東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/矢吹申彦さん初の料理本が面白い!

今朝も爽やかな秋空が広がっていた。明日から天気が崩れるかもしれないとニュースが伝えていたが、今日は汗ばむ程に暑い。
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大空では、セスナ機が気持ち良さそうに旋回をしていた。

時々、目黒上空で見かけるのだナ。ハテ、この辺りに空港など無いのになぁ。一体何処から飛び立ったのだろうか。
       ◇        ◇        ◇
真っ赤に咲く曼珠沙華の花を愛でに「日高」に行こうと誘われた。
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おいおぃ、日高って云ったら羽田から飛行機に乗って、千歳空港から特急列車に乗り、苫小牧経由のJR日高本線でやっと到着するのだゾ。
そんな、おいソレと簡単に出掛けられる訳がないだろう。そりゃぁ、紋別など北海の荒波を眺めながらの旅も魅力だが、中々そんな余裕のある旅は出来ないしなぁ。

先日僕の日記で紹介した一世紀続く町の小さな映画館『大黒座』が在る浦河町も日高地方だ。
もう30年以上も前、札幌から鈍行列車とヒッチハイクをしながら浦河まで旅をした事が有る。

高校の同級生の実家がサラブレッドを育てている『富岡牧場』だった。確か引退後の名馬ハイセーコーもこの牧場で種馬となった。旅の最後はこの牧場を手伝いながらひと夏を過ごしたっけ。

旅の帰りは、東京から旅行に来ていた女子大生のテントに泊めてもらったり、ナンパな旅が続き、可成り滅茶苦茶やった旅になったが今では良い想い出だナ。

あの懐かしい日高かぁ、と思っていたら、池袋から川越経由だと云うじゃないか。
ナント埼玉に「日高市」が在ったのだネ。まるで知らなかったヨ。飯能の近く、高麗川(こまがわ)の近くに曼珠沙華の里が在るのだそうだ。
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「曼珠沙華の里 巾着田(きんちゃくだ)」は、これからが見頃とのこと。日和田山から臨むと、巾着の様に見えるので、巾着田と呼ばれているのだネ。
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此処は、日本一の群生を誇る曼珠沙華が真っ赤な絨毯を敷き詰める。これからの時季は、コスモスも一緒に眺めることが出来るのだネ。

そんな訳で、近々北海道じゃなくて埼玉の日高市に行って来るのだナ。
       ◇        ◇        ◇
閑話休題。
味覚の秋、食欲の秋が到来。実家の北海道やカミサンの実家岡山からも多くの野菜や果物が届く。
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田舎では、一人一房感覚なのだろうか、葡萄の王様マスカット・オブ・アレキサンドリアがドーンと数箱届いたヨ。無理言って、路地モノをいつも分けて貰うのだナ。
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半分は皮を剥き、種を取り、コンポートにでもしようかナ。義父が耕す畑でも南瓜や牛蒡(ごぼう)、人参などが届いた。
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岡山は椎茸も美味しい。肉厚で香りも良く、網で焼いて醤油を垂らすだけで酒の肴となる。そんなこんなが毎週の様に届くのだ。

北海道からは、イカの一夜干しや脂の乗り出した秋刀魚などが届く。
秋刀魚漁は、一日で戻って来る日帰り漁と二日で戻る沖止め漁が有る。
当然、日帰りで戻る船の方が鮮度の高い秋刀魚なのだネ。朝水揚げされたばかりのサンマは、沖の上で氷と一緒に箱詰めされる。翌日の朝には我が家に届くのだから凄い時代だよネ。
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先日、神保町の酒場『兵六』で戴いた酢橘をギュッと搾り、焼きたての秋刀魚を戴く幸せったら!もう、ぐふふでアル。
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岡山の椎茸は、自家製薫製の豚肉と共にニンニクと刻み葱で炒めた。
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これも良い酒の肴となる。
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〆の御飯は、生姜と油揚げの炊き込み御飯を作ってみた。
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シンプルながら、実に美味い飯となった。この季節、台所に立つ機会が増えそうだナ。むふふ。
       ◇        ◇        ◇
そんなタイミングで、アマゾンから本が届いた。
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おとこ料理讀本」は、敬愛するイラストレーターの矢吹申彦さんが初めて上梓した料理本だ。

本のオビに記されている「私は妻と酒のために賄(まかな)ってます」ってのが、とっても素敵だよネ。

矢吹さんの絵は、湯村輝彦さん、河村要助さんと共に100%スタジオで音楽誌「ニューミュージックマガジン」の表紙を手掛けている頃から好きになった。
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この作品集は、その頃手に入れたものだが、サインまで戴いた。
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僕がまだ19歳の頃だったっけ。

その後、僕の師匠だった故・若林純夫さんのご友人でもあったので、妙な親近感を覚えた様な気がする。

矢吹さんは、内田百閒や山口瞳、伊丹十三と云う系譜も好きであり、時々雑誌に寄せる随筆がとても素晴らしいのだ。また、「猿人」の俳号で俳句も詠んでおり、こう云う人になりたいものだ、と思ったものだ。

三月の東日本大震災支援のチャリティの為に矢吹さんが描いた林檎の絵は、僕の家に飾られている。
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毎朝、この青りんごを眺めながら、家を出るのだナ。

そんな方が出した本なのだから、面白いに決まっているのだナ。
矢吹さんのイラスト画とエッセイ、それに毎回俳句まで詠んでいる。
まさに、矢吹申彦ワールド全開の一冊なのだ。
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この十年あまりの間に婦人誌に連載した料理画文帖をまとめたもので、「酒肴ありき」「旬を味わう」「もてなしの一品」「食べる器」そして「文人ごはん、」と内容も素敵だ。
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     御膳の上には、その時に食べたいものがあるのが至福。
    このことが私の料理のはじまり。
     そして、御膳には酒が付きもの。だから、どうしても
    酒肴の料理ということになる。今でこそ、和洋様々な料
    理に手を染めてみるが、先ずは、それこそ酒肴(つまみ)
    の料理が始まりだった。

どうですか、読みたくなってきたでしょう。そして、必ず読みながら、作ってみたいと思う筈でアル。
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今が旬の茸も素敵な絵と文章で綴られており、ちゃんと美味しそうなレシピも載っているのだナ。

      初茸やしめじ舞茸きのこ鍋    猿人

矢吹さんの30年に及ぶ晩酌料理から、144品が紹介されている。
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「文人ごはん、」では、向田邦子、池波正太郎、伊丹十三など文人の食の作法に拘(こだわ)りながら、愉しくレシピを紹介してくれる。

あぁ、また作ってみたい料理が増えてしまうのだナ。

そうそう、この本の出版記念として、「矢吹申彦原画展」が催される。千駄ヶ谷に在る『ビブリオテック』にて、10月10日から29日まで開催とのこと。絶対に行かなくっちゃ、だネ。

ビブリオテック文明講座特別企画 「矢吹申彦原画展」
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Commented by miyanocchi2 at 2011-09-30 16:18
燻製れしぴがぁぁぁあああヽ(`Д´;)ノ
Commented by cafegent at 2011-10-03 12:00
ここちきサマ、こんにちは!
土曜日は愉しいBBQでしたネ。

次回はリンコも連れて来てね!!
by cafegent | 2011-09-30 15:34 | 食べる | Trackback | Comments(2)