東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

日々是日記/『コム・ア・ラ・メゾン』で旧友と吞む。

此処数年、山ガールなんぞが流行ったが、今度は「墓ガール」「墓マイラー」が人気らしい。中でも人気のスポットは雑司ヶ谷霊園なのだネ。僕の好きな永井荷風や夏目漱石、泉鏡花なども此処に眠っている。

僕も東京散歩を始めてもう随分経つが、目的を決めて歩く時と何のアテも無くブラリと歩き回る時がある。目的を決める時は、例えば広重の名所江戸百景を辿る散歩だったり、荷風の歩いた軌跡を辿るとかネ。

過去に作品を読んで好きになった作家の墓巡りなどもした事が有る。
雑司ヶ谷霊園はもちろんの事、井伏鱒二が眠る持法寺や、開高健の墓が有る鎌倉の円覚寺も訪れた事があったナ。今年の夏も池上本門寺へ行ったので、幸田露伴の墓参りをした。

先人から学ぶ事が多いので、その感謝の気持ちでお参りするのだネ。

しかし、若い女子たちが昔の作家や文化人などの墓参りをして歩くなんて驚くばかりだ。
b0019140_13321055.jpg
そう云えば、先日の新聞記事に石仏巡りを趣味にしている方が出ていたが、「石仏ガール」とでも云うのだろうか。いや、記事で案内役をしていた吉田さらささんは自らを「テラタビスト」と呼んでいるらしい。皆さん先に呼称から決めているのだネ。
      ◇         ◇         ◇
今週あたりから急に寒くなったネ。
b0019140_13391715.jpg
秋から冬にかけては、お洒落も楽しくなるし、美味しい食材も多く堪能出来る。温もりの有るビストロ辺りで、クリーミーな生牡蠣を冷えたシャブリで戴くなんて、実にスバラシイ。脂の乗った寒ブリや松茸の香りで吞む燗酒も美味い。

この前の『アヒルストア』も美味しかったなぁ。昨日はボージョレーヌーヴォーが解禁となったネ。この時季は、ワインの栓を抜く機会も多くなるのだナ。

さて、先日は古い友人たちと赤坂で吞んだ。
フランス南西部、ランド地方の郷土料理を中心にした小さなレストラン『コム・ア・ラ・メゾン』にお邪魔した。

赤坂駅を乃木坂方面に出て、五丁目交番の手前の小径を入った処だ。あのSMAPの草彅クンが泥酔してしまった『スペインバル・グランビア』と喫茶『メモリー』の間だネ。

手作り風な外観は、まるでフランスの片田舎を訪れた様だ。そして、中に入ってもその店名の通り「我が家の様な」雰囲気が漂っている。

ランド地方はアルマニャックで有名な場所だが、隣接するピレネー山麓の向こうはスペインでアル。

此処を贔屓にしている友人とは、今話題になっているオリンパスの幹部を連れて、ハリウッドに行った事が有った。今回の事件の責任を一手に背負わされた感が強い元副社長の森さんは、当時財務を一手に引き受けていたっけ。

僕らはオリンパスの最新技術が詰まった『Scan Talk』なる喋るペンをディズニー社に売り込みに行ったのだが、最終的には折り合いがつかなかった。
b0019140_13524655.jpg
僕らにオリンパス社を引き合わせてくれたのは、当時N証券の新宿ビル支店長だったY氏だったが、今回の事件の絵を描いたのも彼だろうネ。

新聞等では一切名前が上がらないが、逃げ切って呵々と笑っているか、はたまた何処かで消されたか、まったく判らない。

まぁ、今の僕らにはトンと縁が無くなった輩のことなので、酒のハナシとして懐かしく興じたまでだがネ。

先ずはビールで乾杯し、「ピレネー山麓の古代種 ビゴール豚の生ハム」を戴いた。
b0019140_1344834.jpg
イベリコ豚と同様にドングリを食べて育ったビゴール豚の生ハムは、違う部位を切って出してくれる。

30分程遅れてもう一人が来たので、赤ワインを開けた。
b0019140_1346121.jpg
「シャトー・ド・ボーリュー」は、最初に酸味の強さが気になったが、出て来た料理と合わせたら、ドンピシャの組み合わせになった。

此処の自慢料理「ランド産 鴨フォアグラのテリーヌ」は濃厚で美味い。
b0019140_13462495.jpg
丁寧に下処理を施し、塩とアルマニャックのみで味付けをしているそうだ。パンにたっぷりと乗っけて食べると空から天使が降りて来る様な気分に浸れるのだナ。

続いて、「じゃがいものクリームグラタン」の登場。
b0019140_13464087.jpg
こちらは何ともホッとする味わい。ワインが、ススむススむ。

「バスク風 白身魚のすり身の赤ビーマン詰め トマトソース」は絶品!
b0019140_13475818.jpg
これは、初めて食べた料理だナ。
鮭のすり身が中に詰まっており、ワインが進む一品だネ。
b0019140_13591928.jpg
二本目のワインは、フランス南西地方カオールの「シャトー・デユ・セードル」を開けて頂いた。これは肉系に合いそうだ。
b0019140_1433625.jpg
「シャラン産 鴨の心臓の串焼き」は、三人分にして貰った。
b0019140_1444369.jpg
ガーリックが効いて、『鳥重』のハツ串を欧風に仕上げた感じかナ。
b0019140_1454598.jpg
デザートは、とうもろこし粉で作った温かいミヤソンに塩キャラメルアイス添えとヴァニラとチョコレートのアイスクリームをシェアした。
b0019140_1455540.jpg
結構、満腹になりましたナ。何れもが素晴らしい料理でした。
b0019140_147769.jpg

最後にオーナーシェフの涌井さんが出て来てアルマニャック酒と焼きたてのカヌレを出してくれた。
b0019140_1461032.jpg
このカヌレのモッチリ感と甘さが珈琲だけじゃなくアルマニャックにも合うのだネ。思わず友人が「お土産に出来ないの?」と聞いた程の美味しさだった。
b0019140_14144129.jpg
今回は男三人の仕事作戦会議の様な酒宴だったのだが、次回はカミサンと来ようかナ。

最後に外に出て、シェフたちがずっとご挨拶してくれる姿が微笑ましかったなぁ。店全体に温かさが満ちているから、また来たくなる。

あぁ、本当にこれからの季節は美味しい料理と酒が豊富だネ。

久しぶりに青山の『ローブリュー』で櫻井さんの作るブーダンノワールやカスレで吞みたくなってきたナ。『なるきよ』の魚介で芋焼酎も良いか。うーん、悩ましいところだネ。

そうだ、来年ローブリューは10周年を迎えるのだったっけ。増々、行かなくちゃ!だナ。
[PR]
トラックバックURL : http://cafegent.exblog.jp/tb/16959151
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by cafegent | 2011-11-18 14:22 | 食べる | Trackback | Comments(0)