東京縦横無尽ハシゴ酒/今年は城北の酒場を攻めるのだ!
2011年 02月 10日
明治37年、今から107年前の2月10日、日露戦争の開始から二日後、腸の疾患に苦しむ出征将兵のために丸薬が作られたそうだ。
敵国露国に勝とう、との意を込めて「征露丸」と名付けられた。昭和になって、ロシアを刺激する名前は外交上マズいと云う事になり、現在の「正露丸」になった。(川村二郎著「一杯目と二杯目の合間に」から)
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」がドラマ化し、ブームとなった。
再読したり、この機会に新たに読む方々も多いことだろう。
日本は日露戦争まで仮想敵国はロシアだった。「坂の上の雲」も秋山兄弟と正岡子規が若かりし頃の物語は実に爽快だが、後半の日露戦争開戦以降はその描写がとてもリアルで読んでいて重く苦しくなった。
小説にも登場するロシアの沿海地方ウラジオストクは、「東洋を獲得せよ」と云う意味があるそうだ。今思うと、我が国の「征露丸」とどっちもどっちだネ。
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毎月8日は、池袋の居酒屋『ふくろ』の日だ。
二軒目は池袋駅北口からスグ、ホテルサンシティ池袋の地下に在る居酒屋『大都会』へ。
此処は普段から安いのに朝10時から夜7時まで長い「タイムサービス」がある。生ビール150円、酎ハイ100円なのだヨ。しかもジョッキだから驚きでアル。
サラリーマンたちで混んで来たので、僕らは三軒目へ移動。
十条駅で下車し、そのまま『斉藤酒場』の暖簾を潜る。
池袋二軒、庚申塚一軒、十条一軒のハシゴ酒は、全て合わせても四千円でお釣りが来た。う〜ん、実に懐に優しい平日呑みだったなぁ。
おや、内容が昨日のビリーの疲れないブログと一緒になっちまったネ。