東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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甚だしき天災地変に祈る/EXPECT THE UNEXPECTED

今回の東北地方太平洋沖地震により多大な被害を被った方々に心よりお見舞い申し上げ、また一刻も早く復旧出来る事を心からお祈りします。

   手加減を知らぬ自然の恐ろしさ  吉田哲弥さん(茅ヶ崎市)
   人工の全てが無力と思い知る   原  隼さん(枚方市)
   島国に住む定めでも割りきれぬ  武田公治さん(今治市)
   なんと言う事なんと言う事    藤原康男さん(北海道)
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今朝の朝日川柳に載った作品から紹介させて戴いた。

何とも切なく辛い思いが込み上げてくる。
今朝の東京は穏やかな春の温かさである。この青空の遥か向こうでは、瓦礫の下敷きになっている方や、土砂に生き埋めになっている方々が沢山居り、助かった人々も必死の救援作業に追われている事だろう。
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五十余年生きてきて、一番大きな揺れを感じた地震だった。
仕事場が古いビルの上に地階ゆえ、先ずは外に出た。信号機も大きく揺れ、ビル同士がぶつかり合う場所もあった。

ユーストリームから写される映像はショッキングなものばかり。津波の恐ろしさを改めて思い知らされた。
世界共通語になっている『TSUNAMI』は我が国で生まれたものだ。
先の川柳ではないが、島国に住む定めと云えどもここまで凄い勢いで襲ってくるとは誰もが予測しなかっただろう。
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濁流に呑込まれた家屋や車が次々と広いビニールハウスの農家の上を覆い尽くす映像は眼を背けたくなる程だった。まさに茫然自失、自然の威力の前に我々人間のなんとも無力なことか。

福島第一原発では、先程3号機で水素爆発が起きたと発表された。
枝野幸男官房長官は1号機の爆発と同様に原子炉の格納容器には影響が無く、大量の放射性物質は放出されないと説明していた。放射線の観測値も一番高い数値でも、1時間その場にいて、胃のレントゲン検診3回分弱とし、健康に影響を及ぼす状況は生じないと述べていた。

それでも、人間の心理と言うものは、杓子定規にはいかない。福島に住む多くの人々が抱く「原発の安全神話」が崩壊するかもしれない。

我が国は原子力発電に頼り切って生活している。
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今回の爆発は原発の「空焚き」状態が招いた事故だと聞く。
あらゆる熱機関は空焚きしたら機能が停止する。原発の場合、反応制御は制御棒で行うが、水の介在が前提であり、水がなくなれば正に空焚き状態に陥る訳だ。

自家発電での正規のバックアップ機能が地震のため作動せず、消防車のポンプで代用したそうだ。もう「想定外」と言う発言は通用しないだろう。

1979年に米国スリーマイル島で起きた原発事故では、メルトダウン(炉心溶融)が起き放射性物質が外に出たが建物の爆発は起こらなかった。
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メルトダウンの可能性が強い原発では、格納容器にある弁を開ける作業を取ったのだが、このガス放出弁は、実は、原発の建設時には「日本ではメルトダウン(炉心溶融)が起こらない」として装備されていなかったらしい。
スリーマイル島の事故に学び、導入されたガス放出弁が今回の事故を最小限に防ぎ最悪の事態を回避する命綱となった訳だ。(朝日新聞 竹内敬二編集委員の記事より)

日本は地震大国でアル。我が国の原子力発電所がいかに安全で運転出来ているかを世界中が注目している。「原発の安全神話」が維持出来るように万全を期する安全体制で再発防止に努めてもらいたいと願いばかりだ。

千葉県白井市に住む元技術コンサルタント、吉田章一さんの新聞投稿を読んで考えさせられた。

地震発生から4日目となったが、枝野官房長官は毎日国民に向けて現状の報告をし続けてくれている。目の下のクマが日々凄い事になっているので、ずっと寝ていないのだろう。昨日も3号機のメルトダウンの恐れがあり、1号機同様に水素爆発の危険が有ると正直に述べていた。
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〈起こりうる事態をちゃんと積極的に説明することが、現代社会ではむしろ理解と納得を得られる〉と今朝の朝日新聞の社説で語っていた。
この若い官房長官の頑張りにも応援したい。

以前、絵本作家で風刺画家のトミー・ウンゲラーが描いたポスターの言葉を思い出した。ニューヨークで発行されている「ヴィレッジ・ヴォイス」誌の広告コピーだ。
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        EXPECT THE UNEXPECTED
        『予期せぬことを予期しよう』

東京に住む我々が今思わなくてはならない事だろうナ。今回はたまたま無事だっただけなのだから。

そして、無事だからこそ出来る支援をどのような事でも良いからしようじゃないか。甚だしき天災地変がまた起こらぬように祈ってばかりもいられない。
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こちらのサイトにも出ているのでご参考にしてください。
「今、私たちにできること」紹介のサイト
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Commented by 多摩三郎 at 2011-03-14 22:31 x
今回、事故が起きた福島原発1号機は、今から1971年に完成したもの。40年前にできた原発をそのまま使い続けている、それって、どう見てもおかしいでしょう? 老朽原発を使い続けてきた東京電力と、それを許した行政の責任は重い、とぼくは思います。
Commented by terute at 2011-03-15 00:30 x
私は沼津に住んでおります上、やはり次はわが身と覚悟しております。まさしくフィリピンプレート上に位置してますから数年後には必ず来るでしょう。でも東北の被災者の方々の経験を生かし懸命に戦って行きたいと思います。今私達に出来るのは募金のみ
です。皆さん飲みに行ったと思って一軒分ぐらい募金しましょう!
Commented by ろしひ at 2011-03-16 01:04 x
米国へのツイッターで「我々の祖父母は焼け跡から蘇った、今こそ我々の世代の力を見せる時だ」という日本の若者からの投稿があったそうです。
NYタイムスも、韓国、ドイツのメジャー紙も「必ず日本は蘇る」と報道しているそうです。
これだけ痛い目にあっている東北の被災地の方々が、自分より、家族や周りの人々を思いやる映像(惻隠の情)を見るたび、今こそ日本人の底力を見せるべきだと感じずにはおれません。
下町酒場にも通じるところもあるのでは?
Commented by cafegent at 2011-03-17 12:26
ろしひさま、こんにちは。

心強いお言葉ありがとうございます!
下町酒場は元気に賑わい経済の一助になっております。
都内では外食を控えてお客が激減しているそうですネ。
こんな時こそ消費行動を控えず、我らが出来る支援をするべき。
沢山消費して、税金を被災地へ届けたいと考えました。
Commented by cafegent at 2011-03-17 12:29
teruteさま、こんにちは。

沼津方面でも大地震が起きましたが、大丈夫でしょうか。

東海地震とは別の様ですが、心配です。

僕の酒仲間たちは皆義援金の募金をしております。
只の吞んだくれじゃなくて良かったと思っております!

では、地震に負けないでくださいね。

Commented by cafegent at 2011-03-17 12:30
多摩三郎さま、こんにちは。

起こってしまった事は後戻り出来ませんネ。
それゆえ、今は早期の解決を望むばかりです。

原発に関して言えば、僕らではどうにも解決出来ない事ばかりだしネ。
by cafegent | 2011-03-14 13:50 | ひとりごと | Trackback | Comments(6)