東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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札幌酒場巡りその2/第三モッキリに小春でちょいと。

札幌は梅雨が無いと云われて来たが、自然環境も変わってきているので梅雨に近い雨が続く事が此処数年来、起きているそうだ。

それでも6月から7月の札幌の気候はとても過ごし易い。
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札幌の郊外、丘珠空港の近くに在るモエレ沼公園はイサム・ノグチ設計の緑豊かな公園だ。
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アミューズメント的なものは何も無く、ただひたすら自然と向き合えるのが良いのだナ。
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青空と緑の大地の美しいコントラストの中で、寝転んでみると躯がみるみる浄化されて行く様だ。
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トビが空を舞い、廻りでは雲雀(ヒバリ)が声高らかに啼いている。
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自転車を借りて園内を廻ったり、のんびりと歩いて廻るのも良い。
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大通り公園の中にもイサム・ノグチの作った黒い滑り台が在るが、この公園のスケールとは比べ物にならない。
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毎回、帰省する度に此処を訪れるのだが、心の洗濯をするのに持ってこいの場所だ。
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草むらの中から数羽の雲雀の啼く声がしたので近づいてみると餌を探している姿を発見。
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さらに近くまで寄ると羽ばたいて飛び立ってしまった。
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レンタル自転車の前では、セグロセキレイがチョコチョコと歩き回ってた。
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ガラスのピラミッドは休館日だった。

バス停まで戻る途中、木々の上から違う鳥の啼く声がする。
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見上げるとノゴマが餌を啄んでた。隣りの木ではカケスも見つけた。
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さすが、モエレ沼公園は沢山の野鳥を簡単に探す事が出来て愉しい。
でもこんな時いつも望遠の一眼レフが欲しくなるのだよナ。

市内に戻り、目指すは一路『第三モッキリセンター』だ。
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此処は午後2時から暖簾が出る。
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先ずは瓶ビールで喉の乾きを潤すのだ。
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アテは自慢の〆サバから。
此処のコの字カウンターは実に美しい。
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古い馴染みの客はちゃんと座る席が決まってるのだが、初めてでも気兼ねなく入れる処がまた良い。

昭和25年開業の老舗大衆酒場は、カウンターだけで40人は座れるし、大人数ならば座敷も用意されている。馴染みの客は何をアテに何を呑むかまで判るそうだから恐れ入る。

何よりも嬉しいのは、酒も肴も実に安い事だ。
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なにしろ焼酎180円、日本酒200円なのだから。
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酒はちょいと贅沢をしてオススメ純米吟醸千歳鶴の「柴田興次右衛門」を戴いた。こちらは正一合で500円だ。
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お姐さんがグラスに注いでくれるのだが、このグラスの盛り切りの事をモッキリと呼ぶのだナ。
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開店当時、グラスいっぱいに盛り切った酒が巷で評判になり、小樽や札幌各地に別のモッキリセンターが増えたそうだ。それ故、一番先に出来たのにあえて「第三」と付けたらしい。

美山錦を使った北海道の地酒で、呑み口もすっきりしてクィクィといけてしまう美酒だった。

法蓮草のお浸しもイイ。
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そして、此処に来たら是非とも拝んで欲しいのがこのアサヒスーパードライのポスターだ。
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コレ、藤原紀香のデビューポスターなのだから。ちょいとふっくらして当時の方がカワイイのだネ。
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越乃寒梅を戴いて、子持ちのししゃもを追加した。本物のししゃもは美味い。

程よく呑んだので、店を出た。外はまだ明るく二条市場の向かい側に在るレコード屋を覗いてみた。
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中々センスの良いセレクトだが、何も買わずに終わった。酔って何処かに忘れると困るからネ。

さて、ススキノ方面に戻って来た。
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此処は札幌の老舗バー『やまざき』の入っているビルだ。
ススキノでは、飲食店ばかりが入ったビルをソシアルビルと云う。この辺りには、こんなビルが何百軒有るか計り知れないのだナ。

僕の実家は長い間、このススキノ地区で印刷屋を営んできた。
なので、バー『やまざき』で修行を積んで独立したバーテンダーの方々が出す店の名刺や印刷物を沢山作って来たそうだ。今ではもう有名店となったバー『プルーフ』の中河さんも山崎達郎さんの弟子であり、我が父が開店の際の印刷物を手掛けたと聞いた。

時間が早いのでまだ『やまざき』は開いていない。
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目指すは、二階に入っているおでんの老舗『小春』でアル。
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ガラリと戸を開けると既に数組のお客さんが居た。酒呑みは何処でも一緒、口開けから来る客が必ず居るのだネ。素晴らしい。
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此処も古く昭和23年開業の老舗だ。昔は僕の実家が在ったススキノの電車通りに近い場所に在った。実家の近くの石川書店の隣りに在り、僕が中学生の頃、現在の場所に移転してきたそうだ。

女将の小野寺さんはもう随分ご高齢だと思うが、この日も元気にお客さんの相手をしていた。此処のおでんは汁の色は濃いのだが、見た目と違いとてもあっさりしている。
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大根を戴き、酒は「初孫」を燗酒で戴いた。
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味が滲みて美味い。ホッとする味だナ。

次から次とやって来るご常連達も皆さん相当年季が入ってる。どう見たって70代か80代なのだから。

今の季節オススメのホッキ貝とツブ貝のおでんを戴いた。
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北寄貝の味が酒に合うなぁ。
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酒を山形の地酒「六歌仙」に変えた。こちらは、ぬる燗が良いナ。

余り食べ過ぎると次へ行けないので、この辺で終わろう。
今年創業62年を迎える老舗は、小野寺さんがまだまだ元気で何よりだった。また、来年も訪れよう。
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途中、見つけた『又来るベアー』と云う洋酒喫茶に心惹かれたが、また次回。しかし、洋酒喫茶って何だ?

この『やき鳥 福鳥』も札幌では老舗の焼き鳥屋さんだ。
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『福鳥 本店』も今年確か創業60年だ。

歓楽街ススキノの底力は、こんな酒場が至る所に在る事だナ。
此処に来たら是非「とりかわ」(精肉)と「ガツ」それに「豚精」がオススメだ。但し、煙で燻されること間違い無しだネ。

日が暮れて来て、地元の友人との待ち合わせの時間になった。
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この夜のメインは寿司でアル。

札幌で寿司と云えば、『すし善』だろう。東京のカレッタ汐留にも出店しており、札幌でも舌の肥えた輩を唸らせている名店だ。

その直系で暖簾分けをしたのが、これからお邪魔する『たる善』だ。
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さてさて、ハナシが長くなって来たので、この続きはまた次回にしようかナ。
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Commented by ろしひ at 2010-06-17 03:31 x
第3モッキリセンター、福鳥本店、なつかしいですね~。最近まで、単身赴任で札幌にいたので、東京の下町の飲み屋が恋しい時、いつも利用していました。日本全国、同じシンパシーを持った店は見つかるものですね。
Commented by cafegent at 2010-06-17 16:06
ろしひサマ、いつもコメントありがとうございます!

札幌に住んでたのですね。
結局、ボクはいつも全国似た様な酒場ばかりを訪ねているみたいです(苦笑)
by cafegent | 2010-06-14 20:00 | 飲み歩き | Trackback | Comments(2)