そこに架かる下神川橋の上から眺める富士山は絶景だ。
途中に在る「河合家」は、仮名文字で印刷された日本最古の暦を作った「三嶋暦師の館」として登録有形文化財に指定されている。
三嶋大社裏手の「神鹿園」では、沢山の神鹿たちがエサを貰っていた。
目指すは「青葉横丁」だ。駅から歩いて5、6分でおでん横丁の密集するエリアに着く。
冷蔵庫から勝手にビールを取り出し栓を抜く。あぁ、至福の時来たり。ぐふふ。
静岡おでんと云えば牛スジに黒はんぺんが有名だが、その黒はんぺんはフライにして揚げても美味でアル。
品川駅に着くと、丁度良い時間。都会の夜へ彷徨う時刻でアル。
よかったら、「東京耳袋」も見てね。