鳥から揚げの名店『なか川』の味が、また蒲田で復活。
2010年 11月 22日
お母さんが目の前で捌く鶏を眺めながら、酒を呑み、香ばしい油の鍋で揚がる唐揚げを待ちながら、また酒を呑む。そうやって、揚げたての素揚げを手で掴みながら頬張るのが此処の醍醐味だった。
名店『とよ田』もその昔『なか川』で鳥から揚げを学んだと聞いたが、ナントその味が同じ蒲田で復活したのだ。
蒲田駅西口に出て、アーケード街を真っ直ぐ進むと右にカーブした東急池上線の踏切にぶつかる。その手前左手にひっそりと佇むのが、鳥から揚げの『うえ山』だ。住所はたぶん、西蒲田七丁目辺りだろうか。
『なか川』のから揚げの味が大好きで足繁く店に通ったご主人は何度も何度も試行錯誤を重ね、最後はお母さんに手ほどきを受け納得してもらえる味が出来る様になったので、先月この店を開店したそうだ。開店の日には、お母さんも祝福しに駆けつけてくれたと伺った。
なか川同様、此処もから揚げオンリーでアル。
この日は、イカと里芋煮、鯖、それに法蓮草と椎茸が出た。
モモかムネを選べるのだが、両方のセットも有るので二人でセットを頼むのも良いネ。今回はモモ肉を戴いた。
下に敷いた玉ねぎスライスは、なか川の先代ご主人由来だそうだ。
軽く塩を振っただけなのに、思わず唸ってしまう程美味しいのだナ。
この冷水式のビールケースは、お母さんから譲って戴いたそうだ。
そうそう、真っ白な暖簾には何も書いておらず、看板も無いので迷わないように。