東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々雑文雑多日記/天目茶碗の銀漢に酔いしれる。

日中はまだまだ気温35度越えと猛暑が続いているが、朝晩は初秋の気配を運んでくる風が吹くようになってきた。夜道を歩いていても、夜蝉の鳴く声が消え秋の虫の音色が聴こえて来出した。

エアコンを消して寝ていても、心地良い風が部屋を駆け抜けてく。
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今朝は五時に眼が覚めたのだが、朝焼けの美しさに思わずシャッターを切った。

先週の土曜日は「立石フェスタ」で盛り上がり、朝から晩まで酒に溺れていたが、日曜日もまた早くから行動を起こした。

圧力鍋を使ってキャベツと茄子、しめじ、それにベーコンを入れた野菜スープを作った。これで、夕べのアルコール摂取を補うのだナ。

風呂の掃除を終え、『日曜美術館』を見る。「瀬戸内国際芸術祭2010」を訪ねていたが、是非行きたくなったナ。来週の「田中一村」も見逃せないゾ。
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スープが完成、そしてノンアルコールビールでサラダ。
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午前中に白金台の東京都庭園美術館に行く。
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観たかった『有元利夫展 天空の音楽』の最終日だったからだ。
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近くだから、まだ良いかと思っていたら最終日になっちまった。

独特のフレスコ画の様な独特の作品群は、アールデコの建物と見事に調和していたナ。
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それにしても、没後25年とは時が経つのは早いものだ。

前は無かったと思うが、庭を望むウッドデッキのテラスが出来ていた。
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燦々と太陽光が降り注ぐ中、此処でシャンパンでも呑めればもっと良いのだが、と思うばかりであった。
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美術館を後にし、初秋の風物詩となった『目黒のさんま祭り』へと足を運ぶ。
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今年はサンマが不漁で開催出来るのかと心配していたが、岩手県宮古市から無事に7千匹が到着した。
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元々宮古市のサンマをブランド認知しようと’96年からスタートした催しなので、宮古市の面目を架けてサンマを確保したそうだ。
零下1℃のチルドで保管し会場となる目黒に運んだのだネ。

皆さん、朝早くから並んでその行列は五反田方面まで伸びていた。
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炎天下でも、皆でワイワイとビールでも呑みながら4時間待ち続けるのも、愉しいひと時なのだナ。

実のところ、ボクは此処で焼かれたサンマは食べた事がない。それでもこの熱気と雰囲気に浸りたいので、毎年会場を訪れるのだ。

そして、目黒駅からJRに乗り有楽町へ。

この日で展示が最終日となる国宝「曜変天目」茶碗を拝見するため、三菱一号館美術館で開催中の「三菱が夢見た美術館」展を訪れた。
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中国、南宋時代に焼かれた茶器だが、現在では国宝が3点、重要文化財が1点が国に残されているのみなのだ。

内側の黒い釉薬の上に大小の星の姿に見える結晶模様が浮かびあがっている。その輝きは実に神秘的であり、光を当てる角度によって変幻自在に輝きを変えるのだ。
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まさに茶碗の中に広がる銀漢の様でアル。

どうしても、この日「曜変天目」茶碗を拝見したかったのには訳があった。夕方から浅草むぎとろの最上階ペントハウス『天空』で催される句会の兼題が、「銀漢」だったからなのだ。「銀漢」とは、銀河、天の川の事である。

既に句は幾つか作っていたのだが、句会の前にこの眼にもう一度茶碗の中の星の輝きを観ておきたかったのさ。

東京フォーラムでは、屋台村が出ていた。
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「TOKYO JAZZ CIRCUIT 2010」と銘打って、ジャズイベントが開催中だ。小気味よいジャズが鳴り響く。
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心地良い風が通り抜けるフォーラムで、呑むビールも格別だ。
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さて、BS−TBSの人気番組「酒場放浪記」でお馴染みの吉田類さんが、天空句会『舟』の主宰者でアル。

日々、だらだらと呑んだくれているだけじゃイカンと句会に参加させて戴いているのだが、やっぱり此処でも呑み続けているのだナ。
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浅草むぎとろの最上階は、浅草から隅田川を挟み東京スカイツリーを望む絶景を眺めることが出来る。
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先ずは、冷たいビールで暑さを拭い、句会の始まりを待つ。
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句会では、短冊に詠んだ二句を出し、皆で天と地の二つを選ぶのだナ。
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雑誌『古典酒場』の巻頭ページを飾った類さん一行の多摩川酒宴でも、美貌が輝いていた綾女(あやめ)さんも句会をお手伝いされている。
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そして、伊勢さん、いつもありがとうございます。

この日は約20人程の参加で、皆さんの詠む素晴らしい句に勉強させられるばかりであった。
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ちなみにこの日、天を取った句を紹介しよう。

       里帰りひと駅ごとに銀河冴(さ)え

ハタさんの詠まれた句でアル。情景が眼に浮かぶネ。

類さんの句は僕が天に選んだのだが、実に類さんらしい一句だった。

      たまご割る廚(くりや)ひとりの銀河かな

厨房に立ち、フライパンに落とした卵がパァッと広がる様を捉えて銀漢に喩えるなんて、僕にはまだまだ思いもつきませんでした。素晴らしいなぁ。さぁ、類さんを見習って僕も日々勉強々々。

     盃(さかずき)に銀漢映し壺中天(こちゅうてん)

こうして愉しく日曜も過ごしたのであった。
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by cafegent | 2010-09-07 14:10 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)