東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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梅雨間近の日曜日、平塚までちょいと絵を観に。

今日は朝から雨が降り続いている。
雨露に濡れた紫陽花は、何故にこんなにも美しいのだろう。
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葉の緑が雨粒の光を浴びて発色を増し、花の色とのコントラストを見事なバランスに引き立て合うからだろうか。

東京もいよいよ梅雨の季節になった。
暫くの間はジメジメした日々が続くのだネ。汗っかきの僕は、真夏の暑さよりも梅雨時の高温多湿の方が苦手なのだナ。

暦の上では、そろそろ孵化した蛍が小さな光で夕闇を舞う時季だ。今年も目白の椿山荘へ蛍見物に行かなくちゃ。

日曜は長谷川潾二郎(りんじろう)展の最終日だったので、平塚市美術館まで出掛けた。
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武蔵小杉経由で横浜に出て、JRで平塚駅までは案外時間がかかったナ。

駅から市営バスに乗り、美術館へ。
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バス亭の後ろには平塚銘菓の『都まんじゅう』の店が有り、懐かしい機械で饅頭を作っていた。
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帰りに買って帰ろうか。
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平塚市美術館は最終日なので、沢山の方が訪れていた。
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此処は緑に囲まれ、芝生のテラスでのんびりと休む人も居たり、市民に愛されている美術館なのだナ。
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中に入ると巨大なユニコーンの彫刻が二体、目に飛び込んで来た。
三年前に開催した三沢厚彦氏の『Animals+』展で発表された木彫りの彫刻作品だ。
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昨年メルシャン軽井沢美術館で開催された『もうひとつの森』展では、幾つかの作品は会場を飛びだし庭園の木々の中に展示され自然と調和した木彫りの動物たちと対面する事が出来た。三沢さんのノミは、巨大なクスノキに命を吹き込み、愛嬌たっぷりの表情をした動物が僕らと語り出した。

また此処で出逢えるなんて、ちょいと嬉しいサプライズだった。

長谷川潾二郎展は、初期の作品から晩年まで精力的に制作し続けた作品の軌跡を順を追って辿る事が出来て大変面白かった。
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花や静物、武蔵野の原風景など同じモティーフを何年も何年も繰り返し描き絵に向き合う実直な姿勢も伺えた。

梅雨時の雨に濡れた土の色を描ききれず、日を逃したら梅雨が明ける。
すると潾二郎は、また一年待って次の年に同じ土の色になるまで制作がストップする。同じ土の色が地面に現れるまで待つ。絵を依頼した人も当然何年も待つ事になる訳だが、潾二郎の画業を理解しているので、じっと完成を見守るしかないのだナ。
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あの愛猫タローの絵の隣りに展示された「タローの履歴書」がとても印象的だった。タローを愛した長谷川潾二郎と云う人物の魅力が沢山詰まっていたナ。

印刷では表現しきれない空の色、土の色、そして猫の毛並みなどを実際に間近で観る事が出来て良かった。この時期に長谷川潾二郎を紹介してくれた平塚市美術館のキュレーターの方々に感謝しなくちゃナ。
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空は今にも雨が降りそうな気配だったが、美術館だけで帰るのも勿体ない。てな訳で、駅前で開いている酒場を探してみた。

雑居ビルの階段を上がると『酒処まるびや』は営業中だった。
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女将さんが一人で切り盛りし、平塚の地元の面々が日曜の午後酒を愉しんでいるご様子。

お通しに出て来たマグロの山かけで瓶ビールをゴクリ。
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酒を口にして、漸く手の震えが納まった(ウソです!!)

オススメと云うニラ玉を戴き、ビールをもう一本。
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此処のニラ玉は半熟卵系では無く、中華屋さん風でアル。ビールにはこっちの方が合うのだナ。むふふ。

カウンターで呑んでると、小上がりの常連さんから「都まんじゅう」のお裾分けを戴いた。
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帰りに買って行こうと思っていただけに、嬉しい限り。小体の居酒屋ならではのアットホームな温かさに触れた日曜の午後であった。

軽く一杯引っかけるのに良い酒場にお邪魔したナ。但し、此処は決して『酒場放浪記』などで紹介する様な店では無い。たぶん、9割以上が近所の方々の溜まり場的居酒屋なのだろうナ。皆さん可成り濃いもの。ボクは十分馴染むのだけどネ。
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夜は自宅で札幌土産に買って来た『米風亭』の油そばを作って食べた。
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付け合わせには大分名物と云う『元祖からあげ天』の鶏の唐揚げを買ってみたが、味はいたって普通だった。
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北海道産のトウモロコシを茹でた方が美味しかったナ。
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甘さが口一杯に広がって美味い。ビールに合うのだナ。
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油そばはまずまずの美味しさだった。お酢をたっぷりと振りかけて食べると美味さが増した。
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食後の甘味はお約束、石屋製菓の「白い恋人」だ。

と云う訳で、札幌紀行はまた後程。
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by cafegent | 2010-06-14 13:09 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)