日々呑んだくれ日記/東京に戻ればいつものハシゴ酒だ。
2010年 06月 16日
昼ご飯を食べに外に出たのはいいが、暑くて遠出したくない。
今シーズンは、沢山のツバメの巣を見かけた。それが殆ど同じ道沿いなのだから、その界隈の方々の温かい思いやりと野鳥との交流が伺える。4月、5月と巣造りをしていたつがいのツバメたちはみな、4、5羽のヒナを孵していた。
今朝もまた新たな巣を見つけた。
この巣も誰かがちゃんと土台を整備してくれているのだネ。
雌が巣に居る間、雄鳥は餌を探しに大空を飛び回る。
◇ ◇ ◇
先週の金曜日は、ビリー隊長といつもの立石では無く門前仲町で待ち合わせをした。隊長が月島界隈で仕事が終わるとの事だったので、『大坂屋』にて合流となった。
もう六時だと云うのに日が長くなったお陰で、此処の暖簾を潜る時分もまだ空が明るいのだナ。
奥からママが「ウチもやっと四代目が出来たのヨ!」と嬉しい声を掛けてくれた。
大坂屋のお嬢さんはピアノの先生なのだが、以前から忙しい時は時々店を手伝っていた。いよいよ本格的に此処を引き継ぐ事を決めたのだネ。実に嬉しい限り。
混んで来たので、僕らは外へ出た。
でも、結局いつもの『だるま』へと吸い込まれた。なんせ、美人姉妹を拝みたいからネ!と二人とも同意見でまとまった。
先ずは酎ハイ、一発!!
肉豆腐をアテに酒がススム。
店を切り盛りしている娘さんは、元々モデルをしており店内の壁にはその当時の写真が沢山貼って在る。着物姿でアーノルド・シュワちゃんと写った新聞も有った。
以前は親爺さんが、奥さんとお嬢さん二人を美人三姉妹と称して誇らしげに自慢していたっけ。
後はいつもの神保町へと二人で移動した。
隣りのトクちゃんが焼そば頼むので、つられて僕も頼んでしまう。
トクちゃん、「アートガーデンかわさき」で開催していた写真展『第35回 2010 視点』に出品していたのだネ。
◇ ◇ ◇
さて、昨日も仕事帰りにビリーと京成立石へ。
6時42分駅到着の電車に乗り、『宇ち多゛』前で合流。夕べはスンナリといつもの奥席に座る事が出来た。
この日は大瓶1本に煮込みとカシラ塩で〆て900円也。千円札一枚を置いて『二毛作』へ。
すっかり立石の人気酒場となった『二毛作』は外まで埋まってる。
カウンターをギュっと詰めて戴き、座る事が出来た。
久しぶりに平日の『簑笠庵』(さりゅうあん)の暖簾を潜った。
松輪サバと云えば、『黄金鯖』と云われる程の特級品だ。胴体に黄色い線が入ってるのでこう呼ばれるのだナ。
その味はまさに絶品。鯖とは思えない程肉厚で脂の乗りも素晴らしい。
此処の主人の山本さんと京子さんは、元々京橋の人気店『京ばし松輪』を営んでおり、あの究極のアジフライを世に出した方なのだ。
当時から魚は三浦半島南端の松輪漁港から直接仕入れていたと聞いた。
松輪サバの押し寿司も美味いが、昨日は〆サバで戴いた。
ビリー隊長は、鯵のなめろうだ。これまた美味。
みんなと別れ、一人いつもの深夜食堂へ。
此処でもサッカー観戦だ。ポルトガル対コートジボワール線は、C・ロナウドも頑張ったがドローに終わったネ。
それにしてもワールドカップ開催中は、朝が辛いなぁ。