東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々呑んだくれ日記/今年4度目の落とし物をした。

早いもので、今日から6月に入ったネ。七十二候では「麦秋至」(麦のとき、いたる)と云う。麦の穂が畑一杯に黄金色になる時季だ。

来週は北海道に行くが、時間を作って富良野や美瑛町の大地もラベンダーや麦、ジャガイモの花など美しい丘を眺めて来たいものだナ。

さて、ワタクシまた落とし物をした。今度はメガネでアル。

今年に入って、先ず小銭入れを無くし、続けざまにデジタルカメラを何処かに忘れた。そしてゴールデンウィークに入った途端、酒場『権ノ助ハイボール』を出た後に財布を落とした。当然、出て来ない。
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そして土曜日、いつもの週末朝酒を愉しもうと京成立石『宇ち多゛』の口開けに並んだ。
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いつもの席でいつものホネを戴き、いつもの酒仲間たちといつもの酒を呑んだ。
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で、いつも通り、ヨーカドー裏手の『ゑびすや食堂』に移り呑んだ。
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そら豆をアテに緑茶割りだ。
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ついでにカレーライスも食べちゃった。

一度家に戻り昼寝でもしようかナと電車に乗った。
ボクは近眼の老眼なので、本を読む時にはメガネを外さないと駄目でアル。頭の上に乗せるか、外してシャツに引っ掛けるのだが、三田駅で乗り換えようとした時にメガネが無い事に気付いたのだ。

辺りを探しても見当たらず、こりゃ『ゑびすや食堂』に忘れたのかナ?とまた電車で京成立石まで戻ったのだ。

既に『宇ち多゛』のシャッターは降りているし、『ゑびすや食堂』を覗くとメガネは落ちていなかった。ハテ、何処に忘れて来たのやら、全く覚えてナイ。やれやれ、今年4度目の落とし物をしてしまったのだ。

ここ5、6年ずっと「ic!-berlin」(アイシー!ベルリン)と云うブランドのメガネを愛用している。
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このメガネ、余りにも軽くて掛け易過ぎてかけている事を忘れてしまう程なのだ。

一昨年の台風の時なんか突風で傘が煽られてメガネに引っかかってそのまま何処かにふっ飛んだ。結局、3回も買い替えているのだナ。

街中を歩くには、矢張りメガネが無いと不便なのだ。暫く仕舞ってあった最初に買ったゴールドの「ic!-berlin」を出してかける事にした。

躯の事ばかりじゃなく、呑み過ぎのボケ具合も加速度的に進行が早まっているので、気をつけないとなぁ。

まったく、トホホでアル。
       ◇        ◇        ◇
さて、昨日は一週間ぶりに門前仲町の『大坂屋』にお邪魔した。先週は行った時間が遅く、シャッターが降りていたので、入れずじまい。

日が長くなって来たので、午後6時はまだ明るいネ。
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ガラリと戸を開けるとカウンターに6人のお客さんが座ってた。それでも何とか一番端に座る事が出来た。

サッポロ赤星を戴いて、煮込みを3本程つまむ。
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変わらぬ味がホッとさせてくれるのだナ。もう此処に50年通ってると云う方と話が弾んだ。その方ももう60半ばなのだが、親爺さんと一緒にいつも来ていたそうだ。

混んで来たので、小一時間程呑み店を出た。
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地下鉄大江戸線に乗って上野御徒町へと移動。
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向かった先は『槇島酒店』の角打ちだ。
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既に先客ビリー隊長が一杯やっていた。
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瓶ビールの後は、チーカマをアテに八海山を冷やで戴いた。
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角打ちに長居は無用ノ介!

てな訳で、サラリーマンの強い味方『味の笛』にて立ち飲みだ。「越後の地酒と北海の幸」が自慢の『味の笛』は兎に角全てがリーズナブルな価格設定で懐を気にするサラリーマン諸君には実に嬉しい酒場でアル。
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僕は角ハイと小松菜を戴いた。ビリーは燗酒にイカだネ。
セルフサービスなので、自分で取りに行く学食スタイルだ。

ただ、グラスやお猪口が全てペナペナのプラカップなので、大人の文化祭模擬店って云う雰囲気なのだナ。
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燗酒をお代わりしたビリー隊長を残し、僕は神保町へ移動。

夕べの『兵六』は嘘の様に静かな空気が漂っていた。
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お客は産婦人科の院長一人。うるさいワクさんも居ない。ほう、こんな日も有るのだネ、と大瓶を戴いた。
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アテは新しょうが玉葱和えだ。
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ビールをお替わりし、炒豆腐も戴いた。院長と入れ替わりに新しいお客さんが入って来た。

閉店時間が近づいたので、店を出た。『ラドリオ』の前を通過すると中から手招きが見えた。先程まで『兵六』に居たのだろう親爺どもに捕まって中に入る事にした。

そんなこんなで夕べも〆て5軒のハシゴとなった。

ハテ、何も落とし物をしてないと良いのだが。
by cafegent | 2010-06-01 12:53 | 飲み歩き