東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々ヘベ日記/アメコミのお話と火よ宇ハシゴ酒!

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マーベルコミックスから、また新たにキャプテン・アメリカが実写版映画になったのだネ。ハルク、ファンタスティックフォー、スパイダーマン、X−メン、デアデビル、アイアンマン、ゴーストライダー、ソー等々続々と登場しているが、CGやSFX(特撮)の進化がアメコミの実写化に大きく貢献しているのだナ。

『Amazing Fantasy』の1962年8月の第15号に初めてスパイダーマンが登場した。
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スタン・リーが原作を考案し、鉛筆入れのジャック・カービーとインク描きのスティーヴ・ディッカーによりスーパーヒーロー、スパイダーマンの姿が完成された。
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これは、ジャック・カービーの自筆の漫画原稿だ。
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以前、渋谷パルコで展覧会を企画した時にニューヨークのコミック専門の画廊で手に入れたものだ。彼は、ハルク、X−メン、ファンタスティック・フォー、そしてキャプテン・アメリカの創造者だ。
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これは、超人ハルクの原画で、下の方が印刷されたコミックスだ。
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当時、『Amazing Fantasy』シリーズ自体は不人気で、この第15号で打ち切りとなった。
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マーベルコミックスの生みの親スタン・リーは、どうせ打ち切りになるのなら、好きなようにしよう」と、新たなキャラクターのスパイダーマンを登場させた。ところが、意外や意外その反響が大きく翌年の1963年に『The Amazing Spider-Man』が創刊されたのだナ。
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アメリカでは投資目的で、アメコミの初版本や原画が取引されている。初版本はその保存状態によって大きく値段が変わるのだネ。
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ミント・コンディション(限りなく新品に近い状態)のスパイダーマンの初版本などは、ナント13万ドルもするのだヨ。
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一千万円以上もするのだから驚きだネ。
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NYの画廊『メトロポリス』がコレクションしているリストによれば、下は4千ドルくらいから有るのだが、それでも高い。
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僕の仕事場には、多くのマーベルヒーロー達の初版本を飾っている。

先日、東京スカパラダイスオーケストラの大森さんにスパイダーマンの初版本を進呈した。自他共に認める大のスパイダーマン・ファンである大森さんの元に届いて、スパイダーマンもきっと大満足だろう。

そう云えば、最近スパイダーマンが変わったと云うニュースを聞いた。
新しいスパイダーマンは、黒人とヒスパニック(中南米系)のハーフの青年になった。
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今までは、ピーター・パーカーと云う白人青年だったのだが、彼が死亡したことを受け、後継者としてマイルス・モラレスなる10代の青年を登場させたそうだ。
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米国の大統領がオバマ氏になり、マーベルコミックスでも「現実の多様性を反映させたかった」と云うことだ。

これからもマーベルコミックスから目が離せないのだナ。
      ◇         ◇         ◇
さて、昨日は火曜日。酒朋ビリー隊長と『宇ち多゛』で合流した。
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午後六時半に到着すると、宗さん側奥席に地元ウーさんが既に梅割りをやっていた。
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カシラ塩をアテに大瓶を戴いた。ビリーが着いた頃には、もうカシラも終わり。アブラとガツ、シロ、それにレバーの四種類のみとなった。

女将さんらにイジられるビリーを肴に酒もススんだネ。

もう一軒行こうと云うことになり、大人の遠足は鐘ケ淵の『はりや』を目指した。八広から歩くのも遠いので、押上から乗り換えることに。

そして、押上から乗った電車が急行だったのだナ。鐘ケ淵どころか4駅も通過して一気に北千住に到着だ。戻る電車も暫く来ない。

で、北千住で吞むことになった。相変わらずおバカなワタクシたち!

駅前のロータリーを抜けて向かった先は『千住の永見』だ。
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金庫番の親爺さんにご挨拶をして二階に上がった。ちょうど、奥の4人席が空いていた。
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ビリー隊長は、スタミナ納豆。
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ウーさんはカレーコロッケ、そして僕はハラミ焼きをお願いした。
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さて、乾杯!
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追加で頼んだイカゲソから揚げが酒をススませたネ。
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いやぁ、美味かった。
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北千住で皆さんと別れ、僕は武蔵小山に移動した。

秋風の吹く駅前の路地を抜け、階段を昇る。馴染みのバー『Syu-On』は、マスターの穏やかな笑顔で僕を迎えてくれた。
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一杯目は、余市の10年でハイボールをお願いした。

何故か、茹で卵が有る。
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目の前に有るとどうしても食べたくなるのだナ。黄身の茹で具合が絶妙で酒に合う。むふふ。
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二杯目は、CAOL ILAの8年を戴いた。
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芳醇な香りが僕をアイラ海峡まで一気に旅させてくれた。

目を閉じれば、スコットランドの海風が吹く海峡が浮かぶ。
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最後はシジミの味噌汁を戴いて、ほっこりとした気分で家路へ。
あぁ、だから今朝は目覚めが爽やかだったのだネ。
ありがとう、マスター。
by cafegent | 2011-10-26 13:13 | 飲み歩き