日々へベ日記/いつもの土よ宇と縄のれん。
2011年 03月 02日
地下鉄丸の内線が四谷駅に入ってくる時もトンネルを抜けて視界が明るくなるが、押上駅から曳舟方面に電車が進むと地上に出る。大人になった今でも電車が地上に出てくる時に心トキメクのだナ。
自然光が車内に広がり、徐々に東京スカイツリーが顔を覗かせる。
曳舟駅周辺の開発も凄く、こんな高層マンションも出来ているネ。
毎週土曜の朝は、こうしてスカイツリーの伸び具合を眺めて京成立石駅へと向かう訳だ。
9時40分、駅を降りて『宇ち多゛』の口開けを待つ。
もう何年も土曜の朝宇ちを続けているのだが、開店前の1時間が一番愉しいひとときに感じている。
土曜の口開けはほぼ毎週同じ顔が集う。時には用事で来られない方も居るが、世の中便利になったもので、メイルやツイッターで誰がその日来ないかも判るのだナ。
最近は、店のソウさんも早く来る様になったネ。
先週の土曜日は、平日の夜に時々顔を合わすクロちゃん姉妹が朝一番にやって来た。
古参常連の大島さんと岩井さんも揃ってご登場。
そして、毎度お馴染み岩崎さんも新しい帽子姿で現れた。
途中、何度もソウさんが人数を確認しに出て来たり、表から廻って来たお客さんを誘導したり、よく考えてみると店内で過ごす時間よりも外で待つ時間の方が長いのだが、やはり愉しいのだネ。
最初は、ホネをゲットしたくて早くから来ていたが、今じゃ皆の顔が見たいから朝一番に家を出るのだナ。
時計の針が10時を廻る前にもう奥席8席は埋まってしまった。そこから待つ事3、40分、開店と同時に席が総て埋まるのだナ。
一巡目に間に合わなかった方々は表と裏の暖簾の下で暫く待つことになる。それでも、口開けの1時間程は待たないだろう。
早起きのご褒美は、ホラこの煮込みのホネだ。
◇ ◇ ◇
昨日は仕事場を出て、地下鉄に乗り木場を目指した。大手町の駅で東西線を待っていると『河本』のご常連君に声を架けられた。彼もまた木場に向かう途中でアル。
二人で東西線に乗ると二駅先の茅場町で電車が止まってしまった。どうやら信号トラブルとの事。せめて、門前仲町で止まってくれたら歩けるのだが、と思いつつも電車は動かない。
彼はもう少し粘ってみて再開を待ってみると云う。僕は早々に諦めた。そして、日比谷線に乗り恵比寿に行く事にした。
『さいき』も惹かれたが、火曜日のカウンターは常連で埋まっている事が多いので、『縄のれん』へと向かう。
焼き台では親爺さんが焼いている。煮込みの前にはお母さん、そして聡君が自慢のハイボールを作ってくれた。
薬缶の中でブレンドされた特製の焼酎を氷の入ったグラスに注ぎ、炭酸を勢い良く注げば特製焼酎ハイボールの出来上がり。もう何杯でも呑めてしまうからたまらない。
最近何処の酒場へ行っても知り合いに遭う事が増えたが、夕べも立石や野方で顔を合わせる方と『縄のれん』でお遭いした。
今日は城東の豚もつ焼き名店『宇ち多゛』と都心六区の牛もつ焼き名店『縄のれん』を書いてみた。
あぁ、3月もまた呑んだくれの日々が続くのだろうなぁ。