東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/酒朋コカ爺ぃの「2011食のベスト10」!

我が酒朋コカ爺ぃこと朝日新聞社の小梶嗣サンは、非凡な才能の持ち主でアル。
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ちなみにこちらは、自画像とのことだ。

「スクラッパー」として彼が造るスクラップブックは、正にアートだ。ピーター・ビアードや大竹伸朗と共に並べても堂々と評価されると確信している。

一度、拝見させて戴いたが、もう趣味の領域を越えているのだナ。もう百冊以上にもなるとの事なので、是非展覧会を開いて欲しいものだ。

いつか、この日記の読者の皆にも彼のスクラップブックを紹介したい。
だが、今回は毎年恒例となっているコカ爺ぃの「食のベスト10」をご紹介しよう。
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10年前から開始した「食のベスト10」の2011年の栄えある第1位は、立石『宇ち多゛』のタン生であった。ホント頻繁に訪れていたものネ。だが、いつも仕事帰りの宇ち入りのため、タン生はもう売り切れだ。

そこで一念発起して土曜の朝早起きをして口開けに来たのだネ。当然、僕も毎週土曜日は朝酒を愉しむために宇ち多゛通いをしているので、彼とも一緒に呑む訳だ。

以来、宇ち多゛のタン生を求めてやって来る彼と朝の立石で遭う機会が増えたのだナ。開店前の一時間余り、マスターが丁寧にボイルされた豚のタンを捌いてく。この光景を眺めながら口開けを待つのも愉しい。
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此処のタン生は豚の舌を縦にスライスしているので、タンもとからタン先までを味わう事が出来る。他店だとタンもとは、それだけで串に刺している場合が多いものネ。またこの造形も美しいのだ。小さな丸い皿の上に乗るタン生も或る意味、芸術作品かもしれない。コレを180円で味わえる至福の土よ宇朝酒に、コカ爺ぃは堂々トップに掲げたのだネ。

第2位の座を射止めたのは、こちらも彼が足繁く通う富ヶ谷の『アヒルストア』だ。確か2年連続で第1位だったが、今回は「白菜のシュークルート」で堂々の2位でアル。
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店主の斎藤輝彦さんのセレクトするビオワインとそれに合わせる料理とパンの数々は、一度体験すると病み付くのだネ。僕も次回は是非ともこの白菜のシュークルートを食べてみたい。

立会川『鳥勝』の煮込み豆腐や『角萬』の冷やし肉南そば等々、ニヤリとしてしまうベスト10なのだナ。

彼は「イメージとしては古川ロッパの『非食記』があるかもしれない」と書いていた。
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住宅ローンや学費といった痛い出費に頭を悩ませながらも、美味しいモノへの飽くなき追求を惜しまないのだから、ミシュランで☆を取る様な高級店ばかり通ってばかりもいられない。

此処に挙げた『鳥勝』や『宇ち多゛』の様な庶民の味方的存在をきっちりとおさえている辺りが心憎い。

そんな訳で、毎年彼の「食のベスト10」を心待ちにしているのだ。

ロッパの『非食記』の名前を久しぶりに目にしたので、書棚から出して読み返してみた。
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帯のコトバも洒落ている。
   「この書を食うことに情熱を持つ人々に捧げる」

兎に角、食にこだわりを持つ古川ロッパの悲惨な姿が記されているのだナ。また、箱根『富士屋ホテル』のレストランのメニューを総て平らげた話も凄い。

三部構成だが、まぁ第一部の「非食記 昭和19年の日記抄」は圧巻だ。
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戦争末期、人々が食糧難で苦しんでいる時代、名声と富を駆使して美味いモノを喰おう奔走する姿には恐れ入る。

ロッパの写真を見て思ったが、どこかコカ爺ぃに似ているのだナ。

あぁ、書いていたら腹が減って来た。遅めの昼飯でも食べにいこうか。
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by cafegent | 2012-02-08 15:12 | 食べる | Trackback | Comments(0)