東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/浅草『アロマ』の珈琲で、落語のハナシ。

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浅草まで出たついでに美味い珈琲が飲みたくなったので、雷門を抜けて『喫茶アロマ』にお邪魔した。
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此処は、浅草演芸ホールからも程近いため、寄席に出た後や出番前、噺家や漫才師たちが此処で珈琲を飲みながら陽気なマスターと語らう姿をよくお見かけする。『喫茶アロマ』は、演芸の街浅草にとても馴染んだ喫茶店でアル。

ほぼ毎日と云って良いくらいアロマに通うのは漫才の順子師匠だナ。
落語界の重鎮、入船亭船橋師匠は俳人としても有名であり、よく此処で選句をしながら珈琲を飲んで居る。
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マスターに聞くと、此処は東京五輪の年にオープンしたそうだ。
1964年だから、もう創業44年と云う歴史ある喫茶店だ。どのお客さんもお馴染みさんで大抵珈琲をお代わりしている。

珈琲以外でもフレッシュジュースが美味しい。濃厚なバナナジュースは病みつく味だネ。ストローなど使わずにグビっとやって欲しい。鼻の下に付くジュースの泡も午後のひと時をホッとさせてくれるのだナ。

小腹が空いている時は、オニオントーストかホットドッグがお薦め。
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此のパンが実に旨いのだ。蔵前、浅草界隈では知らない人は居ない「パンのペリカン」を使っている。
さて、「アロマ」とは香りの事。珈琲の香りはとても心を落ち着かせてくれる。

美味い珈琲を戴いて、気分良く街を歩いた。通りすがりの本屋さんに入ったら、雑誌「クウネル」が棚に並んでた。その11月号の表紙が、先程出てきたばかりの喫茶『アロマ』だったのだナ。
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ku:nel (クウネル) 2011年 11月号 [雑誌]

浅草では、多くの噺家さんをお見掛けする。皆さん、寄席の前後はこの街を歩いている事が多いのだネ。

『アロマ』のハナシはこれくらいにして、閑話休題。

さて、落語協会に革新的な異変が起った。
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柳家小三治師匠が会長になって、何かが変わると思っていたが、来年春に春風亭一朝師門下の二ツ目、春風亭一之輔がただ1人「真打ち」になるのだ。しかも、ナント21人抜きの大抜擢だ。

本来ならば、柳家小権太や柳家喬四郎あたりが真打ち昇進となるのが筋かと思ったが、そこは、小三治会長のこと、実力重視の決定を下したのだナ。

なにせ一之輔さん、二ツ目ながら国立演芸場で独演会を開ける程の実力の持ち主だ。かつての小朝師匠の36人抜きの時、大いに落語界が湧いて落語ブームに拍車がかかったこともある。抜かれた二ツ目の方々もモーレツに頑張ることだろう。

一之輔さん、このプレッシャーにきっと打ち勝ち、ますます良い落語を聴かせてくれるネ。

そして、来年秋には、古今亭志ん橋師門下の古今亭朝太、もう一人古今亭圓菊師門下の古今亭圓菊六が真打ち昇進すると発表された。
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菊六は2006年に二ツ目になったばかりだから、まだ少し先だろうと思っていたので、聞いたこっちがビックリした程だ。この大抜擢は、一之輔の21人抜きを大きく上回るだろう。たぶん、28人抜きかナ。この大スピード出世は、ファンとしても嬉しい限りでアル。

イラストレーターの原田治さんが前々から菊六さんを応援しており、自ら「菊六落語会」も催していた。それ以来、僕も彼が出る落語会に出掛ける事が多い。

菊六さんの噺を聴いていると、〈アレまだコノ人、二ツ目だったの?〉と思ってしまう。それ程に上手いのだナ。
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昭和の寄席からワープして来た様なあの風貌も良い。

古今亭圓菊六、これからますます目が離せない噺家でアル。
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Commented by 横山です。 at 2011-10-13 08:24 x
こんにちわ。高知の横山です。高知も日々秋も深まりだいぶ涼しくなりました。クウネルは僕も毎回楽しく読んでいます。岩手のマスターの手紙良いですね。僕も日々珈琲を焙煎しながら小さな喫茶店を営んでいます。クウネルでは高知の老舗喫茶店が載っていたので少し嬉しかったです。
街に馴染む喫茶店巡りは僕の楽しみの一つでもあります。アロマには一度行ってみたいものです。良い店は佇まいで分かりますものね。自由人さんも珈琲が好きみたいですので僕の煎った珈琲をプレゼントしたいです。
ついつい長文になりました。
Commented by cafegent at 2011-10-13 11:39
横山さん、こんにちは!

高知で喫茶店を営んでおられるのですネ!
是非、一度訪れてみたいものです。

朝一番で喫茶店に入って新聞読みながら飲む珈琲が好きなのですが、家の近所の『アマメリア・エスプレッソ』と云う店のOpenが11時なので、いつも行けません(苦笑)

焙煎の焦げた香りも大好きです。
by cafegent | 2011-10-12 16:30 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)