東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々雑文雑多日記/竹橋で竹喬を観るとは、これいかに。

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目黒不動前近くかむろ坂上の桜並木はまだ見頃には早かった。
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目黒川沿いの桜も三分咲きくらいかなぁ。
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先程竹橋に行ったら、お堀の桜もチラホラと咲いていた。
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先週酒場にデジカメを忘れてしまったのだが、何処に聞いても見つからなかった。きっと誰かが持って行ってしまったのだろう。トホホ。

そんな訳で、新しいデジカメを買ったのサ。ぐふふ。
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新しいと言っても使い勝手が良かったRICOHの機種にした。前回のR8は生産終了していたし、CX3程上等なのも要らない。で、今回はCX2にした。これで花見も旅行もバッチグー!

昨日は門前仲町の『大坂屋』にて平日夜酒開始。
打ち合わせが五時に終わったので渋谷から真っ直ぐモンナカに向かう。
渋谷から行く場合、いつも大手町乗り換えか九段下か迷うのだナ。で、結局九段下へ。大手町って駅構内が広いからサ。オジサンは迷ってしまうのだヨ。
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五時半過ぎに入ると既に先客が六名。皆さん早いねぇ。雨降りだから空いてるかと思ったのに。

先ずはサッポロ赤星で喉を潤す。此処は小体の店だからスグ満席になるが、ちゃんと客も心得たもんでギュっと詰めてくれるのだナ。

煮込みを四、五本程食べたところで日本酒に移る。途中、浜田さんの著書「酒場百選」を持参して来たと云う方々と話が弾む。

二杯目を呑み干し店を出た。
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神保町に出て『兵六』へ。無双の白湯割りでホっとする。
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両国の図書館『眺花亭』店主ナベさんも落語会の帰りとの事で一献やっていた。昨日は冬に逆戻りした程に外の風が冷たかったなぁ。

昨日はGジャンの上にトレンチコート着て、ハンチング姿で出掛けたのだが、恵比寿で待ち合わせした連れに「モツ焼きデカか、お前は!」と云われてしまった。またしてもトホホな僕。

恵比寿の神社裏手にひっそりと佇む『やきとり かおる』は、アットホームで和む。
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昭和58年創業だから今年で27年になるが、今は息子さんも手伝っており料理の幅がグンと広がっている。
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先週、たまたまテレビの『吉田類の酒場放浪記』を観ていたら此処を再放送していたので、お邪魔した訳だ。テレビに出ていた女性のお客さんはこの日も居た。要するに毎晩来ているって事だネ、サスガ。

自慢の名物つくねは、抜群の美味さ。
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類さんが小さなハンバーグと呼んだのが判るネ。で、類さんが好きな岩手の地酒「南部美人」をヒヤで戴いた。江戸っ子はシヤだナ、シヤ!
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変わったアテを探していたら、こんなの発見。フライドポテトのカレーディップだ。
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これも酒のアテに良かったナ。最後はシメ鯖で〆だ。酢の〆加減が絶妙で参った。美味過ぎて感動モンだった。

『かおる』の真隣りは僕の友人が営む酒場『giji』だ。
マスターの山崎君も変わらず元気で嬉しい限り。店名は疑似針のギジ、山ちゃんの釣り好きから付いた名前だそうだ。
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此処は明け方まで開いているし、食べ物が美味いのだ。昔恵比寿に住んでた頃は、よく深夜にパスタを食べに来ていたっけ。

夕べも極上の酒場巡りが出来た。しかし、今朝起きたら昨日の服を着たままだった。トホホ。
       ◇       ◇       ◇
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竹橋の東京国立近代美術館にて『生誕120年 小野竹喬展』を観た。
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「ブレない」と言うのは、竹喬の様な画業人生を謂うのだろうナ。本作品展ではキャプションに絵画を制作した年齢が記されている。
時代々々の画風を垣間みる事が出来るのだが、89年間の人生が本当にブレてないのだ
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小野竹喬は岡山が生んだ名画伯である。
画家として独自の作風を確立した後は京都市立美術大学で教授となり、優れた画家を育て排出して来た。

竹喬の描く作品は、その絵を眺めているだけで作者の心が伝わって来るようだ。
ヨーロッパからの帰国後、少しづつ画風が変化し出した。日本画の原点に立ち返り大和絵の表現を取り入れて細部を排除し、温かで柔らかな色彩の画風になっていったのだ。

竹喬の「茜空」は余りにも有名だが、これだけ多くの茜空作品を一堂に集めて観られる幸せをどう伝えたら良いのだろうか。いや、これは絶対に直に観て欲しい。
図録を眺めても矢張り繊細な竹喬の色の世界は再現しきれないのだ。
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この「黎明」に観られる夜明けの蒼も「夕空」の淡いパステル調の薄茜色も実際に本物を観たら感動する筈だ。
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そして、晩年の87歳の頃に取り組んだ松尾芭蕉の俳句をモティーフに描いたシリーズ「奥の細道句抄絵」で見事に芭蕉の世界を捉え表現したのだ。
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   『奥の細道句抄絵 暑き日を海にいれたり最上川』

その絵から漂う温かさこそが、小野竹喬そのものの様な気がしてきた。しばらく足を止めて眺めてしまったナ。京都国立近代美術館所蔵の「奥の細道句抄絵」シリーズ10点が一堂に揃い並んだのも凄かった。また、この絵にそれぞれ付いていた竹喬画伯直筆の短冊が紹介されていた。
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   『奥の細道句抄絵 田一枚植ゑて立ち去る柳かな』

今回、初めて直に観ることが出来た「宿雪」も素晴らしかった。
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先日放映されたNHKの「日曜美術館」でも紹介され、真っ先に観たかった作品だった。テレビでは判らなかったが雪の下地の為にプラチナ箔が貼られており、眩い程の輝きを放っていた。前のソファに座って15分程見続けたが、観れば観る程素晴らしさが伝わる作品だった。

岡山県の笠岡市立竹喬美術館に数多く所蔵されている貴重な作品も運ばれ、170点以上もの竹喬作品を堪能する事が出来た。この大回顧展は必見だと思うナ。
「日曜美術館」のサイト
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by cafegent | 2010-03-26 18:17 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)