今日は午後から有楽町に出た。『角川シネマ有楽町』にて開催していた「三島由紀夫を【観る】」の最終日だったからだ。
今まで「潮騒」や「炎上」など三島文学の原作映画は観ていたが、本人が主演していた映画は「黒蜥蜴」ぐらいしか観ていなかったので、今回の「憂国」はとても貴重な上映だった。
モノクロ映画で、セリフが一切無くずっとワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が流れているのだ。
監督・製作・原作・脚色・美術そして主演を総て三島由紀夫が手掛けているのだが、その男の美の究極の追求と云うか、ナルシストの極地とでも云うべきか、これほど強烈なインパクトの有る映画も珍しかった。
椎根和さんが書いた
平凡パンチの三島由紀夫 (新潮文庫)を読んでから、ずっとこの映画が観たかったのだ。
しかし、昼飯食べる前に三島の見事の腹筋を見せられて、更に切腹のシーンでは、内臓が飛び出し、血の海で果てる映像を観たら食欲失せるよナ。それでも、この28分の短編映画を観ることが出来て良かった。
映画館を出て、下のビックカメラに寄ったら、また欲しいカメラを見てしまった。
富士フィルムから登場した「FINEPIX X100」は、フィルム全盛期に育った世代には「ノド手」モノだろうネ。
もう見た目が滅茶滅茶格好良いし、性能も抜群ときてるんだナ。
但し、10万円を超すところが、チト厳しいのでアル。
◇ ◇ ◇
さて、夕べは武蔵小山の『牛太郎』の暖簾を潜った。
タイミングよく席が空いていたのでスグに入れた。
席に着いた途端「しばらく!」と声が架かり、振り向くと目黒『権ノ助ハイボール』の常連仲間だった。おや、此処にも来るのだね、とグラスで乾杯。
先ずは瓶ビールの大瓶を戴いた。
もちろんアテは「とんちゃん」だ。
此処の名物料理だが、煮込みを汁気が無くなるまで炒めて、ニンニクを効かせたって感じの一品でアル。これも煮込みも共に110円だよ、嬉しいよネ。
酒をホッピーに切り替えた。続いて、頼むは本日の一品。
昨日は「スモークチキン」だ。こちらはナント80円だ。
もう「嬉しいよネ!」の連呼でアール。
こちらは「ナムル」、これも80円なのだ。
きゅうりをつまみ、ホッピーをグビリとやっていると店主のジョーさんが残った豚バラをもやしと炒めてくれた。
いつも何かしらサービスしてくれるのだが、こんな心遣いが嬉しくて通ってしまうのだナ。
そして、またホッピーをお代わりする。
夕べは一軒で切り上げて、家呑みにした。
マグロのかまを焼いて、東北の酒を吞むことにした。
先日の『オクトーバーフェスト』の会場で買った酒だ。
そうそう、こんなポスターも出来たみたいだし、馴染みの酒場に配ろうかと思ってる。
家だと気兼ねなく吞めてしまうのだナ。
〆は土鍋炊きたてのご飯を北海道から送って貰ったタラコで食べた。
うん、週に一度は家飯もイイネ。