日々ヘベ多日記/西日本から届いた魚菜でオウチ居酒屋開店。
2011年 04月 06日
政宗の月煌めひて晩春(くれのはる) 八十八
春を三つに分けると昨日から丁度「晩春」となった。
七十二候では、「玄鳥至」(つばめ、きたる)の頃、ツバメがそろそろ来る時季が来たって訳だ。
昨日は夕暮れに仕事場を出た。紺青色の空には、伊達政宗の兜に煌めく細く鋭い弓の様な三日月が浮かんでいた。
毎朝、新聞を開く度に被災地周辺の近況を目にするが、こちらが気を落としても仕方無い。僕らは僕らなりに出来る事をすれば良いのだよネ。
みちのくの桜よ未来(あす)に咲きにけり 八十八
◇ ◇ ◇
瀬戸内で穫れた天然の桜鯛が届いたので、夕べはオウチ居酒屋だ。
岡山からは義父が育てたニラやブロッコリー、大根などの野菜も届いたので、ニラたっぷりの餃子を作ることにした。
鯛は土鍋からはみ出さんばかりの大きさだ。
新橋『以志井』では、大きな鯛の頭の部分を真っ二つに捌いて、鯛飯を炊く。あの味が忘れられず、見よう見まねで毎年鯛飯を炊くのだナ。
炊きあがったら骨を外し、ほぐした身をざっくりと飯と混ぜれば出来上がりだ。
ブロッコリーは鷹の爪とニンニクのオリーブ油炒めに。
酒は秋田「太平山 生もと」の純米『神月』から。
酒も空になり、オウチ居酒屋もそろそろ終盤。