日々呑んだくれ日記/花火前の三ノ輪『弁慶』で思わぬ再会。
2010年 08月 03日
僕は日中に出る月を見つけると嬉しくなるのだ。
吉田修一の小説『悪人』が映画になったのだネ。主演は妻夫木クンに深津絵里さんだそうだ。小説を先に読んでいるから、この配役にちょいと首をひねってしまったが、彼がどんな風にこの主人公の青年を演じるのか楽しみに観てみようか。
今日も絶好のプール日和だ。目黒区民プールのプールサイドで寝転んで読むとしよう。
パレード (幻冬舎文庫)
パレードと云う言葉にどうしても『ナイアガラトライアングル』の中で山下達郎が唄った「パレード」が浮かぶのだナ。♪通りにあふれる虹のかけらをあなたにひとつ僕にもひとつ ごらん、パレードが行くよ〜.....♪
この歌が浮かぶのは、きっと僕だけじゃないだろうネ。
◇ ◇ ◇
さて、先週の土曜日は夏の祭典『隅田川花火大会』だった。
隅田川に架かる桜橋周辺と第二会場となる両国、駒形橋周辺は大変な人集りとなった。
そんな激混み状態の隅田川近くを避け、今年は酒朋大野夫妻の住む吉原大門での花火見物となった。
この日は立石朝酒は無し。何故なら『宇ち多゛』が夏休みを取っていたからだ。久しぶりに午前中を酒無しで過ごした。風呂場の掃除をし、メダカの水を取り替えて朝が終わった。昼からは手土産に持参する酒のアテ造りに取り掛かった。
前日からタレに漬け込んでおいた豚肉はホエー豚のスペアリブ肉。
ホエー豚は焼くととってもジューシーだと肉屋の方に薦められたので、素直に買ってみた。
そして、例の小泉教授の本で学んだ自家製チャーシューのタレに一晩浸けた肉を200度に熱したオーブンで焼いて行く。
そして、花火見物前にちょいと一杯。三ノ輪駅で酒朋ハッシーと待ち合わせをして『弁慶』の暖簾を潜る。
途中でふらりと入って来た方に見覚えが有った。ハテ、確かに知っている顔だ。一人でツイートしながら淡々と生のジョッキを呑んで居た。
向こうが先に席を立ったので、帰り際に声を掛けてみると、やっぱり古い知り合いだった。僕の兄の友人の木原さんだった。JR系の代理店で仕事をしている木原さんとは僕も随分と仲良くさせてもらっていた。今はオーディオ評論家として有名になった和田博己さんが最初に僕の兄に引き合わせてくれたんじゃなかったかナ。
もう30年近く前の話だから、記憶も曖昧だ。
それからまた暫くご無沙汰しており、恵比寿駅近くのカレー喫茶『ストック』のカウンターでお会いしたのが、最後だった。あの時も久しぶりだったが、もう4、5年も前の話だ。そして『ストック』ももう無い。
一度お会計を済ませたのに、もう一度僕らの酒にお付き合い頂いた。ありがとうございました。それにしても、三ノ輪の小さな煮込み屋で会うなんて、驚きだ。この再会に感謝!時々またこうして酒を酌み交わしましょう。
そして、僕らは小ヒロ&mooちゃん夫妻のお宅へ向かう事にした。
つづく...