東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/我が家のハレの日は、天ぷらなのだナ!

桜が散り、春の花が続々と開花している。
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街を歩いていると、文目、シャガ、鉄線などが咲いている。
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花水木(ハナミズキ)も少しづつ咲き出してきた。

葛西臨海公園では、ライラックの花が咲いているのを見つけたヨ。
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この花は僕の生まれた札幌市の花なので、一層親しみを覚えるのだナ。
     ◇         ◇           ◇
閑話休題。

さて、先週は結婚記念日だった。我が家では、ハレの日には「天ぷら」を食す。もう何年も続けている。

カミサンの誕生日が夏、僕の誕生日が冬、そして結婚記念日は春。まぁ、秋もナンダカンダと理由を見つけては食べに行くのだがネ。

鰻は毎月でも良いが、天ぷらは年にこの程度が丁度良い。季節毎の魚介と野菜を一番美味しい時季に頂けるから、これ幸い。

そんな訳で、先週は麻布十番に在る天ぷら『よこ田』さんにお邪魔した。
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前回は息子さん側のカウンターで戴いたので、今回は大将の揚げる台に座らせて戴いた。

それにしても此処の親子は、そのお顔立ちが放つのか、二人とも僧侶の様な雰囲気を醸し出している。実に丁寧に説明されるのだが、自然とこちらの背筋もピンと伸び、「心して食す」と云う気持ちにさせてくれるのだ。
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お客様全員に懇切丁寧に素材や揚げ方の説明をされるのを眺めていると、本当に恐れ入る。これを数十年間続けているのだから、正に禅寺の僧侶の域に達しているかもしれない。

先ずはビールの小瓶を戴いて、お馴染みのサラダから始まる。
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紫蘇がアクセントとなり、胡麻だれも素晴らしい。よくかき混ぜて口へ運ぶと、あぁ、よこ田劇場の幕開けだ。

此処は天ぷらを戴く前に儀式がある。儀式といっても黒魔術ではナイ。
レモン塩を作るのだナ。

此処は天つゆの他にカレー塩、レモン塩、そして塩と四つの味わい方で天ぷらを堪能出来る。
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生レモンをたっぷりと搾り、そこに塩を小匙で3、4杯盛るのだ。

大将曰く、どんな食べ方をしても自由だが、天つゆはたっぷりの大根おろしを入れて、酒のつまみとして食べると良いと薦められる。これ、案外イケるのだネ。

先ずは才巻海老の頭から。香ばしく揚げており、天然の海老煎餅なのだナ。これは、最初のビールに持ってこいだ。カレー塩をちょいとつけると美味さが増す。

此処からは日本酒だ。福井の銘酒「黒龍」を戴いた。
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酒のつまみに息子さんから海老味噌を戴いた。これは、吞んべいには堪らない。

続いて、才巻海老だ。
絶妙な揚げ具合で海老そのものの味わいを存分に味わう事が出来る。
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そして、尻尾も香ばしく揚がっており、美味しく戴けた。この中と外のバランスは本当に不思議なのだナ。

そして、メゴチ。これも今が旬だネ。
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このメゴチ、天ぷらの為に生まれて来た様な魚かもしれない。他の食べ方で味わった記憶が無いなぁ。

お馴染みのベビーコーンの天ぷらだ。
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よこ田で初めて味わったが、本当に美味しい。これは、カレー塩で先ず食べて、レモン塩が良い。

続いて、椎茸海老しんじょう揚げ。
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撮影する前に食べてしまったので前回の写真。失礼!

こちらは、地鮎だネ。
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鮎は、餌にしている川海苔の風味と独特の苦味が酒に合うのだナ。
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鱚(キス)も天ぷらが美味い。

お次ぎは墨イカ。これももうそろそろ旬が終わる。
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このねっとり感が堪らないのだ。夏になったらアオリイカや剣先イカが出てくるネ。

旬も終わりが近づいている筍(たけのこ)は、出汁で下ごしらえをしてあるので、何も付けずそのまま食べる方が良い。とご主人に云われる。これまた写す前に口の中(苦笑)

アスパラガスも香りが良い。同じくスグにパクリ。

続いて、春を食す。
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たらの芽の天ぷらだ。

小柱の海苔巻きも撮影用に切ってくれた。
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このレア感を残した絶妙な揚げ方が素晴らしい。
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あぁ、至福の時だ。

此処で、京都の「桃の滴」を戴いた。
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これは、黒龍よりもあっさりしているので先に吞めば良かったかナ。

さぁ、お待ちかね穴子が揚がった。
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これもよこ田の自慢の一品だ。食感と香ばしさを同時に堪能出来る様にと、他の素材よりもわざと時間をかけて揚げているのだ。

ご主人「先ずは何も付けず、ガブリとやってくださいナ!」「ハイ、ではいきます!」と食らいつく。
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いやぁ、本当に美味しい。江戸前の穴子は煮ても美味いが、天ぷらでも最高だネ。レモン塩、塩、そして天つゆと色んな味を楽しんだ。
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茄子は、この色鮮やかな紺色を際立たせて揚げるのが実に難しいと聞いたことがある。茄子も天ぷらに欠かせない食材だネ。

腹も随分と膨れて来た。最後にもう一度、才巻海老が揚がる。
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最後は天つゆで戴くとしよう。

お漬け物でさっぱりと口の中をリフレッシュ!
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油の調合が良いのか、此処の天ぷらは胃もたれが全くない。

それどころか、まだまだイケる。まぁ、歳も歳なので追加はせずに我慢した。

〆の飯は、天茶にした。カミサンは、天丼にぜず、塩だけの「天ばら」をお願いしていた。本当は無いのだけれどネ。

天茶は茶漬けなので椀が付かないが、赤出しを出してくれた。
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汁もの好きとしては堪らなく嬉しい。
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さぁ、天茶がやって来た。
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かき揚げを崩し、山葵を溶いて、一気にサラサラと戴くのだナ。
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そして、ちゃっかりカミサンの天ばらも一口戴いた。こちらも美味い。

至福の時を過ごし、また一年無事に夫婦が続けられる様に頑張ろう。

最後にグレープフルーツシャーベットを戴いた。此処のデザートは果物そのものを食べている様だ。いや、果物以上かもしれない。前回の苺もスバラシイ味だったし、夏の桃のシャーベットも愉しみだ。

今回も素晴らしいお料理と酒をありがとうございました。感謝多謝!

気分良く麻布十番を後にして、目黒『権ノ助ハイボール』へと急いだのであった。
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さぁ、カミサンに乾杯!
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Commented by miyanocchi2 at 2012-04-26 23:48
不規則で決まりごとのない乾杯。
ゆるりゆるりですね、素敵です(^^)
by cafegent | 2012-04-26 16:32 | 食べる | Trackback | Comments(1)