東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々雑文雑多日記/鰹節ラーメンと日本橋富沢町の鰻

5日、阿佐ヶ谷パールセンターで『阿佐ヶ谷七夕まつり』が始まった。
本場仙台で作られた七夕飾りが沢山飾られ美しく彩られるのだネ。
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朝顔市、ほおずき祭りに始まり、花火大会、七夕まつり、そして8月29日の高円寺阿波おどりを迎えると、あっという間に今年の夏も終わりになるのか。

暦の上では明日から立秋か。毎年待ち遠しい夏も、夏本番を迎えた途端にもう秋に移ってしまうのだ。
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蝉の一生と同じく、この儚さが夏の良さかもしれないね。

       うたた寝の夢に彷徨い蝉時雨

夕べは目黒不動尊で盆踊りの練習があった。
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皆さん、夜店のかき氷で冷を取りながら今日と明日の盆踊りに向けて予行演習に熱が入っていたナ。
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不動前から武蔵小山まで歩き、『ボニートボニート』と云う一風変わった名前のラーメン屋さんにお邪魔した。
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「ボニート」とは、スペイン語で「カツオ」の事でアル。すなわち、此処は鰹節の出汁が自慢のラーメンが食べられるのだ。

この地で、ラーメン店を始めて6年が経つそうだが、駅周辺のラーメン屋が軒並み入れ替わったりで、此処も武蔵小山では古株になってしまったそうだ。

迷わず「醤油あらびきこってり」の食券を買い、カウンターへ。
此処の自慢は、化学調味料を一切使用していないこと。そして店名が誇る「鰹」の出汁と削り節の美味いこと。
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これに中細のストレート麺がよく絡み合い、絶妙なバランスで口の中で踊り出すのだ。
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また、叉焼も美味いし、自家製のメンマが素晴らしいのだヨ。メンマと云うよりは筍だナ。

昨日はたまたま僕が入った時、他にお客さんが居なかったので麺を食べ終わってからもずっとご主人と話込んでしまった。

芝大門に最近『龍馬灯』と云う蕎麦屋を出したと聞いたので、近々お邪魔してみよう。なんでも、自慢の鰹出汁のスープに日本蕎麦を合わせているのだそうだ。

夕べは休肝日にしたので、ノンアルコールビールで夜を過ごしたのであった。読書がススんだナ。
       ◇        ◇        ◇
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さて、今日は午前中の打ち合わせが飛んで、夕方からになった。
先日、酒仲間のmooちゃんが日記で鰻屋『との村』に行ったと綴っていたので、久しぶりに東日本橋まで足を伸ばしてみた。

目黒からだと三田経由で行くと都営浅草線の特急とか快特が有るから東日本橋までスグなのだ。

東日本橋の駅を出て、大きな交差点から数分で目指す鰻屋が在る。
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初めて訪れる方だと、「えっ、こんな処に?」って驚くかもしれない場所にひっそりと佇んでいるのだ。

入口脇でご主人が淡々と仕込みをしている。ガラリと戸を開けてお母さんにご挨拶。
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小さなカウンターに腰を落ち着けると久しぶりなのに時間がワープした様な気分に浸れるのだナ。僕の叔母ちゃんと同い歳のお母さんは相変わらず元気そうだ。

ビールの中瓶を貰うと「枝豆がまだ煮えないから、代わりにお漬け物で飲んでネ!」と。
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以前はいつも証券マンの連中と来ていたが、最近は彼らもメッキリ来なくなったそうだ。不景気が続くと証券マンの懐も厳しいのかネ。

酒仲間の友人が日本橋の老舗『喜代川』で鰻割きの仕事を長年しているのだが、「アソコも前は黒塗りの車が並んでて、いつも株屋さん達で賑わっていたけどネ。今はどうかしら?」なんて、同じ界隈の鰻屋さんの話で当時を懐かしんだ。

此処に来たら、矢張り「特上」を頼まなくちゃネ。他は朝から串打ちをして仕込んだ蒲焼きを焼くのだが、特上だけは注文を受けてからご主人が裏から活鰻を持ってくる。

鰻の頭を右に置き、スッと目打ちをする。
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美味い蒲焼きにするためには、腹を割く時に鰻に腹を切られたと思わせないように割かなくてはならない。力任せに無造作に割くと内臓を傷つけてしまい、活鰻の身が死に鰻の味になってしまうからだ。
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40余年この道一筋に鰻と向き合っているご主人の腕だからこそ、まだ生きているんじゃなかろうか、と思わせる程に新鮮な鰻の蒲焼きを味わう事が出来るのだ。

