日々呑んだくれ日記/東京の古典酒場でハシゴ酒
2010年 08月 25日
小津安二郎の映画によく出ていた新劇役者、故中村伸郎が詠んだ句だ。
毎年今頃の時季になると思い出す一句だ。名エッセイストとしても知られ『永くもがなの酒びたり』はとても面白い一冊だ。
さて、小津映画の中で中村伸郎が一杯引っかけていそうな酒場が神田淡路町に在る。酒朋ハッシーと共に五時口開けの『みますや』へ。
この時間はまだ暑いので、僕らも最初は生ビールだ。
夏らしく冷たい冬瓜の煮浸しとお漬け物も戴いた。
岩手「南部美人吟」をお替わりし、日が暮れ出した街へと繰り出した。
日が沈むと神田川の川面から涼しい風が吹いて来た。
一本目かのお銚子が空になった頃に枝豆が茹で上がる。茹でたての枝豆は豆の味がしっかりと残り、美味しい。
僕は此処に来ると必ず頼むアテが有る。それがコレ、「かにコロッケ」なのだ。普通カニコロッケと云えばベシャメルソースのとろりとしたモノだが、此処のは違う。
秋葉原からまた先程の淡路町へ戻り、小川町を抜けて神保町へ。
靖国通りの裏路地にも沢山良さそうな酒場があるのだネ。近いうちに寄ってみよう。
そして、連日連夜の『兵六』へ。
二連チャンの兵六の後は、またもや二連チャンのビッグマックだ。