日々呑んだくれ日記/大井町に新しい酒場『8huit.』開店。
2010年 09月 09日
このまま、本格的な秋に突入してくれると良いのだが。
今年もまた岡山から旬の葡萄が届いた。
さて、火曜日は久しぶりに大井町で呑んだ。
檜の長いカウンターが渋い大衆酒場として好きだった『大山酒場』が昨年3月に店を閉めてから、暫くご無沙汰していた大井町の東小路飲食店街。
以前は「お食事は大井一うまい・やすい」の看板でお馴染みの洋食『ブルドッグ』や町中華の『永楽』のもやしそばを食べ、大山酒場の一階を目指したっけ。
此処のメニューに書かれた「ハムエッグス」も目玉焼き2個だから、ハムエッグじゃなくてハムエッグスになっているところが好きだったナ。札幌の『第3モッキリセンター』みたいって思ったっけ。
そして、この日はライターの森一起さんと待ち合わせ。
まだまだ気温も高いので、先ずは冷蔵庫から缶ビールを取り出す。
そして、ポテトサラダと箸代わりの竹串を2本もらう。
早い時間は年金暮らしの近所の親爺さん達が集っているのだが、7時頃になるとネクタイ姿のサラリーマンたちで賑わうのだナ。
それにしても、圧倒的にビールよりも発泡酒率が高いのだネ。矢張り、少しでも安い酒に手が伸びるのかなぁ。
暫くすると自転車にオウムを乗せて常連のオヤジさんがやって来た。
レジ横で串を焼いているお姉ちゃん達はニコリともしない。
きっと「愛想笑い」などと云う日本語も知らないのだろう。それでも、此処で呑むのは愉しい。
大阪新世界辺りが好きな人にはたまらない空間だろうナ。
僕らより少し遅れて、ライターのウメカナちゃんがやって来た。
彼女のお父さんは僕の大好きな噺家、柳家権太楼師匠でアル。
多々感謝!
この日、何故大井町に集まったかと云うと、僕らの呑み友達がお店を開店したと聞いたからだ。
ル・クルーゼ鍋を使った料理作りで定評のある料理研究家の平野由希子さんが、先週大井町に小さなワインバーをオープンしたのでアル。
その場所が、これまた意外な所で驚いた。なんと、東小路に入ってスグなのだ。人気の『ビストロあとりえ』のお隣だ。
しかもシャンパーニュ産しか出さないと云うこだわりようだ。
ワインのアテは、クミンキャベツを戴いた。
平野さんも当分はお店に出ているみたいだが、毎日此処に立つのは後ろ側の木下さん。
何故、店名が「8」なのか聞いてみたら、此処は元々平野さんの知人が『奴』と云う店を営んでいたそうだ。やっこを引き継いだので、「や」から「8」(や)と名付けたそうだ。
ボトルも空いて、すっかり良い酔い心地になってしまった。
大井町東小路の新しい酒場が流行ることを願いつつ、隣り街の酒場へと移動するのであった。