マルコム・マクラーレンの訃報に思わずペンを取る。
2010年 04月 09日
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今朝、マルコム・マクラーレンの訃報を聞いた。只々、驚きだ。
パンクロックの生みの親も癌には勝てなかったのか、残念でならない。
先日、THE CLASHのジョー・ストラマーを知らない世代が増えたって不良中年達が嘆いていたが、今日の訃報はまた僕らを悲しませるぜ。
友人を通じて彼に会った時、僕は思わずミーハー心が抑えきれず、持っていたCDにサインを貰った事があった。マルコム・マクラーレン自身のソロアルバム「PARIS」だ。フランスワーズ・アルディや女優カトリーヌ・ドヌーヴが参加したこのアルバムでマルコムの音楽的才能の奥深さに驚いて、何度も聴きまくったっけ。
ちなみにパリのエッフェル塔を背景にしたアルバム・ジャケットの中で僕の1、2を競うのがこの「PARIS」とジョン・ルイス&サッシャ・ディステルの「Afternoon in Paris」だナ。まぁ、余談だが。
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先日、朝日新聞で「うさこちゃん お色直し」と云う記事を見つけた。
オランダの原書と日本版は絵の色が微妙に違っていたらしい。
福音館は、ミッフィー誕生から55年という節目に、現在のブルーナ・カラーを忠実に再現して出版し直すことにしたそうだ。その本の装丁に当たったのが、人気装幀デザイナーの祖父江慎さんだ。新本では、使う日本語書体も「たどたどしいながらも一生懸命な印象のうさこちゃんに合う書体が見当たらず、一からつくることにしたんです」と語っていた。
それに関連して開催される展覧会『ゴー・ゴー・ミッフィー展』が面白そうだ。
オランダのユトレヒト生まれで、今も元気に創作活動を続けているディック・ブルーナの絵本『ミッフィー』が誕生して55周年を迎える。実に半世紀を超す素晴らしい活躍を数々の貴重な原画や資料で振り返るエキシビジョンだ。
1963年に発表された絵本『うさこちゃんとうみ』から昨年の最新作『うさこちゃんのおじいちゃんへのおくりもの』まで、長年に渡る創作の中から原画やスケッチが200点以上展示されるそうだ。
今回の展覧会では、絵本画家の酒井駒子さんや装幀家の祖父江慎さんなどが参加しており、インフォメーションのサイトを眺めているだけでワクワクしてきたゾ。
しかし、やけに新聞に出ているなぁ、と思いきや朝日新聞社が主催だったのネ。なるほど。