新橋『以志井』の春を告げる桜鯛で至福の酒宴。
2010年 05月 07日
杉本博司、広川泰士、石元泰博、M.HASUI等々我が国を代表する写真家33名の作品に加え、植田正治や稲越功一の作品も展示されている。
デジタルカメラが主流となった今、改めてゼラチンシルバーの独特の質感の写真を堪能してみたいものだ。
『SAVE THE FILM GELATIN SILVER SESSION』
5月15日(土)まで、アクシスギャラリーにて開催中。
印画紙に焼き付けた写真の中の風景や情景は全てが過去の世界である。
でも、その写真を眺めながら脳裏に思い描くのは決まって未来の事だ。
人物も景色も今はどうなっているのだろうか、と考えながら古い写真を眺める事が多い。
ジョック・スタージェスの古い写真を眺めていたら、ふとそんな事を考えた。
◇ ◇ ◇
さて、先日久しぶりに新橋『以志井』へお邪魔した。
仕事の時は奥のお座敷を使わせて頂くのだが、今回はカウンターで。
春を告げる鯛を「桜鯛」と云う。その兜のところを使った以志井自慢の鯛飯を食べたくなったからだ。
此処の焼酎は佐藤の黒を予め5対5の割合で割水をして寝かしているので味がとてもまろやかになる。
お次ぎは日本酒。今回はチト良い事が有ったので、奮発して新潟の銘酒久保田の純米大吟醸「萬寿 無濾過生原酒」を戴いた。
見事な氷の台座の上には旬のお刺身だ。
毛ガニにも美味い酒が必要だ、と違う酒にした。
さて、お待ちかね。桜鯛の鯛飯が炊きあがった。
香ばしい薫りがカウンターいっぱいに漂ってきた。
お腹一杯になっても絶対にもう一杯おかわりしたくなるのが、此処の鯛飯だナ。
残った鯛飯はおむすびにして土産にしてくれた。今回も大満足の酒宴となったナ。
以志井から歩いてスグの処に姉妹店の焼酎バー『二貴(にたか)』が在る。ご主人忙しい中、店を抜け出してくれて案内してくれた。そして其処でも石井さんから美味い焼酎をご馳走になり、最後の最後まで真心尽くしの晩となった。
そんな心優しい店だからこそ、また伺いたくなるのだナ。只々、感謝!