東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々へベ日記/いつもの土よ宇から世田谷ボロ市へ。

庭の蝋梅が咲いた。その名に梅とあるが、梅とは別の種類だ。
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まるで蝋細工の様な光沢に魅入ってしまう。その香りも良い。

昨年の新聞記事で知ったが、都会の雀の数がこの20年で半数に激減したらしい。スズメの世界でも、少子化著しいのだろうか。

昨日の朝日新聞「天声人語」でも取り上げていたが、シジュウカラの親鳥はヒナを外敵から守る時にいつもとは違う警戒声を発するそうだ。
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天敵のカラスが近づくと「チカチカ」と鋭い声を発し、ヒナは巣の奥に隠れる。また、ヘビが近づくと「ジャッジャ」と濁った音を出し、ヒナは外へ飛び出すそうだ。ヘビは巣穴まで入ってヒナを丸呑みするから外へ飛ぶ様に逃げるのだネ。

身近に居る野鳥の生態だが、立教大学の院生、鈴木俊貴さんの研究成果だそうだが、世界でも大注目の発見との事。

このところ毎日、新聞紙面で目にするのが幼児虐待のニュース。
天声人語では、〈スズメやシジュウカラの親達が懸命に鳴きき分けて、1羽2羽を守ってるに違いない。小さきものたちの大きな愛を知るにつけ、保護者の顔をしたカラスやヘビに育てられる子を思う。しつけに名を借りた虐待を前に、被害児は泣き分けるすべを知らない。〉と今の若い親たちに苦言を呈していた。
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今朝の公園で出逢った赤子は母親の押す乳母車の中で笑っていた。まだ生後40日だそうだが、散歩中の抱かれた仔犬を見ては笑ってる。そんな日常の朝に希望の光が降り注ぐ事が有っても良いのだナ。
        ◇        ◇        ◇
さて、先週の土曜もボクは朝から京成立石へと向かう。
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押上駅から地上に出る電車の車窓からは、日に日に背を伸ばすスカイツリーを望む事が出来る。
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『宇ち多゛』では、今年も何度目かのホネを戴き、冷えた躯を梅割りで癒すのだナ。
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二件目はいつもの『ゑびすや食堂』へ。
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こちらでは、湯豆腐とメゴチの天ぷらを戴いた。
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地元の皆さんとは、これにて終了。

午後は、新宿経由で小田急線の豪徳寺駅へと移動。
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酒朋トクちゃん、荒木マタエモンさんと合流し、『世田谷ボロ市』を廻ることにした。
秋元屋冷蔵庫前のユリちゃんと酒朋Qちゃんも到着し、いざ出発。
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世田谷線も凄い人だから、ノンビリと線路沿いの道を歩く事にした。
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初めてボロ市に来たのは学生時代のアルバイトだから、かれこれ30数年も前だ。ひとみ姐さんの友人が古道具屋を営んでおり、出展していたテントの店番をするバイトだったナ。
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このボロ市は、歴史が古く実に433年も前から続いているのだネ。
また、東京都指定無形民俗文化財に指定されている伝統の市なのだ。

地元の商店会に交じって、700店以上もの露店が通りを埋めるのだが、実に壮観だ。立ち寄る客との値段の駆け引きも面白い。骨董品、古着、日用雑貨から神棚まで、多種多様の店が立つ。
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それにしても、人人人の人だかり。
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メンチカツでお馴染みの『神戸屋』も早々に売り切れていた。
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懐かしいダルマストーブも発見。

地元桜栄会商店会の皆さん手作りのボロ市名物『代官餅』は、あんこ、きな粉、からみ餅の三種類。量が多いから皆で分け合うと良いネ。
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今年も買おうと思ったが、余りにも行列が長くて皆断念。
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そろそろ酒が恋しくなってきた一行は、ボロ市通りを抜ける。
世田谷通りに在るちゃんぽんの名店『長崎』にて一休みした。
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地元トクちゃん行きつけの『長崎』は、皿うどんも美味いし、餃子が素晴らしい。
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さぁ、乾杯!歩いた後のビールは美味いネ。
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ビールがどんどん空になり、優しいお母さんの顔を緩む。
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この煮込みはお持ち帰りも出来るのだヨ。う〜ん、優しい母の味。

最後に名物皿うどんの大盛りを戴いてご馳走さま。
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ボリュームたっぷりで美味しかったなぁ。
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世田谷通り沿いに在る居酒屋『まつもと』は、まだ仕込み中だった。
残念だが此処で1時間は待てず、と我々は松陰神社から環七を突っ切って三軒茶屋まで歩いた。

ちょいと前まで釣り堀だった場所が、渋谷『富士屋本店』グループの立ち飲みビストロになっていた。
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店内には釣り堀時代の名残の看板が飾られていた。

其処へ、ラグビー帰りの酒朋キクさんが登場。
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皆でまたまた乾杯だ。
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玉葱のピッツァやキャロットタワー仕立てのサーモンなどをアテにワインもススんだネ。ワイン数本空いても、一人1,500円以下だったネ。
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茶沢通りに入り、ゴリラビル裏手に在る『お好み焼き津久井』へ。
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近くの『久仁』も惹かれたがモツ焼きが続いているし、この晩は鉄板を囲んで皆でワイワイと呑むことにした。
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鍋に鍋奉行が居る様に、鉄板焼きにも鉄板奉行が居るのだナ。
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当然、此処ではキクさんなのでアル。
任せておけば、全てがベストな味に仕上がるのだネ。むふふ。
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黒霧島のお湯割りもクィクィと呑んでしまうネ。
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ピーマン肉詰めもシメジ炒めも抜群の味。
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最後はトクちゃんと共にもんじゃ焼で絶妙な腕を振るってくれました。
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マタエモンさん側の鉄板は、我々知るよしも無し!なんちて。
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酒も空いたし、もんじゃもペロリと平らげた。あぁ、満腹だ。

最後は下北沢方面まで歩き、僕の飲食店第一号『アルゴンキンズバー』にて夜が更けた。
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トクちゃん、お世話になりました。そして、皆さんお疲れさま!
しかし、呑んだくれ達は、良く呑みましたなぁ。
by cafegent | 2011-01-17 13:32 | 飲み歩き