東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是雑文雑多日記/平日夕暮れの宇ち多゛で憩う。

昨日は初夏のような温かさだったネ。仕事場の連中もTシャツ姿だった。近所の公園では園児たちが太陽の下でのびのびと遊んでる。
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木の下で何か見つけたのかナ?
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木々も空に向かって新芽を伸ばしていた。
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落葉樹のイイギリも花びらの様に見えるが、花水木同様に総苞(そうほう)だ。
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親亀の背中に子亀を乗せて、長閑に甲羅干しだネ。
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高い木の上ではオナガが啼いている。
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こっちの木では長い尾だけを覗かせて居た。
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ムクドリは、何を眺めているのだろう?

夕方からはビリー隊長と立石『宇ち多゛』で待ち合わせ。奥席では友人の若松夫妻とお会いした。どの席にも知った顔が集っているのだが、その中で珍しい顔を発見。鏡下の席で男三人で陽気に酔っていたのは、朝日新聞社の酒朋コカ爺ぃこと小梶さんだった。そう云えば地方勤務から本社に戻っていたのだったネ。

先日、朝日新聞に面白いコラムを見つけた。
『こわい「立石様」の真実』と云うタイトルだ。
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此処、京成立石の地名の由来となった「立石」がこの街の児童公園に祀られている。
「触ったらバチがあたるよ」とか、近くの川が蛇行しているのは、この「立石様」を恐れているからだ、なんてハナシも聞く。その謎を解明しようと葛飾区の博物館の学芸員、谷口さんが3年がかりで調べて、一冊の本にまとめたそうだ。

で、調べて判ったのは、平安時代に遡るオハナシ。
房総半島の鋸山(のこぎりやま)から古墳時代に石室の材料として運ばれた石を、道しるべとして使ったのだそうだ。
たたりも何も関係なく、実にあっけない結末だったが、「立石様」は此処の守り神として町の人々から愛され続けるのだろうネ。

さて、小梶さんは、我が兄の本『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』の担当編集者だったが、今は広告部なのだネ。
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ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

この日は初立石訪問の方とご一緒でゴキゲンに酔っていた。
僕らは久しぶりに朋一郎あんちゃん側の二の字席の奥に座り、のんびりと呑んだ。ビリーは相変わらずあんちゃんにイジめられていたが...
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先ずはビールに「カシラ素焼きお酢掛けて」を戴く。
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「アブラ少ないトコ味噌」をお願いし、酒を梅割りに。
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どうすか、この表面張力具合は。
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煮込みが終わっていたので、「シロタレよく焼き」をアブラ味噌の皿に残った煮込みの汁にぶち込むのだ。あぁ、小さな幸せだ。

もうすぐゴールデンウィークが始まるネ。此処『宇ち多゛』の予定も張り出された。
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29日(木)はお休みだ。そして、5月2日(日)から5日(水)まで4連休になるので、皆さん間違わぬように!
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閉店間際のこの風景、好きだなぁ。

コカ爺ぃたちは『鳥房』に移動した様子なので、僕らは『ゆう』へ向かった。だが、暖簾が仕舞ってある。矢張り、ママのリュウマチが悪化しているのかしら。
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で、切り返し僕らは、『とっちゃんぼうや』へと移動。

黒ホッピーのアテには「魚肉ソーセージとキャ別炒め」だ。
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この庶民的な味が酒をソソルのだナ。
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続いて登場したオニオンリングの量の多さに二人して驚いた。
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どうですか、コレ。
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此処は本当に何を食べても美味いし、居心地の良い酒場なのだ。
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マスターとママが仲良く仕事する姿も実に微笑ましい光景だし、夕べもホッコリ出来たなぁ。

外に出ると『鳥房』の前で、先程の三人組が鳥の素揚げのお土産を待っていた。
ビリーと別れ駅のホームに着くと、また彼らに遭遇。仲良く一緒に電車で帰ることにした。

コカ爺ぃの先輩はすっかり酔ってしまい、僕の肩を枕にグゥグゥ爆睡。
その間に絵が得意なコカ爺ぃが僕の似顔を描いてくれた。凄いなぁ、嬉しいなぁ。
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ササっと電車の中で素早く描くのだ。しかも筆ペン二色使い分けなのだから、恐れイリヤ・クリヤキン。なんちて。
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毎年戴く、手描きの『KOKAJI'S 2009 BEST10』も素晴らしいのだが、戴いたボクの横顔は大切な宝ものにしようかナ。

ちなみに、僕の隣りで高いびきの部長はこんな方でした。
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おいおい、いーのか!コレで。
       ◇        ◇        ◇
原宏一の新刊『大仏男』は、可成り面白い。前作の『ヤッさん』は築地市場と銀座を舞台にしたハナシで、すっかりハマったが今回もイイ!
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売れない芸人コンビが繰り広げる可笑しな展開が、壺にハマるのだナ。
テレビで大人気のスピリチュアリスト江原某(ナニガシ)を完全に皮肉った内容で、今の庶民が陥れられる霊感商法のだましテクも暴露する。更には政治家を批判し、キャバ嬢たちの実態も判るのだ。

アマノジャクなワタクシは、未だ村上春樹の『1Q84』を読んでいない。
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3刊目も出たし、そろそろ読もうかしら。でも、今年の本屋大賞を受賞した冲方丁(うぶかたとう)の『天地明察』の方が先に読みたいなぁ。

我が国初の太陰暦を作ろうと江戸期を奔走した渋川春海の人生を描いたエンターテインメント時代小説だそうだ。冲方さんは、吉川英治文学新人賞も併せて受賞したのだネ。
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by cafegent | 2010-04-22 13:42 | 飲み歩き