東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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札幌酒場巡りその4/『金冨士酒場』で昭和の香り。

夕べは渋谷のんべい横丁の『Non』一軒だけに留めて、家に帰った。

どうもワールドカップが気になって仕方ないのだナ。

房総半島沖で穫れた赤メバルを刺身で戴いた。
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身がしまっていて美味い。
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マグロの中落ちは生姜とニンニクを刻み海苔で巻いて食べた。

梅雨入りしてから急激に湿度が高くなり、今日も朝から汗ダク君だが、夏バテ防止には豚肉が良いらしいネ。てな訳で、豚の冷しゃぶサラダを作ってみた。
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岡山から送って戴いた有機栽培のレタスやトマト、札幌から持って帰ったトウモロコシ、それにアボカドとキュウリも加えてざっくりとゴマだれで和えた。

アルゼンチンが韓国に圧勝したネ。ご飯そっちのけでテレビに釘付けになってしまったヨ。それにしても、メッシとイグアイアンが素晴らしい動きをしていた。

イグアイアンは今大会初のハットトリックを決めたし、メッシは監督の期待通りの切れの良い動きで韓国勢を圧倒していたナ。

点が入る度に画面に映るマラドーナ監督のヤンチャな笑顔が印象的だった。

チャンネルを変えて、ギリシャ対ナイジェリア戦を待つ間に飯をかき込んだ。
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肝臓を気にしつつ酒が控えられないワタクシは、シジミの味噌汁で気休めの夕餉。

前半16分にウチェが先制点を決めたナイジェリアだが、ギリシャのトロシディスの太ももにカイタのケリが入り一発退場。これが試合の流れを決定的に変えた。
両チームとも激しい鍔迫り合いを繰り返していたが、矢張り全世界が観ている試合の最中に相手選手にケリを入れちゃイカンだろう。

ナイジェリアのゴールキーパー、エニェアマの驚異の身体能力には驚いた。だが、あれだけの好セーブを続けていたのに、最後の最後でトロシディスに痛恨の追加点を許してしまったネ。

韓国戦とは打って変わって機敏な動きで攻めたギリシャがワールドカップ初勝利を飾った。
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二試合を続けて観て思ったが、改めて世界のサッカーのレベルの高さを感じた。
メッシの動きなんか、サッカーの神が宿っているみたいだったものナ。

ボールを奪ってからの切り返しの早さと相手のスキをつく瞬時の判断力は、凄い。
先取点を守り最後まで耐える試合が目立つ我が日本チームだが、競合相手に明日はどんな戦いを見せてくれるだろうか。

あぁ、明日のオランダ戦、今から興奮してしまうなぁ。
        ◇        ◇        ◇
さて、また札幌旅行の続きから。

美瑛から札幌に戻った後は、いつもの酒場巡りだ。
先ずは札幌でも可成り老舗の大衆酒場『金冨士酒場』へと向かった。
このビルも古くからのソシアルビル(飲食専門ビル)で渋い店が沢山入っている。
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『スタンドバー伊吹』や『JUNO』も昭和の香りムンムンだ。
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此処、『金冨士酒場』も創業昭和28年だ。
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元々札幌の地酒「金冨士」を売る中川酒造の直営だった酒場だが、昭和40年頃に蔵元が廃業した為、それ以後は旭川の「男山」が主力の酒だ。
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先ずはサッポロ赤星で小旅行の疲れを癒し、人気メニューの卵焼きを戴いた。
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どのお客さんも大抵一人ひとつはコレを頼んでいるのだヨ。なんせ、240円だもの、むふふ。

自慢の焼き鳥も3本で230円から260円と良心的でアル。但し1種類3本だから一人だとチト辛いのだナ。
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札幌の焼き鳥は大抵何処の店でも肉の間には長ネギじゃなく玉葱が挟まっている。札幌近郊に玉葱畑が多いからかもしれないネ。
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男山は佳撰が270円、上撰が320円と良心的な値段で、これまた嬉しい。

此処は、仙台の老舗酒場『源氏』同様に日本酒はお銚子3本までま毎回違うお通しが付くのだ。今は三代目が切り盛りしているが、初代からの習わしだそうだ。

今はもう無くなってしまったが浅草の『松風』も毎回お銚子にお通しが付いていたネ。
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こちらの冷や奴がお通しだ。デカくて嬉しい限り。

次の予定があるから、これにてご馳走さま。
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『金冨士酒場』は、いつ来ても愉しい酒場だナ。

幼馴染みの仲間たちと『うさぎや』で待ち合わせをした。
此処もすっかり有名になり、今では全国から沢山の方が訪れている。

店主の中沢登志子さんが創る料理は、何を頼んでも美味しい。
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先ずは「豆腐と舞茸のサラダ」から。
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続いて「アスパラの筏(いかだ)焼き」、今が旬の北海道のアスパラガスをグリーンとホワイトで。
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友人の娘は北大医学部に通うハタチの女の子だが、親に似て呑みっぷりも素晴らしい。

お次ぎは「春芹肉豆腐」だ。
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セリの香りが肉豆腐にも合うのだネ。美味い。
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「シャラン鴨と賀茂茄子の挟み焼き」はフランス料理の味わいだ。

赤いゼリーの帽子を冠ったのは、「明太子のチーズ寄せ」だ。
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これなんか初夏に良い一品だネ。シャンパンが欲しくなる。
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でも、芋焼酎にした。
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そして、「焼き芋グラタン」、ホクホク熱々で美味い。
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「ししゃもの天ぷら」は焼酎に合う。
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最後に〆のご飯は、絶品「めかぶとろろごはん」の登場だ。
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コレ、本当に美味しくて病みつきになりそうな程だった。

ビールでさっぱりとした後は、食後のデザートも戴いた。
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東京、神泉の『文琳』に匹敵する美味さの「杏仁豆腐」でアル。
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甘い物が苦手な方でも殆どの方が、これはウマイ!と太鼓判を押す美味さなのだナ。

あぁ、此処に来られて、札幌に帰って来た甲斐が有ったってもんだ。
この日は、これにてバタンキューであった。
「うさぎや」紹介のサイト
by cafegent | 2010-06-18 17:43 | 食べる