東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/盛夏、小舟町の老舗で鰻を堪能!

暦の上では明日から立秋だが、どう考えたってまだまだ大暑だよネ。
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洗濯物もスグに乾きそうだが、この家の物干は飛び出しちゃってるネ。

七十二候では「涼風至」、すずかぜ、いたる頃。秋の涼風が立ち始める時季と云う訳だ。昨日雨が降って少しは涼しい風が吹くかと思ったが、夜になっても暑さが続いた。

先程人形町で打ち合わせが終わり路地裏を歩いていたら、割烹の軒先で打ち水をしている姿に出逢った。
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打ち水は実際に涼風を運んでくれるが、眺めているだけでも涼しい気持ちにさせてくれるのだナ。

小さな頃、我が家の近くには井戸が有り、夏でも汲み上げた水は冷たくて気持ちが良かった。
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タライに井戸水を張って西瓜やキュウリなどを冷やしたものだ。

暑さを凌ぐ行為がエアコンばかりになってしまい、涼しげな工夫が日常の生活風景から消えてしまったのはチト寂しいものでアル。
      ◇          ◇          ◇
人形町と云えば、先日仕事仲間と遅めの昼飯をとった。鰻割烹の老舗である小舟町の『高嶋家』さんにお邪魔した。昼時はいつも混んでいるため、時間をずらしたのだが正解だった。

小舟町って東京出身者でも「こふねちょう」と呼んでいる方が多いのだが、本当は「こぶなちょう」なのだナ。前に近くのお蕎麦屋さんで聴いたが、面倒くさいから「こふねちょう」と云われてもハイハイと答えているそうだ。

高嶋家の創業は明治8年、136年間注ぎ足しで守っているタレで実に丁寧に鰻を焼きあげる。
蒸し加減が絶妙なのか本当に口の中で溶ける様な上品な蒲焼きなのだ。
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ヱビスの樽生で喉の乾きを潤し、鰻が焼き上がるの待つ。このひと時もまた愉しいのだネ。

此処の鰻は「幻のうなぎ」と云われている共水うなぎを使用している。静岡県の大井川の南アルプス伏流水が限りなく天然に近い、うなぎを育てられるらしい。

夏になると週に一度はうなぎを欲する我が身にとっては、今年の高騰は懐に厳しいのだが、それでも食べたくなるのだから仕方が無い。

関東のふんわり柔らかな蒲焼きも好きだし、関西風の歯ごたえのある地焼きの蒲焼きも大好きでアル。日本橋界隈は証券取引所が在るから鰻屋も多い。皆景気のうなぎ登りに願を掛けているのだネ。

肝吸いと共に鰻重がやって来た。
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先ずは、蓋を開けてじっくりと匂いを嗅ぐのだナ。香ばしいタレと備長炭の焼き上がりを目と鼻で楽しむのだ。そして、一口鰻を口に運ぶ。

蒲焼きの深い味を堪能したら、山椒を振りかける。後は一気呵成に頬張るだけなのだネ。

蒲焼きのタレが沁みたご飯もまた美味い。米粒一つ一つ最後まで残さず綺麗に食べて鰻職人の方たちへの礼をつくすのだ。

あぁ、書いていたらまた鰻が食べたくなってきた。
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Commented by KaoruF at 2012-08-08 14:21 x
なんと、私も「こふねちょう」だと思っていましたよ!
日本橋界隈は身内がいないため、町名を漢字で見るだけで
適当に読んでいるのです。
余談ですが両国の「横網」も、越してきた時に
「横綱」と読み間違えました。ぶはは。
by cafegent | 2012-08-07 17:09 | 食べる | Trackback | Comments(1)