「今日は仕事休みだったの?そうじゃないと来られないものねぇ」なんて云われ、まさか毎日ヒマです、とも云えず「ハイ、今日から早いお盆休みデス」といい加減に答えてしまった。トホホ。

待つこと30分余り、お母さんとの話で盛り上がっている頃合いに鰻が焼けた。
チャッチャッと重箱にご飯を盛って、タレをかけ鰻を乗せるのだ。
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さぁ、お待ちかねのうな重特上の登場だ。

『との村』の蒲焼きは、関東の鰻屋の中では蒸しが少なく、香ばしさが際立つ。好みによっては、まったく蒸さないで「地焼き」にしてもらう方も多い。僕はちょっと蒸した方が好きだがネ。
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先ずはそのまま食べて、鰻そのものを味わい、それから山椒との相性を愉しむのだナ。後はもうご飯と一緒にただひたすらかき込むのだ。
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これこそ、うな重の醍醐味でアル。

これで、一段と陽射しが強くなる都会の空の下を元気よく歩けるってもんだ。

二代続いた『との村』だが、息子さんは後を継がないそうだ。この侘びた佇まいの中で食べる独特の鰻の味わいは、ずっと後世まで残っていて欲しいものだと思うのだが、こればっかりは仕方ない。

まだまだ元気なご夫婦の姿に安心し、また次回暖簾を潜ろう。
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       ◇        ◇        ◇
最近、サントリーのノンアルコールビールのCFに思わず頬が緩んだ。

土手に座った三浦友和と榮倉奈々扮する親子のほっぺたがバカボンの渦巻きになっている。そして、そのバックに長閑に唄う「天才バカボン」のテーマが流れているのだ。唄っているのは、フランスの歌手クレモンティーヌでアル。

これが実に心地良く夏の暑さを忘れさせてくれるように涼しげな歌声なのだナ。
先月リリースされた新譜は、日本のアニメソングをボサ・ノヴァでカヴァーしたアルバムで、他にも『崖の上のポニョ』とか『サザエさん』、『一休さん』なども唄っているのだ。

このアルバム、一家に一枚有っても老若男女誰もが楽しめるだろう。
ベランダに寝転んで冷えたペルノートニックなんかを飲みながら、聴きたい一枚だ。
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アニメンティーヌ~Bossa Du Anime~
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Commented by minimiki8911 at 2010-08-06 21:14
こんばんは~、お久しぶりです(^_^;)

カキ氷にラーメンに鰻・・・
美味しそうなものばかりですっ。
父母が東京に住んでいる間に
東京に行くことがあれば、
是非にでも行って食してみたいです。

美味しいお店がなくなってしまうのは
寂しいですよね・・

広島でも、個人経営の昔ながらのお好み焼屋さんは
だんだん減ってきています。

↑↑のCD、持っておりますデス、はい。

Commented by cafegent at 2010-08-09 12:56
minimiki8911サマ、こんにちは!

久しぶりのコメントありがとうございます。

暑い夏が続くので、鰻ばかり食べてしまって体重が心配!(苦笑)

クレモンティーヌ、夏に心地よいですネ。

では、また!!
Commented by やまちゃん at 2010-08-09 14:02 x
雨がパラリと涼しいですね~。
今朝 ラジオでクレモンティーヌさんのバカボンが流れてきました! おふざけ なのか マジメなのか かわいい選曲ですね!

やっててよかった遠太!


遠太にはじめて行った時 探しながらでしたが、近所で 楽しそうに立ちのみしている 方々がいらした どんな お店でしょう?
Commented by cafegent at 2010-08-09 14:43
やまちゃん、こんにちは!

8月に入ったらメッキリ暇になりました。
みんな夏休みモードに突入でしょうかネ?

今度、『遠太』や『弁慶』も行きましょうネ。
by cafegent | 2010-08-06 14:57 | 食べる | Trackback | Comments(4)