東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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大人の渋谷探訪 その1

昨日は台風の影響で、また暑い夜になったけど、こういう夜はバーをはしごしてしまうんですね。最近の渋谷は子供の街の感が否めないけれど、怪しい匂いのする処、処に足が向いてしまう僕は大人が一息つける店を見つけては足繁く通う様になるのです。
そんな子供の街に点在する、怪しいバーをいくつか紹介しようかな。

まずは、「4」というバー。呼び名はヨンなり。何が凄いって場所が凄い!JR渋谷駅の山手線ホームの高架下。店の壁もそのまま線路を支えているブロック塀を利用しているから、いい味だしてます。この店はクラブでのような、ラウンジのような、まぁ居心地の良いバーですかね。ここのオーナーのPちゃんは、バー業界では結構古くて日本バーテンダー協会の渋谷支部長が開いているBar で仕事していたんだよね。僕が知り合ったのは、かつて恵比寿にあった「次郎長Bar」という伝説的なバーでした。
何が凄いって、働いている奴全員いい感じでいい加減な奴らばかり。僕もこの店で随分とDJをやらしてもらったなぁ。(もう15年位も前の話ですが)
渋谷、青山あたりで飲んだくれていると、昔次郎長Barで飲んでいたっていう輩に結構出くわしますね。みんなイイ感じで不良中年の道をまっしぐらって感じかな。
そんな訳で、4もその頃からのPちゃんFanが多く集まっていて週末はDJ目当てに人が朝まで集まってるね。この店、上がホームで、向かいが十仁整形外科だから、夜は誰もおらず、どんなに音を出しても、外で飲んで居ようと誰も文句を言わないので、夏の夜とかは、外に出て飲んでいる奴も多いんだ。僕もだけどね。
また、彼のこだわりのテキーラとラムのチョイスは絶品かも。彼の凄いのは酒屋に頼らず、毎日足で酒を仕入れている事かな。大人の渋谷探訪 その1_b0019140_1552109.jpg
映画に出てくるセットのような変な店構えと風貌に似合わない(失礼!)こだわりのバーテンダー・Pちゃんの不思議な世界だね。

「4」から一本道を隔てて桜ヶ丘町に廻ったところ(ヨンから徒歩1分かな)にある
「MYKONOS」(ミコノス)という店も良い処です。食べ物がとっても美味しいのでいわゆるダイニングバーと言うのかな。もともと、弁護士事務所とその書庫だった屋根裏部屋を改装して創ったバーなので、何とも言えない手作り感が心地よい空間になっています。実はここ2件目で、渋谷駅の向こう側「のんべい横町」の中にある「Non」というブックカフェの支店になります。荒木君と川中君という二人で共同経営しており、この二人がなんとも魅力的な奴らなんですね。荒木君は元々ソニーミュージック出身の音楽好き。川中君は水泳の元オリンピック日本代表選手という経歴。二人とも京都出身なので、ここの料理も京料理とかを味わえます。でも、僕の行く時間は遅いので料理が終っているから、もっぱらヨケマンという焼酎を飲んでます。(毎日、迫り来るマンを避けなくては...)
こんなサイトで紹介してました。
MYKONOSの紹介サイト
夜遅くこの店に集まる輩は、かなりつわものの飲んだくれ達です。コピーライターの森さんは、この前酔いつぶれて外で寝ていたら身ぐるみはがされて、朝気がついたら前歯が折れていたらしい。本人曰く、「顔がブラックジャックみたいになっちゃた!」だってさ。それでも懲りずに毎晩飲んでるから凄いよね。クリエイティブディレクターの堀込さんは、この前飲み過ぎで入院していたなぁ。
でも、店はいい感じの空気感で和んでるよ。

ちなみに、ドリームシティっていうサイトに森さんが登場していて、かなり笑えます。そして、このサイト創っているのが堀込さんなワケ。
森さんの「あの頃君は若かった」
ぞんぶんに、笑ってください。

さて、次はどこを紹介しようかなぁ。
by cafegent | 2004-09-01 12:56 | 飲み歩き