東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/春節の夜、東京に雪が降り積もる。

昨晩の雪は深夜まで降り続いたのだネ。
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都心では、積雪が4cmを記録したそうだ。

先週のニュースで、北海道岩見沢市の積雪が観測史上最高の194cmを記録したらしい。
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岩見沢市はメロンの産地として知られているが、冬は本当に厳しい。

祖父の家が在ったので、子どもの頃は毎年正月などに泊まっていたが、冬は墓参りが出来なかった。雪の量が凄過ぎて、墓前まで行けないのだネ。墓地まではクルマで行けるのだが、墓には辿り着けず、遠くからお参りして帰ったことを覚えている。
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今朝、6時過ぎに外を見ると太陽が輝いていた。
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眼下に見える家々の屋根は白一色であったが、昨日とは打って変わって青空が広がりそうな朝を迎えた。
     ◇          ◇          ◇
昨日は打ち合わせが早く終わり、小雨降る渋谷の街に出た。午後5時の空は銀鼠色から濃い灰色に変わろうとしており、玉川通りの濡れた路面は無数のヘッドライトに反射され眩しかった。

大きな歩道橋を登るとどうしても目が上に向いてしまう。今時の若いコ達は、見せるための下着を付けているのだろうか。ビニール傘を広げた彼女達は揃ってミニのスカートから生足を出して階段を登っている。

一段一段彼女たちが上下する度にヒラヒラのミニがまくれ上がり、胴体と生足を繋ぐ辺りにピンクやパープルの下着が顔を覗かせるのだ。

思わず、階段を踏み外しそうになったが、平常心の均衡を保ち玉川通りを無事に渡った。
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『富士屋本店』の階段を降りると、雨のためか大きな変形凹字カウンターは空いていた。

先ずは、看板娘の原川さんの前に千円札を置き、大瓶と湯豆腐を戴く。
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ビール450円に湯豆腐200円。350円のお釣りと共に笑顔が返ってくる。此処の湯豆腐は出汁が素晴らしく美味い。

此処は130年以上も続く老舗の居酒屋でアル。僕が通い出して、既に30年以上になるのだからネ。

1人で吞んで居ても大抵誰か知っている顔が入って来るから、居心地が良い。この日は、パルコ劇場で毎年恒例となっている「志の輔らくご in PARCO」を観に行く事にしていた。
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チケットぴあ等々有りとあらゆる手段で申し込みをしたのだが、悉(ことごと)く外れてしまった。確か、渡辺祐さんも同じ様な事を呟いていたっけ。

あぁ、2012年はチケット取れなかったナ、と嘆いていたら酒朋キクさんから朗報が入ったのだネ。ナント、複数枚当選したから譲って下さるとのこと。

これまで幾度キクさんに譲って貰ったことか。感謝多謝!でアル。

仕事を早上がりしたカミサンが富士屋の階段を降りて来た。
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寒梅の燗酒を貰い、暖をとる。安酒が胃に滲みて、美味し。
落語会は10時近くになる筈だからと、ハムキャ別を戴いた。
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コレ、此処で一番好きな一品だナ。

店内のテレビで6時のニュースを見ていたら、ミス日本の最終選考の模様が行われた。実は、この中に僕とキクさんの呑み仲間みっちゃんのご令嬢が入っていたのだネ。
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惜しくもグランプリは逃したが、4番を付けた三木朋子さんは凛として美しかったなぁ。全国から集まった色彩兼備の美女の中に最後まで残ったのだから、大きな拍手を贈りたい。

三本目の熱燗が空になった辺りで、開演時間が近づいた。

雑踏を抜け、パルコ劇場のエレベーターに乗り込んだ。
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会場に入ろうとすると、目の前から声が架かった。
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某A新聞のコカ爺ぃだった。
やっぱり皆さん「志の輔らくご」は、外せないよネ。

さて、今回の落語会は、談志師匠が他界してから最初に聴く志の輔師匠の噺なのだナ。前半は得意の創作落語で、大いに笑わせてくれた。映画にもなった名作「歓喜の歌」に登場するみたま町が舞台となった噺は、下町の笑いと人情に溢れていた。
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仲入り後は、かつてイエモトが得意にしていた古典中の古典だった。これもまた春節に相応しい一席でしたナ。

最後に志の輔師匠が、イエモトの想い出を語った時は、ついホロリときたネ。

今年もまた素晴らしい独演会だった。席を立ち、後ろ側を見ると渡辺祐さんがいらしてた。ヨカッタ!チケット、ゲット出来たのですネ。

窓の外を見ると大粒の牡丹雪が渋谷の街を舞っていた。
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『アヒルストア』でワインを飲もうと思っていたのだが、こりゃ早々に地元に戻った方が良さそうだ。

と、目黒方面へと急いだ。

武蔵小山も駅前は真っ白な世界が広がっていた。
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転ばぬように気をつけながら、いつもの深夜食堂のドアを開いた。
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店に入った途端、メガネが白く曇って何も見えなくなった。急な温度差って参るねぇ。コートが架けられやしない。

ひと息ついて、芋焼酎のお湯割りを吞む。
ママにポテトサラダと煮込みうどんをお願いした。
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むふふ、の美味さ。急に躯が温まったので、鼻水が出てきた。

コカ爺ぃもアヒルストアに行ったそうだが、あいにくの満席だったご様子。残念!
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お湯割りもススみ、出来立ての里芋とイカの田舎煮を戴いた。
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優しい味がしたナ。これで、今夜の雪にも負けないで家路に向かうことが出来る。ダッフルコートのフードを冠り、外に出た。
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深々と降る雪は、故郷の札幌を思い出させてくれる。向こうじゃ、寝る前に必ず雪掻き仕事が待っていたものナ。そんなことが頭に浮かびながら、白く輝く闇を歩いた。
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Commented by こか爺。 at 2012-01-25 12:08 x
一昨日は「志の輔らくご」の会場で偶然お会いでき、うれしかったです。
そして、帰り道はすごい雪でしたね。

でも、あの素晴らしい志の輔師匠の噺を聞いたあとでしたので、心はポカポカでした・・。

忘れられない一夜となりました。
Commented by cafegent at 2012-01-25 14:15
こか爺サマ、こんにちは!

志の輔師匠、本当に素晴らしかったですネ。
でも『アヒルストア』に入れず、残念でした。

また吞みましょうネ。
by cafegent | 2012-01-24 15:28 | ひとりごと | Trackback | Comments(2)