東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々の呑んだくれ日記/恵比寿の老舗二軒で春を吞む。

東京の桜は殆どが散って来たネ。でも、枝垂れ桜は少し遅咲きらしく今が見頃だ。
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目黒不動尊の本堂の脇に在る老桜も見事に咲いている。

路傍では、小さな春の花も沢山咲き始めている。
黄色い小さな花は鬼田平子(オニタヒラコ)だ。
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こうして写すと判らないが、実際は小指の爪よりも小さい花なのだ。
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同じく小さいが愛らしいのは、蔦葉海蘭(ツタバウンラン)と云う帰化植物。薄紫色が美しい花でアル。
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余りにも小さな花なので、気付かないことが多いかもしれないナ。
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チューリップも沢山咲いているし、春爛漫だ。

さて、今朝のこと。高血圧の薬を貰いにいつもの病院に向かう途中、商店街の脇道から一匹の犬が現れた。

黒目をウルウルさせながら時折からだも振るわせている。
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僕が気付くとその目を合わせて、足元に寄ってくるのだナ。たぶん、腹を空かせているのだろう。とても可愛い犬種だが、首輪も付けておらず捨て犬かもしれないと思い、駅近くの交番に保護を求めに行った。

交番に着いて、「首輪をつけていない犬は、野良犬か捨て犬ですか?」と聞くと、お巡りさん間髪入れずに「あぁ、この犬のことかナ?」と中を指差した。すると僕が出逢った迷い犬と全く同じ犬種だったのだ。

こりゃ、数匹まとめて夜中にでも捨てた輩が居たんだろうネ。ロクでもないネ。
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どうも子犬じゃなくて成犬らしい。つぶらな瞳が切なくて胸が締めつけられる思いだったが、もう一匹もお巡りさんに託して、病院へと向かった。

ハテ、今頃あのコたちはどうしているのだろうか?心配だが、我が家では飼えないしなぁ。
      ◇          ◇          ◇
閑話休題。

先日、恵比寿の老舗居酒屋『さいき』にお邪魔した。午後八時を廻った頃合いだったが、タイミング良くカウンターに座ることが出来た。

此処は最初に三品の料理を出してくれるので、ゆっくり酒を愉しみながら酒の肴を考えることが出来るのが嬉しい。

お隣にはご常連の寺尾研さんが先客で吞んでおりましたナ。
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この日は、先ず鳥から揚げの甘酢和え、厚揚げとフキが出て来た。
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鳥から揚げはビールに合う一品だ。
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フキも良い塩梅に味が沁みていた。
日本酒に合う肴ばかりだから、早々にビールを切り上なくちゃ。

三品目はお刺身だ。マグロと細魚(さより)のお造り。
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細魚も旬の時季を迎えたネ。
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一の蔵がススむのだナ。
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店主のクニさんも元気そうで、何より。
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春の山菜天ぷらを頂いて、酒のお代わりも続いたのだネ。

程よく吞んだし、二軒目へと移動。
歩いて数歩に位置するもつ焼き『縄のれん』へ。
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飛び切りの焼酎ハイボールを戴き、牛ハラミ串を焼いて貰う。
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レバー、シロ、ミノなどを焼いて貰いボールのお代わりもススむ。
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数年前まで恵比寿に住んでいたので、この辺りの酒場は毎晩の様に世話になっていた。
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此処のご主人夫妻とサトシ君にも本当にお世話になっている。

今は、以前程来られなくなってしまったが、それでも戸を開けた途端に優しい笑顔で迎えてくれるのが堪らなく嬉しい。

東京のあちらこちらに、こんな居心地の良い酒場が沢山あるから、東京ハシゴ酒は日々ヤメられないのだナ。
by cafegent | 2012-04-18 17:06 | 飲み歩き